ｱｻｶﾞﾐ／売上高は前年比1･5％減､経常利益は前年比3･6％増（平成24年3月期決算短信〔日本基準〕（連結））｜物流ﾆｭｰｽ

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■ｱｻｶﾞﾐ／売上高は前年比1･5％減､経常利益は前年比3･6％増（平成24年3月期決算短信〔日本基準〕（連結））

平成24年3月期決算短信〔日本基準〕（連結）
単位･百万円
　　　　　　　　　売上高　　　　　営業利益　　　経常利益　　　当期純利益24年3月期　42,672 △1.5 　1,356 △0.8 　1,023 3.6 　　　293 374.823年3月期　43,335 △2.7 　1,366 △35.1　 988 △38.1　 61 △92.5
（略）
①当期の経営成績当連結会計年度におけるわが国経済は､震災復興需要により､生産をほぼ震災前の水準にもどし､企業設備投資や雇用情勢に緩やかな回復傾向がみられたものの､民間需要主導の自律的な回復には至らず､米国向けに回復の動きがあった輸出も全体では前期比ﾏｲﾅｽが続くなど依然として厳しい年度となりました｡こうした経済情勢の中､当社を取巻く経営環境は､物流業界では港湾運送において若干の前期比ﾌﾟﾗｽ傾向がみられたものの本格的な回復の兆しはなく､倉庫､ﾄﾗｯｸ運送においても足踏み状態が続いております｡新聞印刷業界では発行部数の減少により､また､印刷業界全体でも震災の影響が続くなど厳しい状況が続いております｡このような経営環境に対応すべく､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟは､原点である経営理念の｢顧客に対する最高のｻｰﾋﾞｽ｣､｢適正利潤の追求｣､｢眞に働きがいのある会社｣に立ち返り､保有資産のﾌﾙ稼働､ｺｽﾄ管理の徹底､安全管理の強化､また､職場の雰囲気改善などの取組みを行って参りました｡この結果､当連結会計年度の売上高は42,672百万円（前年同期比1.5％減）､営業利益は1,356百万円（前年同期比0.8％減）､経常利益は1,023百万円（前年同期比3.6％増）となりました｡また､特別利益として違約金収入100百万円､受取補償金107百万円､保険解約返戻金170百万円を計上する一方､特別損失に災害による損失46百万円を計上したことに加え､法人税率の引下げ等にともなう繰延税金資産の取崩による法人税等調整額の増加により､当期純利益は293百万円（前年同期比374.8％増）となりました｡
ｾｸﾞﾒﾝﾄ別の業績は次のとおりであります｡（物流事業）当事業のうち､倉庫部門につきましては､物流ｾﾝﾀｰの取扱量が減少し､売上高は2,478百万円（前年同期比15.1％減）となりました｡港湾ﾌｫﾜｰﾃﾞｨﾝｸﾞ部門につきましては､原発事故にともなう放射能の影響で輸出貨物量の減少があったものの､その後､輸出貨物における荷動きも着実に回復したことにより増加し､売上高は6,331百万円（前年同期比9.3％増）となりました｡運輸部門につきましては､地震により被災した事業所における減収や福島原発事故による電力供給量の制限によって輸送需要が減少し､売上高は10,632百万円（前年同期比3.7％減）となりました｡３ＰＬ（ｻｰﾄﾞﾊﾟｰﾃｨｰﾛｼﾞｽﾃｨｸｽ）部門につきましては､前年同期並みに推移し､売上高は1,414百万円（前年同期比0.4％増）となりました｡この結果､当事業の売上高は20,857百万円（前年同期比1.5％減）､ｾｸﾞﾒﾝﾄ利益は1,560百万円（前年同期比5.8％増）となりました｡
（不動産事業）当事業につきましては､賃貸物件の料金改定などにより､売上高は3,557百万円（前年同期比4.6％増）､ｾｸﾞﾒﾝﾄ利益は1,494百万円（前年同期比2.6％増）となりました｡
（印刷事業）当事業につきましては､婚礼部門について商品単価の上昇がみられるものの震災影響による受託件数の落ち込みがあり､また年賀部門について名入れ印刷の受託件数が過去最高水準となった一方､ﾊﾟｯｸ商品の販売数が減少したことにより､売上高は19,295百万円（前年同期比2.6％減）､ｾｸﾞﾒﾝﾄ利益は163百万円（前年同期比58.9％減）となりました｡
（その他）当事業につきましては､建築工事関連において､震災後の復旧工事の受注増加やｸﾞﾙｰﾌﾟ内の取引となりますが人材派遣事業の新たな収益が増加し､売上高は1,180百万円（前年同期比76.7％増）､ｾｸﾞﾒﾝﾄ利益は41百万円（前年同期比103.2％増）となりました｡

②次期の見通し今後のわが国経済の見通しにつきましては､震災復興需要や各国中央銀行の金融緩和を弾みとした民間需要および輸出を主導とした景気の回復が期待されますが､欧州政府債務危機の影響､原油価格の上昇､電力供給の制約､原子力災害の影響などの懸念があり依然として先行き不透明な状況となっております｡この結果､通期の見通しにつきましては､売上高は42,608百万円（前年同期比0.2％減）､営業利益は1,461百万円（前年同期比7.7％増）､経常利益は1,099百万円（前年同期比7.4％増）､当期純利益は607百万円（前年同期比107.1％増）を見込んでおります｡
（略）