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【三菱商事】来春に物流2子会社を統合/商社系物流会社では最大

 三菱商事は来年4月に、100%出資の物流子会社菱光ロジスティクスとエム・シー・トランスインターナショナルを合併し、総合物流会社を設立する。これまで主に国内での展開を図って来た菱光ロジの機能と、国際物流を中心として来たエム・シー・トランスの機能を統合し、市場のグローバル化に対応する総合物流会社として、国内外を問わずさまざまな顧客へ最適な物流ソリューションと質の高いサービスを提供する。
 社名は「三菱商事ロジスティクス株式会社」。資本金は10億1千万円で三菱商事が100%出資。社長には、菱光ロジとエム・シー・トランスの若松紀久雄社長が就任する。
 合併する両社合計の04年度実績は、売上高448億円、経常利益32億円。新会社発足時点の総合商社系物流会社としては最大規模となる。総合商社系物流会社の特性を更に活かして、物流現場での機能の充実を図る一方、金融的手法や情報技術を盛り込み、新しいトータルロジスティクス・ソリューション会社として10年には売上高1千億円、経常利益50億円の事業規模を目指す。
 三菱商事は、ことし3月に日本通運と中国国内全域での物流サービスの共同展開について資本・業務提携を行うことで合意。9月に「日通エム・シー中国投資株式会社」を設立したが、今回の新会社設立は、これに引き続き同社物流事業強化策の第二弾として行う。
 アジア、中国、欧州、米国を広くカバーする国際・国内のシームレスな一貫輸送体制を整備し、情報も含めたきめの細かいサービスにより、サプライ・チェーン・マネジメントなど高度化する顧客のニーズに幅広く対応。「総合商社系物流会社の強みを活かした物流REIT関連事業やICタグ技術を駆使した新しい物流の尖兵として、グローバルでプロアクティブな事業展開を実現する」としている。