山九／経常利益は前年比３５･８％増（平成24年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕（連結））｜物流ﾆｭｰｽ

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■山九／経常利益は前年比３５･８％増（平成24年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕（連結））

平成24年3月期第1四半期決算短信〔日本基準〕（連結）
単位･百万円
　　　　　　　　　　　　　　　売上高　　　　営業利益　　経常利益　　四半期純利益24年3月期第1四半期　97,145 9.0 　4,965 21.9 　5,240 35.8 　2,781 101.123年3月期第1四半期　89,128 8.4 　4,073 11.7 　3,859 4.0 　　1,383 △34.1
（略）
(1) 連結経営成績に関する定性的情報当第１四半期連結累計期間におけるわが国経済は､３月に発生した東日本大震災に伴うｻﾌﾟﾗｲﾁｪｰﾝ寸断や電力供給制限などによる経済活動の停滞に加えて､円高や原材料価格高騰の影響もあり生産や輸出が大幅に減少するなど､予断を許さない状況で推移いたしました｡世界経済はｱｼﾞｱ諸国や新興国を中心に全体としては引き続き緩やかな成長基調が継続しておりますが､中国などでは金融引き締め政策が景気過熱の抑制となっており拡大ﾃﾝﾎﾟの減速も見られました｡このような経済情勢下､当社連結ｸﾞﾙｰﾌﾟにおいては､物流分野では震災の影響でお客様の生産量､販売量が停滞したことにより､構内での作業量は若干の増加にとどまりました｡一方､機工分野では震災に関する工事などが発生したこともあって作業量が増加しております｡かかる事業環境に対して､当社連結ｸﾞﾙｰﾌﾟは競争力のあるｺｽﾄ構造を創り出すことにより､お客様からのｺｽﾄ削減要請への対応と売上拡大を図ることで､収益を生み出せる体質の更なる強化を推進しております｡具体的には競争力強化のために原価率の低減と間接経費の削減を推進し､更なる収益体質の強化に取り組んでおります｡また､売上拡大に向けての取り組みとして､お客様のｱｳﾄｿｰｼﾝｸﾞﾆｰｽﾞに対応すべく､３ＰＬ（一括物流）､３ＰＭ（一括ﾒﾝﾃﾅﾝｽ）などの各事業分野の専門性を活かし､国内だけでなく海外での一層の競争力強化と生産性･作業品質･安全品質の向上に取り組み､ｸﾞﾛｰﾊﾞﾙな事業拡大に向けた施策を積極的に展開しております｡以上の結果､当第１四半期連結累計期間における売上高は971億45百万円と前年同期比9.0％の増収となりました｡また､利益面においては営業利益が49億65百万円と21.9％､経常利益は52億40百万円と35.8％､四半期純利益は27億81百万円と101.1％のそれぞれ増益となりました｡
ｾｸﾞﾒﾝﾄごとの業績は次のとおりであります｡① 物流事業物流事業は､主要港でのｺﾝﾃﾅ取扱量は減少となりましたが､国際物流や３ＰＬ作業などの受注が伸びたこともあって全般的に増加となりました｡また鉄鋼､石油･石化関連などの主要なお客様の工場構内では､お客様の生産量･販売量が震災の影響などもあって停滞しましたが､作業量は前年同期比で若干の増加となりました｡売上高は539億98百万円と前年同期比8.2％の増収､ｾｸﾞﾒﾝﾄ利益（営業利益）は11億18百万円と前年同期比10.9％の増益となりました｡なお､当第１四半期連結累計期間の売上高に占める割合は55.6％であります｡
② 機工事業機工事業は､震災関連工事の完成や重量機工での作業などがあったこと､また大型定期修理工事（ＳＤＭ）などもあったことで､工事量が前年同期比で増加となりました｡売上高は384億33百万円と前年同期比11.0％の増収､ｾｸﾞﾒﾝﾄ利益（営業利益）は35億76百万円と前年同期比22.3％の増益となりました｡なお､当第１四半期連結累計期間の売上高に占める割合は39.6％であります｡
③ その他その他は､震災関連の需要もあって機材賃貸が増加となりました｡売上高は47億13百万円と前年同期比2.6％の増収､ｾｸﾞﾒﾝﾄ利益（営業利益）は２億20百万円と前年同期比63.7％の増益となりました｡なお､当第１四半期連結累計期間の売上高に占める割合は4.8％であります｡
（略）