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■日本郵船/グループ会社のNYKグローバルバルク、石巻港の復興祝い船上懇親会
石巻港の復興祝い船上懇親会―新荷役機械設置で荷揚げ能力は震災前レベルに―
2012年7月19日


本船「NEW PRIDE」前にて  写真前列右から4番目:亀山石巻市長


当社グループのNYKグローバルバルク株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:阿部隆)は7月18日、東日本大震災で大きな被害を受けた宮城県の石巻港日和7号岸壁に新たに機械式アンローダー(荷役機械)が導入されたことを祝して、荷役中の5万8千トン型ばら積み船「NEW PRIDE」の船内に地元関係者の方々をお招きし、同港のさらなる復興と発展を祈念する船上懇親会を開催しました。

同岸壁に設置されていた空気搬送によるニューマ式アンローダー3基の内2基が震災で海中に転落し、荷揚げ能力が低下していました。今回設置された機械式アンローダーは、従来式の2基分に相当する1時間あたり400トンの荷揚げ能力があり、1日あたりの荷揚げ能力は震災前の状態に戻る見込みで、石巻港における港湾設備の復興が進んだといえます。



船上での懇親会にて  花束を受け取られる亀山石巻市長

船上懇親会には、亀山石巻市長、宮城県港湾課石川課長、石巻埠頭サイロ渇H田代表取締役社長、全農畜産生産部川崎次長をはじめ多数の関係者が出席しました。

NYKグローバルバルクの常務取締役の野瀬素之は「今般、新アンローダーが稼動するということは本当におめでたいことで、ここにいたるまで多大な努力をされた関係者の方々には心より敬意を表します。日本郵船グループでは、冷凍コンテナの寄贈や陸前高田でのボランティア活動などの復興支援を継続して行っていますが、やはり本業である"モノはこび"というところで、経済の復興に影ながらお役に立ちたいと願っています。今後も日本の船会社の務めと自覚を持って取り組んで参ります。」と述べました。また、亀山紘石巻市長から「震災の影響で飼料供給が滞り、一時は東北の家畜がお腹を空かせて本当に大変な思いをしました。石巻に立地している飼料メーカーの方々が積極的に畜産農家へ飼料を供給していただき、何とか畜産農家は立ち上がることが出来ました。東北の畜産の発展は石巻港の発展なくしてありえないと考えておりますので、今後塩釜・松島港との一体化を進め宮城の経済を支えると共に、石巻の企業で連携して港を復興に導いていきたいです。」とのお言葉を頂きました。

「NEW PRIDE」は、新アンローダーの本格稼動後に入港する初の大型船で、米国ニューオーリーンズ港から全国農業協同組合連合会様向けの飼料穀物(とうもろこし、大豆など)約4万9千トンを輸送し、うち約3万トンが石巻港で揚げられました。

当社グループは、今後も安定的な飼料穀物輸送により被災地の復興と安定した食料生産に貢献していきます。

<本船概要>
全長:    189.99メートル
全幅:    32.26 メートル
総トン数:  32,379 トン
載貨重量トン:58,761トン
船籍:    パナマ
建造年:   2009年
積荷:    穀物 約4万9千トン
以上


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