伏木海陸運送／経常利益は前年比４８･４％増（平成25年6月期決算短信〔日本基準〕（連結））｜物流ﾆｭｰｽ

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■伏木海陸運送／経常利益は前年比４８･４％増（平成25年6月期決算短信〔日本基準〕（連結））

平成25年6月期決算短信〔日本基準〕（連結）
単位･百万円
　　　　　　　　売上高　　　　　営業利益　　　経常利益　　　四半期純利益
25年6月期　12,396 19.2 　　412 60.4 　　　380 48.4 　　324 70.624年6月期　10,402 △1.3 　256 △53.6 　256 △48.3 　190 △6.8
（略）
（１）経営成績に関する分析
当連結会計年度におけるわが国経済は､欧州の財政･金融不安および中国など新興国の成長鈍化による世界経済の悪化により､上半期は足踏み状態となりましたが､昨年末の政権交代以降､自由民主党による経済政策への期待感から円安基調･株価の回復等明るい兆しが見られました｡このような事業環境のなか､当社企業ｸﾞﾙｰﾌﾟは積極的な営業展開を図り､同時に､ｺｽﾄ管理の徹底とｸﾞﾙｰﾌﾟ間の業務の効率化を推し進めてまいりました｡また､山口ﾆｯﾄ株式会社を平成２４年１０月２日に連結子会社としたことに伴い､繊維製品製造業を報告ｾｸﾞﾒﾝﾄに追加し､負ののれん発生益を特別利益に計上いたしました｡この結果､当期連結会計年度の売上高は１２３億９千６百万円（前年同期比１９億９千３百万円､１９．２％の増収）､営業利益４億１千２百万円（前年同期比１億５千５百万円､６０．４％の増益）､経常利益３億８千万円（前年同期比１億２千４百万円､４８．４％の増益）､当期純利益３億２千４百万円（前年同期比１億３千４百万円､７０．６％の増益）となりました｡
事業の種類別ｾｸﾞﾒﾝﾄの業績は次のとおりです｡[港運事業]港運事業の売上は､経済活動の停滞に伴い荷動の減少が続いたのち､新政権の経済対策とともに回復基調となり､５３億５千３百万円（前年同期比０．７％増）､ｾｸﾞﾒﾝﾄ利益はｺｽﾄ削減により４億４千９百万円（同８９．７％増）となりました｡主な輸移入貨物は､ｳｯﾄﾞﾁｯﾌﾟ､石炭､ｺﾝﾃﾅ貨物､ｵｲﾙｺｰｸｽ､工業塩､原木･製材､ｱﾙﾐ地金､鋼材等であります｡輸移出貨物は､韓国､中国､東南ｱｼﾞｱ向けｺﾝﾃﾅ貨物とﾛｼｱ向け自動車･雑貨等であります｡
[陸運事業]陸運事業の売上は､地元製造業の減産などにより､３２億１千万円（前年同期比１０．７％減）､ｾｸﾞﾒﾝﾄ利益は､軽油の使用量減少等により２千９百万円（同１８．５％増）となりました｡主な輸送貨物はｳｯﾄﾞﾁｯﾌﾟ､海上ｺﾝﾃﾅ､石炭､ｱﾙﾐ地金､工業塩､ｸﾛｰﾑ鉱石､石油製品､ｾﾒﾝﾄ製品､JRｺﾝﾃﾅ等であります｡
[倉庫業]倉庫業は港運貨物の取扱い減少に伴い､売上は３億１百万円（前年同期比３．０％減）ｵｲﾙｺｰｸｽ､巻取紙､製材･集成材､化学薬品､合金鉄､その他の輸出入品であります｡
[不動産貸付業]不動産貸付業の売上は､売上３億５千２百万円（前年同期比５．２％減）､ｾｸﾞﾒﾝﾄ利益は１億２千８百万円（同３０．０％減）となりました｡これは富山市内における新たな賃貸物件取得にかかる費用が先行しているためと､東京五反田の賃貸物件が老朽化したため､建て替えることになり賃貸収入が減少したためです｡
[繊維製品製造業]当第２四半期会計期間から新たにｾｸﾞﾒﾝﾄに加わった繊維製品製造業の売上は､２３億１千２百万円､ｾｸﾞﾒﾝﾄ損失は４百万円となりました｡中国向け自動車生産の低迷により営業損失となりましたが､現在は回復基調となっております｡

[その他]その他の売上は､１５億１千１百万円（前年同期比４．０％減）､ｾｸﾞﾒﾝﾄ利益は３千４百万円（同１０．８％減）となりました｡これは主に繊維製品卸売業の減収によるものです｡
（次期の見通し）次期の見通しにつきましては､円安･株高を背景とする経済の回復基調から､主力の港運事業は底堅い動きが続くものと予想しております｡また､９６期の第２四半期から子会社になった山口ﾆｯﾄ株式会社の売上げが通期で寄与するため､増収を予想しております｡一方で､山口ﾆｯﾄ株式会社の連結子会社化に伴う特別利益"負ののれん"償却益２億５千万円がなくなることから減益となる見込みであります｡このような状況をふまえ､平成２６年６月期の当社企業ｸﾞﾙｰﾌﾟの業績見通しは次の通りであります｡
連結売上高１３，０００百万円（平成２５年６月期比４．９％増）連結営業利益４２０百万円（平成２５年６月期比１．９％増）連結経常利益３５０百万円（平成２５年６月期比７．９％減）連結当期純利益１６０百万円（平成２５年６月期比５０．６％減）