第一中央汽船／１９億９１００万円の四半期純損失を計上（平成24年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕（連結））｜物流ﾆｭｰｽ

ﾆｭｰｽ　

用語　

ｾﾐﾅｰ

■第一中央汽船／１９億９１００万円の四半期純損失を計上（平成24年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕（連結））

平成24年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕（連結）
単位･百万円
　　　　　　　　　　　　　　　売上高　　　　　営業利益　　　　経常利益　　四半期純利益24年3月期第1四半期　32,293 △1.8 　△1,530 ― 　　△1,854 ― 　△1,991 ―23年3月期第1四半期　32,891 30.1 　　2,127 ― 　　　1,184 ― 　　　860 ―
（略）
（１）連結経営成績に関する定性的情報当第1 四半期連結累計期間（平成23 年4 月1 日から平成23 年6 月30 日まで）におけるわが国経済は､3 月11日に発生した東日本大震災の影響により､東日本の広範囲が被害を受け自動車部品をはじめ各種の供給網が寸断したこと､福島第一原子力発電所の事故による電力供給の混乱等により､景気が悪化しました｡世界経済においては､ｷﾞﾘｼｬ等の財政危機による欧米先進国の混乱､新興国におけるｲﾝﾌﾚの進行､中東の政情不安などにより､厳しい環境が続き､先行きは不透明な状況です｡海運業界におきましては､外航海運市況は東日本大震災後も市況回復の兆しが見えず､為替の円高と燃料油価格の高止まりもあり､厳しい状況が続いております｡また､内航海運市況は国内需要が低迷していることと燃料油価格の高騰による収益圧迫により､外航海運市況同様厳しい状況となっております｡このような状況下､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟは全力をあげて堅実な営業活動や船隊整備を行い､効率的な配船並びに運航に努めましたが､当第1 四半期連結累計期間の業績につきましては､売上高322 億93 百万円（前第1 四半期連結累計期間比5 億98 百万円､1.8％減）､営業損失15 億30 百万円（前第1 四半期連結累計期間は21 億27 百万円の営業利益）､経常損失18 億54 百万円（前第1 四半期連結累計期間は11 億84 百万円の経常利益）､四半期純損失19 億91 百万円（前第1 四半期連結累計期間は8 億60 百万円の四半期純利益）となりました｡
また､ｾｸﾞﾒﾝﾄの業績は､次のとおりであります｡【外航海運業】外航海運業につきましては､売上高287 億97 百万円と前第1 四半期連結累計期間比4 億96 百万円､1.7％減少し､営業損失は17 億50 百万円（前第1 四半期連結累計期間は19 億39 百万円の営業利益）となりました｡
（専用船部門）専用船部門は､国内外の製鉄所向けの鉄鉱石･石炭をｹｰﾌﾟ型(15 万重量ﾄﾝ以上のばら積み船)にて輸送することを主な事業としております｡その事業に大きな影響がある世界の鉄鋼生産は中国に牽引されて順調に伸びており､ｹｰﾌﾟ型の需要は今後も増加すると予想されております｡しかしながら､当第1 四半期のｹｰﾌﾟ型を取り巻く環境は決して良好とはいえず､昨年12 月から始まった市況の下落は2 月に底打ちしたもののその後も低位で推移し､市況ﾚﾍﾞﾙは低調なまま終わりました｡その原因としては､新造船供給圧力の影響に加え､昨年12 月から引き続く東豪州の洪水被害の影響､3 月に発生した東日本大震災の影響などによるものと考えられます｡そのような環境下､国内外の長期契約に基づく安定収益の確保に加え､市況の高い水域への配船や､効率的な配船ｽｹｼﾞｭｰﾙの策定などを行い収益の向上に努めましたが､市況の低迷の影響が大きく所期の目標を達成することが出来ませんでした｡なお､3 月11 日に発生した東日本大震災により鹿島港にて被災した当社所有船"かつら"号(207,791 重量ﾄﾝ)は現在国内ﾄﾞｯｸにて9 月の完工を目標に修理作業中です｡
（油送船部門）油送船部門は､10 万重量ﾄﾝ型原油ﾀﾝｶｰを長期貸船中であり､所期の目標どおり安定収益を確保しました｡また､ﾀﾝｸ容量78,500 立方ﾒｰﾄﾙの大型LP ｶﾞｽｷｬﾘｱも長期貸船中であり､所期の計画どおりの収支となっております｡
（不定期船部門）中型不定期船分野（約5 万重量ﾄﾝから約10 万重量ﾄﾝまで）におきましては､石炭専用船とﾊﾟﾅﾏｯｸｽ型（約8万重量ﾄﾝ）を中心とした国内電力会社向けの一般炭輸送､また､ﾊﾟﾅﾏｯｸｽ型及びﾊﾝﾃﾞｨﾏｯｸｽ型（約5 万重量ﾄﾝ）による国内製鉄会社及び一般産業向け鉄鉱石､石炭輸送やｲﾝﾄﾞ､中国､豪州向けの石炭､鉄鉱石､非鉄鉱石の輸送を中心に営業を展開しました｡
（略）