名鉄運輸／経常利益は前年比２･４％増（平成25年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)）｜物流ﾆｭｰｽ

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■名鉄運輸／経常利益は前年比２･４％増（平成25年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)）

平成25年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
単位･百万円
　　　　　　　　　　　　　　　　売上高　　　　営業利益　経常利益　四半期純利益
25年3月期第1四半期　23,301 11.4 　　750 △0.4 　802 2.4 　451 38.524年3月期第1四半期　20,914 △0.3　 753 △1.4 　783 3.7　 325 ―
（略）
（１）連結経営成績に関する定性的情報
当第１四半期連結累計期間におけるわが国経済は､欧州債務危機の再燃や海外経済の減速傾向の顕在化､為替の円高回帰､原油価格の高騰など､先行き不透明感が漂う中､｢東日本大震災｣後の厳しい状況からの復興需要やｴｺｶｰ補助金などの政策効果により､緩やかながらも回復傾向で推移しました｡物流業界におきましても､このような状況を反映し､貨物量は震災の影響による大幅減の反動による増加や復興需要などを受けて､わずかに増加に転じましたが､景気の不透明感などにより､お客様からの物流ｺｽﾄ削減要請は一層強まりました｡また､同業者間の競争は激化し､さらに燃料単価は高止まりするなど厳しい状況でありました｡当社ｸﾞﾙｰﾌﾟでは､このような状況に対処してｸﾞﾙｰﾌﾟ共同で､統一した営業行動がとれるよう､定期的にｸﾞﾙｰﾌﾟ営業責任者会議を開催し､営業情報の共有化による営業戦略の立案とその実施に取り組みました｡また､営業ﾏﾝの増員を行うとともに､質的な向上をめざした営業ﾏﾝ教育も引き続き実施いたしました｡一方､｢品質とｻｰﾋﾞｽの名鉄運輸｣として､お客様が当社ｸﾞﾙｰﾌﾟに対し安心して荷物をお預けいただけるよう輸送品質の向上に取り組みました｡荷物事故の撲滅等の指導をさらに強化し効果をあげるとともに､貨物量に応じた運行系統となるよう見直しを行いました｡また､運行便のﾀﾞｲﾔ運行に取り組み､確実に荷物をお届けできるよう配送網の整備とｸﾞﾙｰﾌﾟ間で重複する配送ｴﾘｱの見直しにも取り組みました｡以上の結果､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟの当第１四半期連結累計期間における売上高は､昨年10月に四国名鉄運輸㈱とその子会社５社を連結子会社化した効果もあって､前年同四半期比11.4％増の23,301百万円となりましたが､前年の震災による救援物資輸送などの特需の剥落がありましたので､営業利益は前年同四半期比0.4％減の750百万円を確保するに止まりました｡経常利益は､前年同四半期比2.4％増の802百万円となり､特別損益の改善等もありましたので四半期純利益は､前年同四半期比38.5％増の451百万円となりました｡
当第１四半期連結累計期間におけるｾｸﾞﾒﾝﾄの業績は次のとおりであります｡（貨物自動車運送事業）貨物自動車運送事業における｢路線事業｣では､運賃単価の下落が続く中､積極的な営業による取り扱い貨物量の増加により､収入を確保することができました｡｢区域事業｣では主力のお客様の低迷により収入は悪化､｢引越事業｣では､同業者との相見積もりによる競争が激化する中､収入は低迷しました｡以上の結果､四国名鉄運輸㈱とその子会社５社を連結子会社化した効果もあって､売上高は前年同四半期比13.0％増の19,861百万円となりました｡
（航空利用運送事業）航空利用運送事業では､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟとの共同配送による効率化を推進するために営業拠点の統廃合を進めた一方で､四国名鉄運輸㈱の航空部門が加わった効果もあり､売上高は前年同四半期比6.3％増の2,007百万円となりました｡

（流通事業）流通事業では､お客様である飲料ﾒｰｶｰや日用雑貨ﾒｰｶｰの荷動きは好調でしたが､精密機器ﾒｰｶｰが円高の影響に伴い国内製産を縮小し海外移転を進めたため､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟの請負業務が縮小したことなどにより､売上高は前年同四半期比2.0％減の1,402百万円となりました｡
（その他）その他の事業では､遊休資産の有効活用に引き続き努めた結果､売上高は前年同四半期比32.6％増の31百万円となりました｡
（略）