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会議革命

会議革命

斎藤 孝

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内容

世界で最もグータラ(非効率)な会議は裁判である――と僕は長いこと思ってきたのだが、その裁判がいま変わりつつある。

ただただ書面を提出するために、原告と被告が裁判官の鎮座するダダッ広い法廷に顔を出すということがめっぽう少なくなり、書面の提出だけならファクスでやり取りが済むようになった。遠くの裁判所まで出向かずとも、電話会議で手続きを進められるし、証人が遠方の場合、最寄りの裁判所に出頭してもらい、テレビで尋問ができるようになった。

裁判所というところが、ようやくもめ事を解決するサービス機関なのだと自覚したために起こった大変化である。

どうやって会議の効率をあげるかは、ビジネスの世界で会議会議と押しまくられている本誌の読者にとっても、競争で優位に立つための絶対条件。気になるところであるはずだ。

その答えを提示しているのが本書だ。『声に出して読みたい日本語』でビッグヒットを飛ばした齋藤孝氏が、究極の会議スタイルを披露。すでに様々の企業が実験して成果をあげている方法だという。「アイデアを出さないくせに、人の意見にネガティブなコメントばかりする人がいる」「宮中御前会議のように役職順に座る慣習になっている」など、本書冒頭に掲げられた危険な徴候を呈している企業には、早速実践してみるようお勧めする。

革命的会議メソッドの中核は、マッピング・コミュニケーション。これは「直角二等辺三角形をつくる」という会議参加者のポジショニングが前提となっている。この方法には僕も全く賛成で、実際に手強い相手と交渉する時に、昔からこの直角二等辺三角形のポジショニングを利用している。

「えっ何だい、そいつは」と興味の沸いた人は、この欄だけ読んですまそうなどというケチな考えを捨て、本書を手にとって読んで頂きたい。写真も多数使った解説は実にわかりやすい。

(弁護士 木村晋介)
(日経ベンチャー 2002/12/01 Copyrightc2001 日経BP企画..All rights reserved.)

目次

第1部 会議革命を起こす十の法則(とにかくアイディアを出す
「結果の出やすい」テーマ設定をする
三色に色分けして、聞く・話す
インスパイア・アイテムを用意する
身体のモードを切り替える
他人の脳ミソを使う
ホワイトボードに書き込む
スポーツ感覚で臨む
全員の顔がみえる位置に座る
何かを決めてから会議を終える)
第2部 会議革命(ポジショニング
キーワードシート
マッピング・コミュニケーション)

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