ＳＢＳﾎｰﾙﾃﾞｨﾝｸﾞｽ／４億７６００万円の四半期純損失を計上（平成23年12月期第２四半期決算短信〔日本基準〕（連結））｜物流ﾆｭｰｽ

ﾆｭｰｽ　

用語　

ｾﾐﾅｰ

■ＳＢＳﾎｰﾙﾃﾞｨﾝｸﾞｽ／４億７６００万円の四半期純損失を計上（平成23年12月期第２四半期決算短信〔日本基準〕（連結））

平成23年12月期第２四半期決算短信〔日本基準〕（連結）

単位･百万円
　　　　　　　　　　　　　　　　売上高　　　　　　営業利益　　　経常利益　　　四半期純利益23年12月期第２四半期　58,022 3.8 　　　519 △69.0 　290 △86.6 　△476 －22年12月期第２四半期　55,918 △3.8 　1,677 41.8 　　2,161 34.7　 1,367 19.9
（略）
（１）連結経営成績に関する定性的情報当第２四半期連結累計期間におけるわが国経済は､当初､好調なｱｼﾞｱ経済などを背景に景気回復への兆しがみられましたが､東日本大震災（以下｢大震災｣という）の甚大な被害による経済活動の落ち込みや原発事故による電力不足などにより､先行きが読めない状態が続きました｡物流業界においても､本来繁忙期を迎える３月に大震災が発生し､工場や産地の被災､ｻﾌﾟﾗｲﾁｪｰﾝの寸断などによる操業停止､減産に伴う荷動きの低迷が続いたほか､燃料不足や燃料価格の上昇､お客様の物流費削減の動きに同業者間の競争が加わって価格値下げ圧力が一層強まるなど､厳しい経営環境が続きました｡このような環境のもと､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟは､被災したお客様の復旧･復興を最優先とするとともに､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟ自身の東北･関東地区の物流機能の回復に注力いたしました｡しかしながら､多くのお客様の生産･販売活動が停止や停滞に追い込まれたことなどから物流現場の稼働率は低位な水準で推移いたしました｡その一方で､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟは､全方位の物流機能を有する３ＰＬ企業集団をめざして掲げた事業､投資､海外戦略の推進などに取り組みました｡新たな３ＰＬ業務の開始､日本ﾚｺｰﾄﾞｾﾝﾀｰ株式会社の取得､ｲﾝﾄﾞの物流企業 Atlas Logistics Pvt. Ltd. の買収発表など､今後の成長に向けた布石を打ちました｡これらの結果､当第２四半期連結累計期間における売上高は､３ＰＬ業務の拡大やＭ＆Ａ効果が牽引し580億22百万円（前年同期比3.8％増）と増収となりました｡一方､利益面では､営業利益５億19百万円（同69.0％減）､経常利益２億90百万円（同86.6％減）と大震災の影響を大きく受けた結果となりました｡また､特別損失として東北･関東地区の物流施設や車両などの災害による損失１億85百万円や資産除去債務会計基準の適用に伴う影響額３億79百万円などを計上したため､誠に残念ながら４億76百万円の四半期純損失（前年同期は13億67百万円の黒字）となりました｡
ｾｸﾞﾒﾝﾄ別の経営成績は以下のとおりであります｡なお､当連結会計年度よりﾏﾈｼﾞﾒﾝﾄｱﾌﾟﾛｰﾁが導入された結果､報告ｾｸﾞﾒﾝﾄを｢物流事業｣､｢不動産事業｣､｢その他事業｣としています｡この中では､前連結会計年度までの｢物流事業｣から不動産賃貸にかかる事業を分離し｢金融事業｣内の物流施設開発･販売･賃貸事業と合わせて新たに｢不動産事業｣を設置しました｡また､｢人材事業｣､｢ﾏｰｹﾃｨﾝｸﾞ事業｣､｢その他事業｣を統合し｢その他事業｣といたしました｡
（物流事業ｾｸﾞﾒﾝﾄ）物流事業は､前連結会計年度より当連結会計年度にかけてｸﾞﾙｰﾌﾟ入りしたＶＬﾛｼﾞﾈｯﾄ株式会社､株式会社ｴｲｼｰｼｽﾃﾑｺｰﾎﾟﾚｲｼｮﾝ､日本ﾚｺｰﾄﾞｾﾝﾀｰ株式会社の３社の業績が加わったほか､新たな３ＰＬ業務が相次いで稼働するなど業容拡大に努めました｡この結果､売上高は539億22百万円となりました｡一方､営業利益は､大震災によって稼働率が大きく低下したことが響き､81百万円に留まりました｡
（不動産事業ｾｸﾞﾒﾝﾄ）不動産事業は､保有する施設をｵﾌｨｽ､住居､倉庫として賃貸する事業及び物流施設の開発･販売事業から構成されます｡前連結会計年度に売却した物流ｾﾝﾀｰの賃料収入減少があったものの､売上高は11億92百万円､営業利益は６億44百万円となりました｡
（その他事業ｾｸﾞﾒﾝﾄ）その他事業は､人材､環境､ﾏｰｹﾃｨﾝｸﾞなどの事業から構成されます｡人材事業､環境事業が振るわず､売上高は29億７百万円､営業損失は２億19百万円となりました｡注）当連結会計年度よりｾｸﾞﾒﾝﾄ情報の区分を変更したため､当第２四半期連結累計期間と前年同期との比較は行っておりません｡
（略）