岡山県貨物運送／経常利益は前年比33･8％減（平成24年3月期決算短信〔日本基準〕（連結））｜物流ﾆｭｰｽ

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■岡山県貨物運送／経常利益は前年比33･8％減（平成24年3月期決算短信〔日本基準〕（連結））

平成24年3月期決算短信〔日本基準〕（連結）
単位･百万円
　　　　　　　　営業収益　　　　営業利益　　　経常利益　　当期純利益24年3月期　39,257 △0.2 　857 △36.1 　910 △33.8　 511 14.323年3月期　39,352 4.1 　　1,341 21.8 　　1,376 27.1 　446 △66.3
（略）
［当期の経営成績］当連結会計年度におけるわが国経済は､昨年３月に発生した東日本大震災とそれに伴う福島原発事故で深刻な打撃を受け厳しいｽﾀｰﾄとなりました｡その後懸命な復興努力を通じてｻﾌﾟﾗｲﾁｪｰﾝの急速な立て直しが図られ､景気は持ち直しに転じた感がありましたが､夏以降は急速な円高の進行や欧州債務危機の顕在化､またﾀｲの大洪水での大規模な被害が発生し､原油を含めた原材料の高騰で企業の業績を圧迫しております｡こうした状況に対し､ようやく欧州の金融危機の懸念も弱まり円安､株高が進むなど明るい兆しが見られたものの､依然として厳しい状況で推移いたしました｡物流業界におきましても､燃料価格の異常な高騰や企業の海外への生産ｼﾌﾄで､国内の空洞化が進み､国内の総輸送量が減少傾向にあり経営環境は一段と厳しさを増しております｡このような状況下､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟでは輸送品質のﾚﾍﾞﾙｱｯﾌﾟを最重点課題と位置づけ､ＣＳ（顧客満足）向上で新規顧客の開発や引越事業の強化､３ＰＬ（一括引き受け）にも取り組み､増収を図ってまいりました｡経費削減につきましても､適正な人員配置､労働時間短縮､不採算運行の見直し等で諸経費の削減に努めてまいりました｡一方､今年２月に伯備主管支店と高梁営業所を統合し､総社主管支店を総社市井尻野に新設しました｡地元密着できめ細かいｻｰﾋﾞｽの提供､新しい事業展開をするとともに統合によるｺｽﾄの削減にも努めてまいりました｡また､３月には関連会社の岡山県ﾄﾗｯｸﾀｰﾐﾅﾙにＣＮＧ（圧縮天然ｶﾞｽ）ｽﾀﾝﾄﾞを新設し､経営は子会社のﾏﾙｹｰ商事が担当､環境にやさしいＣＮＧ車の普及促進に貢献してまいりました｡その結果､当連結会計年度の営業収益は３９２億５千７百万円（前期比99.8％）となり､営業利益は８億５千７百万円（前期営業利益は１３億４千１百万円）､経常利益は９億１千万円（前期経常利益は１３億７千６百万円）､当期純利益は５億１千１百万円（前期純利益は４億４千６百万円）となりました｡
ｾｸﾞﾒﾝﾄの業績は､次のとおりであります｡なお､当期より報告ｾｸﾞﾒﾝﾄの区分を変更しており､以下の前年同期比較については､前年同期の数値を変更後のｾｸﾞﾒﾝﾄ区分に組み替えた数値で比較しております｡
① 貨物運送関連貨物運送関連につきましては､東日本大震災直後､貨物取扱量は減少しましたが､その後供給網などの復旧に伴い回復の兆しが見られたものの､年度後半は家電商品等の物量が低調に推移した結果､営業収益は３６９億５千６百万円（前期比99.3％）となりました｡また､営業利益は燃料価格の高騰による燃油費の増加等により５億３千６百万円（前期利益は１０億５千３百万円）となりました｡
② 不動産賃貸不動産賃貸につきましては､東京に所在する当社保有のﾋﾞﾙを賃貸しており､営業収益は前期と同額の２億２千１百万円､営業利益は１億４千８百万円（前期利益は１億４千４百万円）となりました｡
③ 石油製品販売石油製品販売につきましては､原油価格の高騰に伴い商品価格が上昇したことなどにより､営業収益は１６億７千８百万円（前期比109.0％）となり､営業利益は１千３百万円（前期利益は１百万円）となりました｡
④ その他その他につきましては､自動車用品販売､ﾌｫｰｸﾘﾌﾄ販売及び一般労働者派遣等を含んでおり､営業収益は４億１百万円（前期比110.6％）となり､営業利益は１億１千９百万円(前期利益は９千６百万円)となりました｡
［対処すべき課題･次期の見通し］今後の対処すべき課題といたしましては､燃料の高騰で依然として厳しい環境ではありますが､社員一丸となって高度な輸送品質の構築と信頼されるｻｰﾋﾞｽの提供で､生産性の向上にまい進し､業績向上と利益確保に努めてまいります｡平成２５年３月期の連結業績見通しにつきましては､営業収益３９３億５千万円（前期比100.2％）､営業利益７億６千万円（前期営業利益は８億５千７百万円）､経常利益７億３千万円（前期経常利益は９億１千万円）､当期純利益３億６千万円（前期純利益は５億１千１百万円）を見込んでおります｡
（略）