日経BP企画
*ボス、在庫が大変です!*
SCM(サプライチェーン管理)を題材にした小説。電気機器メーカーでサプライチェーンの効率化に取り組んだ著者が、自身の経験を基に製品と部品の需給調整の実態を生々しく描く。SCMを推進する企業が直面しやすい問題や、解決に向けて考慮すべきポイントを理解できる。
著者は後書きで、「エリヤフ・ゴールドラット氏の『ザ・ゴール』に触発されて、本書を執筆した」と記している。一般のSCM関連書籍があまり触れていない、現場の苦労に踏み込んでいる点は好感が持てる。
(日経コンピュータ2003/1/13Copyrightc2001日経BP企画..Allrightsreserved.)
内容(「BOOK」データベースより)
業績改善の命を受け、マレーシア工場に赴任した加山邦彦を待ち受けていたのは、前任者の射るような視線と部品在庫の山だった。しかも在庫が増える一方で、部品不足による製造ラインの停止も頻発する。そして東京の本社から来るものは、たび重なる生産変更の要求と予算達成への圧力。いま、やるべきことは何か?人種の枠を越えたスタッフの協力を得て、邦彦の挑戦が始まった!海外工場を舞台に、生産管理の理想を追求する男を描く、体験的ビジネス小説。