ブックレビュー社
自己改革で成長する企業を範として,新しい時代の新しい価値観とは何かを検証する
日本および日本企業が戦後築き上げてきた価値観が崩れ去ろうしている。いや,すでに崩壊した部分の方が大きいかもしれない。効率的な生産システムやそれを支える終身雇用制度,企業間の株式の持ち合い......。日本や世界のリーディングカンパニーがどのような経営革新に取り組んでいるかを取材し,「新しい時代の新しい価値観とは何か」という大きなテーマをさまざまな角度から論じた書である。企業の現場取材だけでなく,各章には,鈴木敏文イトーヨーカ堂グループ代表や出井伸之ソニー社長など,自己革新して成長を続ける企業トップへのインタビューを掲載している。
本書では,こうした成長企業を「異端」と位置づけている。初めは誰も気にとめなかった考え方・行動・様式が,いずれは大きな潮流となって社会を変えていく,つまり真の革新は「異端」から生まれるというわけだ。最終章は,「データで見る新しい会社」と題して,優良企業ランキングやMVAランキング,社長100人アンケートなども掲載している。 (ブックレビュー社)
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内容(「BOOK」データベースより)
二期連続赤字なら「社内倒産」、ドラスティックな業態転換、ネット上での製品開発―。過去の成功体験を捨てることから始まった経営革命を検証、21世紀型企業のヒントを探る。
第1部 胎動する経営革命(もっと前へ
企業人の自立
欧米、最強への挑戦
国を変える
リスクと生きる)
第2部 二十一世紀型企業とは(トヨタの挑戦
ソニー経営の本質
「京阪バレー」高収益の秘密
新しい会社の形
私はこう考える
データで見る「新しい会社」)