ｴﾐﾚｰﾂｽｶｲｶｰｺﾞ／旅客機を利用した緊急貨物輸送開始から1年､約5,900万回分の新型ｺﾛﾅｳｲﾙｽﾜｸﾁﾝを世界中へ輸送｜物流ﾆｭｰｽ

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■ｴﾐﾚｰﾂｽｶｲｶｰｺﾞ／旅客機を利用した緊急貨物輸送開始から1年､約5,900万回分の新型ｺﾛﾅｳｲﾙｽﾜｸﾁﾝを世界中へ輸送

ｴﾐﾚｰﾂｽｶｲｶｰｺﾞ､旅客機を利用した緊急貨物輸送開始から1年*
約5,900万回分の新型ｺﾛﾅｳｲﾙｽﾜｸﾁﾝを世界中へ輸送

ﾎﾞｰｲﾝｸﾞ777-300ER型旅客機の座席と客室内ｵｰﾊﾞｰﾍｯﾄﾞﾋﾞﾝに貨物を搭載し､1年間で3,100便以上を運航
客席80万分以上に相当する11,000ﾄﾝ以上の貨物を座席とｵｰﾊﾞｰﾍｯﾄﾞﾋﾞﾝで輸送
世界中で投与された新型ｺﾛﾅｳｲﾙｽﾜｸﾁﾝの20本に１本が､ｴﾐﾚｰﾂ航空の航空機でﾄﾞﾊﾞｲを経由

ｴﾐﾚｰﾂｽｶｲｶｰｺﾞは､ﾎﾞｰｲﾝｸﾞ777-300ER型旅客機の座席および客室内ｵｰﾊﾞｰﾍｯﾄﾞﾋﾞﾝ（座席上の荷物棚）に､緊急に必要とされるPPE（医療用個人防護用具）､関連物資やその他重要な貨物の搭載を開始してから1年を迎えました｡2020年4月下旬､新型ｺﾛﾅｳｲﾙｽによる世界的なﾊﾟﾝﾃﾞﾐｯｸ第1波の中､ｴﾐﾚｰﾂ航空の貨物部門はPPEの緊急輸送需要に応えるため､運航ﾓﾃﾞﾙを調整し､機内の座席とｵｰﾊﾞｰﾍｯﾄﾞﾋﾞﾝに厳選された商品を積み込み､緊急貨物を搭載できる追加ｽﾍﾟｰｽを確保しました｡この１年間で､ｴﾐﾚｰﾂｽｶｲｶｰｺﾞは座席と客室内ｵｰﾊﾞｰﾍｯﾄﾞﾋﾞﾝに貨物を搭載したﾌﾗｲﾄを3,100便以上運航しており､客席80万分の貨物に相当する11,000ﾄﾝ以上の重要な貨物を輸送しました｡現在も､PPEやその他貨物の機内輸送の需要は途絶えません｡ｴﾐﾚｰﾂｽｶｲｶｰｺﾞは､旅客機の座席やｵｰﾊﾞｰﾍｯﾄﾞﾋﾞﾝに安全に貨物を積み込むために､安全ﾘｽｸ評価を迅速に行い､ﾄﾞﾊﾞｲのﾁｰﾑとｴﾐﾚｰﾂｽｶｲｶｰｺﾞのﾈｯﾄﾜｰｸ基地のｸﾞﾗﾝﾄﾞﾊﾝﾄﾞﾘﾝｸﾞﾊﾟｰﾄﾅｰの両方に､最も効果的で安全な方法で貨物を客室内に積み込み､固定する方法を指示する一連の作業過程を作成しました｡またｸﾞﾛｰﾊﾞﾙﾁｰﾑが機内での最適な積載量を計算できるｽﾏｰﾄｶﾘｷｭﾚｰﾀｰ（計算機ｱﾌﾟﾘ）も開発しました｡PPEやその他の医療用品は､旅客機の座席やｵｰﾊﾞｰﾍｯﾄﾞﾋﾞﾝで輸送される最も一般的な貨物となっています｡これらの品目は性質上､個々の箱を小さくできるため､客室内での取り扱いや積み込みが容易になります｡その他､衣類､乾燥食品､歯科用品､ｽﾎﾟｰﾂ用品などの一般貨物も座席に搭載されています｡ｴﾐﾚｰﾂｽｶｲｶｰｺﾞは､新型ｺﾛﾅｳｲﾙｽのﾊﾟﾝﾃﾞﾐｯｸの際にも､迅速かつ柔軟な対応と､顧客との緊密な連携により､緊急に必要な商品や物資を世界に供給する重要な役割を果たしてきました｡現在ｴﾐﾚｰﾂｽｶｲｶｰｺﾞは､定期貨物便で世界6大陸135以上の都市を結んでいます｡世界各地の政府や保健機関は､大規模な新型ｺﾛﾅｳｲﾙｽﾜｸﾁﾝの配布を通じて､地域社会を新型ｺﾛﾅｳｲﾙｽ感染症から守る取り組みを強化しており､10億回分以上*のﾜｸﾁﾝが全世界へ投与されたと推定されています｡世界中で投与された新型ｺﾛﾅｳｲﾙｽﾜｸﾁﾝの20回に1回は､ﾄﾞﾊﾞｲを経由し､ｴﾐﾚｰﾂ航空の航空機で輸送されています｡ｴﾐﾚｰﾂｽｶｲｶｰｺﾞは､6種類の新型ｺﾛﾅｳｲﾙｽﾜｸﾁﾝ約5,900万本分を世界中の50都市以上に輸送しました｡ｴﾐﾚｰﾂｽｶｲｶｰｺﾞは､ﾄﾞﾊﾞｲのﾊﾌﾞ空港にEUの適正流通基準（GDP）認証を受けたﾜｸﾁﾝ専用施設を設置しており､新型ｺﾛﾅｳｲﾙｽﾜｸﾁﾝを製造拠点から世界６大陸を結ぶ広範なﾈｯﾄﾜｰｸまで保管･輸送を行なっています｡ｴﾐﾚｰﾂｽｶｲｶｰｺﾞは､最新のﾜｲﾄﾞﾎﾞﾃﾞｨ機､そしてﾜｸﾁﾝ専用ｺﾝﾃﾅとｸｰﾙﾄﾞｰﾘｰ（航空機と貨物ﾀｰﾐﾅﾙ間の輸送中の温度管理に使用）等の革新的な設備を用いて､2020年10月以降に世界中で投与される新型ｺﾛﾅｳｲﾙｽﾜｸﾁﾝの約５％を安全かつ迅速に届けることができました｡ｴﾐﾚｰﾂｽｶｲｶｰｺﾞは､温度変化に敏感な医薬品やﾜｸﾁﾝの航空輸送における世界的なﾘｰﾀﾞｰです｡毎日200ﾄﾝ以上の医薬品がｴﾐﾚｰﾂ航空の航空機で世界各地に輸送され､世界のｺﾐｭﾆﾃｨに治療法を提供しています｡温度変化に敏感な医薬品は､専用施設『ｴﾐﾚｰﾂ･ｽｶｲﾌｧｰﾏ』を活用して安全かつ効率的に運んでいます｡また､ｴﾐﾚｰﾂｽｶｲｶｰｺﾞは低温流通保護を強化するための『ﾌｧｰﾏ･ｺﾘﾄﾞｰ･ﾌﾟﾛｸﾞﾗﾑ』の一環として､世界30都市以上のｸﾞﾗﾝﾄﾞﾊﾝﾄﾞﾘﾝｸﾞﾊﾟｰﾄﾅｰと緊密に協力し､出発地から目的地までの温度管理を徹底しています｡*改造型ﾎﾞｰｲﾝｸﾞ777-300ER型旅客機のﾌﾛｱﾛｰﾃﾞｨﾝｸﾞｽﾍﾟｰｽ（床部分）に積まれた貨物は含まれません｡ｴﾐﾚｰﾂについてｴﾐﾚｰﾂ航空は2002年に日本への就航を開始しました｡成田国際空港や関西国際空港からﾄﾞﾊﾞｲまで､最も快適な空の旅を提供しています｡ｴﾐﾚｰﾂ航空はその商品やｻｰﾋﾞｽが評価され､世界のｱﾜｰﾄﾞの数々を受賞しており､今年のﾜｰﾙﾄﾞ･ﾄﾗﾍﾞﾙ･ｱﾜｰﾄﾞでは｢ﾘｰﾃﾞｨﾝｸﾞ･ｴｺﾉﾐｰｸﾗｽ｣｢ｴｱﾗｲﾝ･ﾘﾜｰﾄﾞ･ﾌﾟﾛｸﾞﾗﾑ｣｢ﾋﾞｼﾞﾈｽｸﾗｽ空港ﾗｳﾝｼﾞ｣の3部門で受賞しています｡