澁澤倉庫／経常利益は前年比２０４･６％増（平成23年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕（連結））｜物流ﾆｭｰｽ

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■澁澤倉庫／経常利益は前年比２０４･６％増（平成23年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕（連結））

平成23年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕（連結）
単位･百万円
　　　　　　　　　　　　　　　売上高　　　　　営業利益　　　経常利益　　　四半期純利益23年3月期第3四半期　40,773 12.1 　　2,306 175.1 　2,102 204.6 　746 35.722年3月期第3四半期　36,361 △13.1 　838 △46.6 　690 △50.9 　550 40.5
（略）
（１）連結経営成績に関する定性的情報当第３四半期連結累計期間のわが国経済は､輸出の増加や内需の持ち直しにより緩やかに回復を続けましたが､海外経済の減速や円高の影響などにより､秋口以降は回復の動きに一服感がみられました｡こうした経済情勢にあって､物流業界におきましては､政府の消費刺激策や猛暑の影響などもあり荷動きは増加傾向で推移したものの､耐久消費財の駆け込み需要の反動などにより､第３四半期に入ると荷動きは減速いたしました｡また､不動産賃貸業界におきましては､ｵﾌｨｽﾋﾞﾙの空室率が高止まりするなど､都市部のｵﾌｨｽﾋﾞﾙ市況は厳しい状況で推移しました｡このような事業環境のもと､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟは､積極的な営業活動を展開するとともに､中期経営計画｢SUCCESS2012｣に沿った事業戦略を進めてまいりました｡物流事業におきましては､物流ｾﾝﾀｰにおける一括受託業務の拡大および付加価値向上のほか､中国･ﾍﾞﾄﾅﾑを中心とした海外物流ﾈｯﾄﾜｰｸの整備などに注力してまいりました｡また､不動産事業におきましては､計画的な保守･改良工事を実施し､顧客満足度の向上および収益の安定化に努めてまいりました｡当第３四半期連結累計期間の経営成績は､営業収益につきましては､景気回復の影響により物流事業の取扱いが全体的に増加したことに加え､｢澁澤ｼﾃｨﾌﾟﾚｲｽ蛎殻町｣をはじめ前年度に稼働した新たな賃貸ｽﾍﾟｰｽの寄与により不動産事業収入も伸び､前年同期比44億１千２百万円（12.1％）増の407億７千３百万円となりました｡営業利益は､荷動きの回復や新規拠点の寄与による利益の増加に加え､物流拠点の再編による賃借料の減少や前年同期にあった固定資産取得に係る一時費用の解消などがあり､同14億６千８百万円（175.1％）増の23億６百万円となりました｡経常利益は､支払利息が増加したものの､同14億１千２百万円（204.6％）増の21億２百万円となりました｡四半期純利益につきましては､投資有価証券評価損など８億１千５百万円を特別損失として計上しましたが､同１億９千６百万円（35.7％）増の７億４千６百万円となりました｡
（ｾｸﾞﾒﾝﾄの概況）当社ｸﾞﾙｰﾌﾟのｾｸﾞﾒﾝﾄの概況は､次のとおりであります｡① 物流事業倉庫業務は､新規物流拠点のﾌﾙ稼働と流通加工業務の伸長などにより荷役料が増加したほか､保管料も前年同期を上回り､営業収益は前年同期比10億６千万円（17.8％）増の70億６百万円となりました｡港湾運送業務は､輸出入荷捌貨物の取扱いが好調に推移したほか､在来船貨物に係る船内荷役業務も伸び､営業収益は同４億３千万円（11.4％）増の41億９千万円となりました｡陸上運送業務は､景気の回復と猛暑により荷動きが活発化したため､輸配送業務の取扱いが増加し､営業収益は同13億５千７百万円（7.3％）増の200億６千３百万円となりました｡国際輸送業務は､海上貨物･航空貨物ともに輸出入の取扱いが伸び､営業収益は同６億４千９百万円（28.3％）増の29億４千４百万円となりました｡この結果､物流事業全体の営業収益は､前年同期比36億８千５百万円（11.6％）増の353億９千４百万円となりました｡営業費用は､貨物取扱いの増加に伴う作業費の増加などにより､同26億９千２百万円（8.6％）増の340億９千９百万円となりました｡以上により､営業利益は､同９億９千３百万円（328.5％）増の12億９千５百万円となりました｡
② 不動産事業｢澁澤ｼﾃｨﾌﾟﾚｲｽ蛎殻町｣をはじめ前年度に新たに稼働した賃貸ｽﾍﾟｰｽの寄与などにより､営業収益は､前年同期比８億５千万円（20.1％）増の50億７千６百万円となりました｡営業費用は､新拠点稼働に伴う減価償却費の増加などにより､同２億７千６百万円（10.8％）増の28億４千５百万円となりました｡以上により､営業利益は､同５億７千３百万円（34.6％）増の22億３千万円となりました｡
（略）