日経BP企画
追われ者 こうしてボクは上場企業社長の座を追い落とされた
こうしてボクは上場企業社長の座を
追い落とされた
元クレイフィッシュ社長の松島 庸氏が,自ら創業したベンチャー企業を史上最年少で上場させた末,「社内クーデターによって」社長の座を追われるまでの顛末と反省を書きつづったビジネス書。「事実は小説より奇なり」を地でいく内容である。"未熟さ"と"冷静さ"を併せ持った著者のキャラクタが浮かび上がってくる。
若者たちが肩を寄せ合い起業したベンチャーが世間の荒波と戦いながら成長していく過程や,出資元の光通信の業績悪化とともに急坂を転げ落ちていく様子を巧みな文章で描写している。
ただし「満足に調査もせず」に,光通信の出資を受け入れたことを,「若さゆえの過ち」と見るかどうかは,読者によって判断が分かれるだろう。
天国と地獄
仕組み、を作らなきゃ駄目なんだ
お金は、出してあげるよ
そして、光通信がやってきた
光通信と提携しよう
さらば黒字経営
最初の裏切り
上場準備
迷走
ヒカリモノは腹をこわす
アメリかで訴えられる
さよなら、光通信
起死回生
時限爆弾
脅迫
自爆テロ
光通信との戦い
最後通告
反撃
エピローグ「占領」