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【日本物流団体連合会】セキュリティ確保が課題/電子タグ活用の物流効率化実験

 日本物流団体連合会は、4月25日に開いた物流効率化委員会で、電子タグを活用した物流効率化の実証実験として実施した、中国輸入レーンと倉庫内作業における電子タグ(UHF帯)の活用実証実験について報告した。
 中国輸入レーンの実証実験では、輸入加工食品における安全かつ効率的な流通の実現と国産電子シールの活用を目的とた。対象貨物は鶏肉加工品で、現地加工工場(中国大連)、仕出港(大連港)、仕向港(横浜港)および営業倉庫までをフィールドとして、貨物に商品別の電子タグを貼付し電子シールと紐付けして、2国間(中国―日本)を横断したトレーサビリティの実現と、電子タグを利用した生産―流通プロセスの効率化に関する実験を行なった。
 実証実験の結果は?電子シール、タグの情報管理、制御を行うシステムについては、各読取ポイントで正常に封印がなされており、セキュリティ確保を確認?電子タグは、運用次第で100%の読取が可能な段階にきており、検品、仕分けなどの効率化が期待される。電子シールは、コンプライアンスと組み合わせて、税関における検査確率を下げるなどの方策が必要?電子シールと電子タグを紐付けた上でのコード変換が行えており、問題ないことを検証?各事業者のコンプライアンス(法令順守)に関して実地調査を行い、個々の事業者においては、総じてセキュリティが高いことが確認されたが、事業者の切れ目において、セキュリティを高める手段が必要であることを確認?電子シール・タグの導入にあたっては、各国政府間で通関上の扱いなど使用上のコンセンサスをとることが重要である、とした。
 今後の課題は?電子シールによるセキュリティ確保?電子タグ/電子シール等の導入に関しての各国間での税関業務の協調の仕組みの作成?国際港湾物流における電子タグ/電子シール等の利用可能性を調査?電子シールの読取ポイントと方法?不正開錠時の対応?国家間コンテナ情報ネットワークシステムの整備?国際物流におけるRFIDプラットフォームの機能検討、構築、整備など。
 倉庫内作業における電子タグ(UHF帯)の活用実証実験は、製品化が進められているUHF帯の電子タグおよび周辺機器の能力に関する性能実験を行い読取距離などの確認を行うとともに、実際の物流業務の場面を想定した電子タグの読取等に関する基礎実験を行うことにより、電子タグの活用に関する基礎データを収集した。