丸紅は6月をめどに、伊勢湾海運と中国広東省広州市に、外資100%の物流会社を設立する。
新会社は、国際フォワーディング業、物流センター業、道路運輸業を中心として運営する。物流センターについては、当初は借庫ベースでスタートし、将来的には自社倉庫の運営を計画している。
丸紅と伊勢湾海運は、新規に進出する自動車部品メーカーの物流を中心に、既進出メーカーの原材料と製品の物流もターゲットにした営業拠点を広州市に設け、海外物流ネットワークとの協働による国際一貫物流網の構築と、中国内の道路運輸業務のサービスを提供致する。
丸紅は、既に伊勢湾海運と上海で合弁の物流会社を運営し、華北地区の大連、天津、営口では同社の合弁物流会社、香港では同社の現地法人とアライアンスを組んでいる。両社で華南地区の広州市に営業拠点を設ける事で、中国沿海部を面でカバーする体制を構築する、としている。