ﾜｰﾙﾄﾞ･ﾛｼﾞ／８億６７００万円の四半期純損失を計上（平成23年6月期決算短信〔日本基準〕（連結））｜物流ﾆｭｰｽ

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■ﾜｰﾙﾄﾞ･ﾛｼﾞ／８億６７００万円の四半期純損失を計上（平成23年6月期決算短信〔日本基準〕（連結））

平成23年6月期決算短信〔日本基準〕（連結）

単位･百万円
　　　　　　　　売上高　　　　　営業利益　　経常利益　四半期純利益23年6月期　6,592 △27.4 　△444 ― 　△651 ― 　△867 ―22年6月期　9,074 △44.7 　△280 ― 　△541 ― 　△1,527 ―
（略）
① 当期の経営成績
当連結会計年度におけるわが国の経済は､円高やﾃﾞﾌﾚの進行､厳しい雇用環境など懸念材料があったものの､ｱｼﾞｱを中心とした新興国の経済成長を背景に緩やかな回復基調にありました｡しかしながら､平成23年３月11日に発生した東日本大震災により､ｻﾌﾟﾗｲﾁｪｰﾝの寸断､電力不足の影響により企業の生産活動や､個人消費が急激に落ち込むなど厳しい環境が続いております｡物流･流通業界においても､電力不足による企業の生産活動収縮や設備投資ﾏｲﾝﾄﾞの低下及び自粛ﾑｰﾄﾞの高まりによる個人消費の低迷等によって物量が減少したことに加え､原油をはじめとする原材料価格は高止まり傾向にある等､物流業界を取り巻く環境は厳しい状況にありました｡このような環境のなか､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟは､ｺｱ事業である３ＰＬ事業を中心に積極的な営業活動を展開し､新規顧客開拓を推進するとともに､継続的な構造改善とｺｽﾄ削減に取組んだものの､東日本大震災や電力不足の影響により､既存顧客の受注額が減少し､新規顧客開拓が鈍化するなど､極めて厳しい事業環境にて推移しました｡この結果､当連結会計年度の売上高は､6,592百万円（前期比27.4％減）､営業損失は444百万円（前期は営業損失280百万円）､経常損失は651百万円（前期は経常損失541百万円）､当期純損失は867百万円（前期は当期純損失1,527百万円）となりました｡
ｾｸﾞﾒﾝﾄの業績を示すと､次のとおりであります｡
(３ＰＬ事業)
３ＰＬ事業においては､東日本大震災の影響により､当社の製造請負先である大手ﾒｰｶｰ複数社におきまして､部材調達の困難性が生じたこと等による大幅な減産が行われたことにより､受注額が減少いたしました｡加えて､予定しておりました新規顧客向けの物流受託の一部において､昨今の経済環境や東日本大震災による影響等によりの受注時期が延期となったこと等により､売上高4,678百万円（前期比27.5%減）､営業損失12百万円（前期は営業利益188百万円）となりました｡
(金融事業)
金融事業においては､前連結会計年度において特定目的会社である一般社団法人ＶＷＬＨＯＬＤＩＮＧＳ他３社を当社ｸﾞﾙｰﾌﾟとの支配関係が解消されたことに伴い連結の範囲より除外したことにより､売上高21百万円（前期比91.8％減）､営業利益18百万円（前期比68.8％減）となりました｡

(ﾘｻｲｸﾙ事業)
ﾘｻｲｸﾙ事業においては､ﾘｻｲｸﾙ処理量及びﾊﾟﾚｯﾄの生産枚数が減少したことにより､売上高848百万円（前期比18.2％減）営業利益66百万円（前期比52.5％減）となりました｡

(ﾋﾞｼﾞﾈｽｻﾎﾟｰﾄ事業)
ﾋﾞｼﾞﾈｽｻﾎﾟｰﾄ事業においては､ｵﾌｨｽ用品通販代理店業務ならびに物流資材販売等を中心に積極的な新規顧客開拓を行った結果､売上高1,044百万円（前期比8.1％増）､営業利益32百万円（前期は営業損失21百万円）となりました｡

② 次期見通し
次期におけるわが国経済は､甚大な被害をもたらした東日本大震災の影響により先行き不透明な状況が続くことが予想されます｡物流･流通業界においても､電力不足の影響による企業生産活動の制限や個人消費の低迷等を受け国内貨物輸送需要は減少傾向にあり､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟを取り巻く環境は依然として厳しいことが予想されます｡このような経営環境のなか､次期見通しにつきましては､３ＰＬ事業を引き続きｺｱ事業と位置づけ､経営資源を集中してまいります｡さらに､従来の営業活動に加え｢新規顧客開拓｣､｢新規分野の開拓｣､｢新商品開発｣等の施策を実施することで収益力の改善を目指します｡次期の業績予想につきましては､売上高9,200百万円､営業利益40百万円､経常損失175百万円､当期純損失180百万円の見込みであります｡
（略）