ｴｽ･ﾃｨｰ･ﾏｲｸﾛｴﾚｸﾄﾛﾆｸｽ／ｲﾀﾘｱ最大の太陽電池工場が開所｜物流ﾆｭｰｽ

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■ｴｽ･ﾃｨｰ･ﾏｲｸﾛｴﾚｸﾄﾛﾆｸｽ／ｲﾀﾘｱ最大の太陽電池工場が開所

＊２０１１年７月８日にｶﾀｰﾆｬ（伊）で発表された共同ﾌﾟﾚｽﾘﾘｰｽの抄訳です｡ｲﾀﾘｱ最大の太陽電池工場が開所･ｴﾈﾙ･ｸﾞﾘｰﾝ･ﾊﾟﾜｰ､ｼｬｰﾌﾟおよびＳＴﾏｲｸﾛｴﾚｸﾄﾛﾆｸｽの均等出資による合弁企業３Ｓｕｎの工場が本日､開所｡当初の太陽電池ﾓｼﾞｭｰﾙの生産能力は年間１６０ＭＷ｡･開所式には､ｼﾁﾘｱ州Ｒａｆｆａｅｌｅ　Ｌｏｍｂａｒｄｏ知事､ｶﾀｰﾆｬ県Ｇｉｕｓｅｐｐｅ　Ｃａｓｔｉｇｌｉｏｎｅ知事､ｶﾀｰﾆｬ市Ｒａｆｆａｅｌｅ　Ｓｔａｎｃａｎｅｌｌｉ市長のご列席のもと､３社の経営陣が出席｡･ｶﾀｰﾆｬ工場は､最も将来性の高い市場であるﾖｰﾛｯﾊﾟ､中東およびｱﾌﾘｶ向けに製品を供給｡【ｶﾀｰﾆｬ発】　本日､ｲﾀﾘｱのｶﾀｰﾆｬにて､ｴﾈﾙ･ｸﾞﾘｰﾝ･ﾊﾟﾜｰ､ｼｬｰﾌﾟおよびＳＴﾏｲｸﾛｴﾚｸﾄﾛﾆｸｽが均等出資する合弁企業　３Ｓｕｎの先進的な太陽電池ﾊﾟﾈﾙ製造工場が開所しました｡　開所式には､ｼﾁﾘｱ州知事Ｒａｆｆａｅｌｅ　Ｌｏｍｂａｒｄｏ氏､ｶﾀｰﾆｬ県知事Ｇｉｕｓｅｐｐｅ　Ｃａｓｔｉｇｌｉｏｎｅ氏､　ｶﾀｰﾆｬ市長　Ｒａｆｆａｅｌｅ　Ｓｔａｎｃａｎｅｌｌｉ氏にご列席いただきました｡　開所式には､政府関係者に加え､ｴﾈﾙより会長　Ｐａｏｌｏ　Ａｎｄｒｅａ　Ｃｏｌｏｍｂｏおよび最高経営責任者　Ｆｕｌｖｉｏ　Ｃｏｎｔｉ､ｼｬｰﾌﾟより会長　町田　勝彦､ＳＴﾏｲｸﾛｴﾚｸﾄﾛﾆｸｽより取締監査役会　副会長　Ｂｒｕｎｏ　Ｓｔｅｖｅおよび社長　兼　最高経営責任者　Ｃａｒｌｏ　Ｂｏｚｏｔｔｉ､ｴﾈﾙ･ｸﾞﾘｰﾝ･ﾊﾟﾜｰより最高経営責任者Ｆｒａｎｃｅｓｃｏ　Ｓｔａｒａｃｅ､ｼｬｰﾌﾟより副社長　濱野　稔重､３Ｓｕｎより会長　Ａｎｄｒｅａ　Ｃｕｏｍｏおよび最高経営責任者　Ｍａｕｒｏ　Ｃｕｒｉａｌｅが出席しました｡同工場では､薄膜多層ｾﾙ･ﾓｼﾞｭｰﾙの生産を行います｡　同工場は､既にｲﾀﾘｱ最大かつﾖｰﾛｯﾊﾟ最大級の太陽電池ﾊﾟﾈﾙ製造工場であり､初期段階で２８０名の従業員を雇用する予定です｡また､当初の生産能力は年間１６０ＭＷで､今後数年の内に年間４８０ＭＷまで拡張する予定です｡資金は､各社からの出資､ＣＩＰＥ（ｲﾀﾘｱ経済計画省庁間委員会）による４９００万ﾕｰﾛの拠出､ならびに主要金融機関３社（Ｂａｎｃａ　ＩＭＩ､Ｃｅｎｔｒｏｂａｎｃａ　､Ｕｎｉｃｒｅｄｉｔ）からのﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄ融資によって調達されています｡　３社は､２０１０年８月に締結した合意に基づき､それぞれ出資額の３分の１にあたる､７０００万ﾕｰﾛの現金もしくはそれに相当する有形･無形資産の出資を行うことに加え､それぞれの専門性を活かし､３Ｓｕｎに貢献します｡ｴﾈﾙ･ｸﾞﾘｰﾝ･ﾊﾟﾜｰは､再生可能ｴﾈﾙｷﾞｰを利用した発電ﾌﾟﾗﾝﾄの国際的な開発･運用や､子会社であるＥｎｅｌ．ｓｉ社によるｲﾀﾘｱ国内小売市場への太陽電池ﾊﾟﾈﾙの販売､ｼｬｰﾌﾟは､既に日本の堺工場で製造されている独自の薄膜多層太陽電池技術や､ﾖｰﾛｯﾊﾟの子会社による太陽電池ﾊﾟﾈﾙの販売､ＳＴﾏｲｸﾛｴﾚｸﾄﾛﾆｸｽは､製造能力､ﾏｲｸﾛｴﾚｸﾄﾛﾆｸｽ等の先端技術分野に精通した人材､そして省ｴﾈﾙｷﾞｰを実現する革新的電力管理ｼｽﾃﾑにおけるｺﾝﾋﾟﾃﾝｽにより貢献します｡　同工場の生産は､ﾖｰﾛｯﾊﾟ･中東･ｱﾌﾘｶ地域の太陽光発電市場における需要をｻﾎﾟｰﾄすることを目的とし､進行中のﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄならびにｴﾈﾙ･ｸﾞﾘｰﾝ･ﾊﾟﾜｰとｼｬｰﾌﾟの営業ﾈｯﾄﾜｰｸを駆使します｡また､ｴﾈﾙ･ｸﾞﾘｰﾝ･ﾊﾟﾜｰとｼｬｰﾌﾟは､ﾖｰﾛｯﾊﾟ地域における太陽光発電ｼｽﾃﾑの開発･設置･運用を行う､もう１つの合弁企業ＥＳＳＥ（Ｅｎｅｌ　Ｇｒｅｅｎ　Ｐｏｗｅｒ　＆　Ｓｈａｒｐ　Ｓｏｌａｒ　Ｅｎｅｒｇｙ）を設立しました｡ＥＳＳＥは､２０１６年までに５００ＭＷ超の発電量を目指しており､同工場で製造されたﾊﾟﾈﾙを使用します｡なお､新工場の屋上には､ＥＳＳＥ社により１ＭＷの太陽光発電ｼｽﾃﾑが設置される予定です｡　ｴﾈﾙ･ｸﾞﾘｰﾝ･ﾊﾟﾜｰの関連会社で､小売市場における太陽光発電ｼｽﾃﾑの設置に特化したＥｎｅｌ．ｓｉ　社は､ｲﾀﾘｱ国内の５７０以上の認定ﾌﾗﾝﾁｬｲｽﾞ店を通し､ﾊﾟﾈﾙの販売に参加協力します｡＜Ｅｎｅｌ　Ｇｒｅｅｎ　Ｐｏｗｅｒについて＞　Ｅｎｅｌ　Ｇｒｅｅｎ　Ｐｏｗｅｒは､ﾖｰﾛｯﾊﾟやｱﾒﾘｶなど国際的なﾚﾍﾞﾙで再生可能ｴﾈﾙｷﾞｰによる発電を開発管理するＥｎｅｌｸﾞﾙｰﾌﾟの企業です｡約２２０億ＫＷｈの発電量を擁する世界的ﾘｰﾀﾞｰの１社で､水力･太陽光･風力･地熱等の発電方法をﾊﾞﾗﾝｽ良く組み合わせています｡この発電量は､８００万世帯の電力需要に対応すると同時に､大気中に放出される１６００万ﾄﾝ以上の二酸化炭素を削減します｡　風力･太陽光･水力･地熱･ﾊﾞｲｵﾏｽを組合わせた世界６２０ヵ所以上の発電所により､６，１００ＭＷを超える規模の発電事業を運営しています｡さらに詳しい情報は､以下Ｗｅｂｻｲﾄをご覧ください｡　http://www.enelgreenpower.com＜ｼｬｰﾌﾟについて＞　ｼｬｰﾌﾟは､１９１２年に会社創業以来､日本初国産ﾗｼﾞｵ､日本初国産ＴＶ､世界初のｵｰﾙﾄﾗﾝｼﾞｽﾀ･ﾀﾞｲｵｰﾄﾞによる電子式卓上計算機など､数々の世界初ならびに日本初となる製品を開発してきており､このような独創的な製品を商品化することにより社会に貢献し続けてきました｡今日､ＬＣＤ　ＴＶ事業に加え､太陽電池事業に注力しています｡今年は､太陽電池技術の研究開始から､記念すべき５０周年となります｡ｼｬｰﾌﾟの太陽電池は､一般家庭用のみならず､産業分野や灯台､衛星などにも使用されており､長期的な信頼性を提供し続けています｡　２０１０年３月に､大阪府堺市｢ｸﾞﾘｰﾝﾌﾛﾝﾄ　堺｣にある薄膜太陽電池の生産工場が稼動を開始しました｡　さらに詳しい情報は､ｼｬｰﾌﾟのＷｅｂｻｲﾄをご覧ください｡　http://www.sharp.co.jp　（日本語）　http://www.sharp-world.com/index.html　（英語）＜ＳＴﾏｲｸﾛｴﾚｸﾄﾛﾆｸｽについて＞　ＳＴﾏｲｸﾛｴﾚｸﾄﾛﾆｸｽは､多種多様な電子機器向けに革新的な半導体ｿﾘｭｰｼｮﾝを提供する世界的な総合半導体ﾒｰｶｰです｡ＳＴは､高度な技術力と設計ﾉｳﾊｳ､そして幅広いＩＰ（Ｉｎｔｅｌｌｅｃｔｕａｌ　Ｐｒｏｐｅｒｔｙ）ﾎﾟｰﾄﾌｫﾘｵ､戦略的ﾊﾟｰﾄﾅｰｼｯﾌﾟ､大規模な製造力を駆使することにより､ﾏﾙﾁﾒﾃﾞｨｱ･ｺﾝﾊﾞｰｼﾞｪﾝｽとﾊﾟﾜｰ･ｱﾌﾟﾘｹｰｼｮﾝにおいて他社の追随を許さないﾘｰﾀﾞｰとなることを目指しています｡２０１０年の売上は１０３．５億ﾄﾞﾙでした｡さらに詳しい情報はＳＴのﾎｰﾑﾍﾟｰｼﾞをご覧ください｡　ＳＴ日本法人　　　　　：http://www.st-japan.co.jp　ＳＴｸﾞﾙｰﾌﾟ（英語）：http://www.st.com