日本石油輸送／経常利益は前年比５４･９％増（平成23年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕（連結））｜物流ﾆｭｰｽ

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■日本石油輸送／経常利益は前年比５４･９％増（平成23年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕（連結））

平成23年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕（連結）
単位･百万円
　　　　　　　　　　　　　　　売上高　　　　営業利益　　経常利益　　四半期純利益23年3月期第3四半期　22,862 2.7 　　680 38.4 　852 54.9 　　405 56.322年3月期第3四半期　22,253 △5.7 　491 ― 　　550 123.5 　259 ―
（略）
(1) 連結経営成績に関する定性的情報
当第３四半期連結累計期間におけるわが国経済は､緊急経済対策の効果やｱｼﾞｱを中心とした新興国向け輸出の増加等による回復の動きがみられますが､一方では海外経済の減速懸念や長期化する円高の影響等もあり､先行きに対する不透明感が払拭されない状況が続いております｡当社ｸﾞﾙｰﾌﾟを取り巻く物流業界におきましては､内需の持ち直しを受け､自動車関連製品･家電･化学製品等の荷動きに改善がみられました｡このような状況のもと､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟは､より安全で高品質な輸送の提供に努めるなか､新規顧客開拓に向けた営業活動に注力してまいりました｡また､多様化する顧客のﾆｰｽﾞに対応すべく新型ｺﾝﾃﾅの開発を進めるほか､引き続き経費削減や業務の効率化にも取り組んでまいりました｡この結果､当第３四半期連結累計期間における売上高は22,862百万円（前年同期比2.7％増）､営業利益は680百万円（同38.4％増）､経常利益は852百万円（同54.9％増）､四半期純利益は405百万円（同56.3％増）となりました｡
ｾｸﾞﾒﾝﾄ別の概況は､次のとおりであります｡［鉄道輸送事業］石油部門につきましては､期初の低温により灯油の輸送数量が増加したほか､ｶﾞｿﾘﾝや軽油の輸送についても､夏場の記録的な猛暑の影響等を受け堅調に推移いたしました｡この結果､当部門の輸送数量は465万ｷﾛﾘｯﾄﾙ（前年同期比4.4％増）となり､売上高は6,386百万円（同3.2％増）となりました｡化成品部門につきましては､ＩＳＯ（国際基準）ｺﾝﾃﾅを中心に新規顧客の開拓や既存顧客との関係強化による取引拡大に努めたことにより､各種ｺﾝﾃﾅのﾘｰｽ収入および輸送業務の受託料ともに増加いたしました｡この結果､当部門の売上高は1,541百万円（前年同期比2.4％増）となりました｡ＬＮＧ（液化天然ｶﾞｽ）部門につきましては､期初や１２月後半以降の低温により都市ｶﾞｽ原料用の輸送数量が増加したほか､景気回復に伴う需要の増加により､産業用の輸送も好調に推移いたしました｡この結果､当部門の売上高は1,510百万円（前年同期比20.5％増）となりました｡ｺﾝﾃﾅ部門につきましては､高性能断熱冷蔵ｺﾝﾃﾅ（ｽｰﾊﾟｰＵＲ）による新規需要の開拓を図り､輸送数量の確保に努めましたが､天候不順の影響を受け主要輸送品目である野菜類の輸送数量が減少いたしました｡この結果､当部門の売上高は1,771百万円（前年同期比5.0％減）となりました｡以上の結果､鉄道輸送事業における当第３四半期連結累計期間の売上高は11,209百万円（前年同期比3.7％増）となりました｡
［自動車輸送事業］石油部門につきましては､堅調であったｶﾞｿﾘﾝ等の輸送需要に減退がみられるなか､採算性の向上を目的に一部の輸送から撤退した影響もあり､輸送数量が減少いたしました｡高圧ｶﾞｽ部門につきましては､景気回復に伴う需要の増加により､ＬＮＧの輸送を中心に堅調に推移いたしました｡化成品部門につきましては､輸出関連製品の輸送数量の増加に加え､主要荷主の輸送需要も改善に向っており､好調に推移いたしました｡以上の結果､高圧ｶﾞｽ部門および化成品部門の輸送数量が増加したため､自動車輸送事業における当第３四半期連結累計期間の売上高は11,653百万円（前年同期比1.9％増）となりました｡
（略）