宇部ｴｸｼﾓ／中空構造板｢ｼﾝｸﾞﾙｺｰ｣のﾄﾗｯｸ架装内装材へ展開｜物流ﾆｭｰｽ

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■宇部ｴｸｼﾓ／中空構造板｢ｼﾝｸﾞﾙｺｰ｣のﾄﾗｯｸ架装内装材へ展開

中空構造板｢ｼﾝｸﾞﾙｺｰﾝ(R)｣のﾄﾗｯｸ架装内装材への展開について
　
　宇部ｴｸｼﾓ株式会社（社長：小塚健次）は､独自開発した３層ﾎﾟﾘﾌﾟﾛﾋﾟﾚﾝ製中空構造板（商品名：｢ｼﾝｸﾞﾙｺｰﾝ(R)｣）のﾄﾗｯｸ架装内装材用途への展開を加速させている｡
　｢ｼﾝｸﾞﾙｺｰﾝ(R)｣は､４層ﾎﾟﾘﾌﾟﾛﾋﾟﾚﾝ製中空構造板｢ﾂｲﾝｺｰﾝ(R)｣の派生商品で､円錐台形状の山が千鳥格子に配置されたｴﾝﾎﾞｽ状ﾎﾟﾘﾌﾟﾛﾋﾟﾚﾝ製ｼｰﾄ（商品名：｢ｺｱｺｰﾝ(R)｣）１枚を中間体として､その両面にﾌﾗｯﾄなﾎﾟﾘﾌﾟﾛﾋﾟﾚﾝ製ｼｰﾄを貼り合せた独自形状の３層中空ﾊﾆｶﾑ構造板である｡
　｢ｼﾝｸﾞﾙｺｰﾝ(R)｣は､｢ﾂｲﾝｺｰﾝ(R)｣同様に軽量で圧縮性能に優れ､かつ剛性があるため､物流資材､自動車内装材などの用途で採用が拡大している｡
　従来､ﾄﾗｯｸ架装内装材には､合板が使用されることが多かったが､軽量化によりﾄﾗｯｸの積載重量を増やし､燃費向上にも結びつくことから､ﾕｰｻﾞｰである物流業者から架装内装材の軽量化ﾆｰｽﾞが高まっている｡｢ｼﾝｸﾞﾙｺｰﾝ(R)｣は､合板と比較して単位面積当たりの重量が１／４と軽量で､またｶﾋﾞの発生を抑え､架装内を清潔に保てることから､昨今ﾄﾗｯｸ架装内装材として注目を浴びている｡現在､大手架装ﾒｰｶｰで試験運用を実施しているが､施工の際も合板のように色合せをする必要がなく､作業性が向上していると好評を得ている｡
　｢ｼﾝｸﾞﾙｺｰﾝ(R)｣は､ﾄﾗｯｸ架装内装材向けとしての多様な架装条件に対応するべく品揃えを進めているが､当面は白色で単位当たり重量1,500ｇ/m2､850ｇ/m2の２品種をﾗｲﾝﾅｯﾌﾟして展開を加速させている