ｱﾙﾌﾟｽ物流／経常利益は前年比９･３％増（平成23年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕（連結））｜物流ﾆｭｰｽ

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■ｱﾙﾌﾟｽ物流／経常利益は前年比９･３％増（平成23年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕（連結））

平成23年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕（連結）
単位･百万円
　　　　　　　　　　　　　　　　売上高　　　　営業利益　　　経常利益　　　四半期純利益23年3月期第3四半期　50,705 12.7 　　3,100 15.5 　　3,026 9.3 　　　1,488 6.522年3月期第3四半期　44,978 △6.5 　2,684 △13.1 　2,768 △8.9 　1,397 △9.4
（略）
（１）連結経営成績に関する定性的情報当第３四半期連結累計期間（平成22年４月～12月）の世界経済は､新興国の需要拡大を中心に回復傾向が続きましたが､秋口以降は各国の景気刺激策の一巡や､新興国でのｲﾝﾌﾚ懸念の影響もあって､回復ﾍﾟｰｽが鈍化しました｡当社ｸﾞﾙｰﾌﾟの主要顧客である電子部品業界におきましても､下期に入り､このような経済情勢の変化や円高の進行によって､電子部品の需要は､ｽﾏｰﾄﾌｫﾝなど一部の機器向けは活況が続いたものの､総じて足踏み傾向が見られました｡当社ｸﾞﾙｰﾌﾟにおきましては､今年度のｽﾀｰﾄにあたり､事業方針として｢３･Ｅ－Ｌｏｇｉｓｔｉｃｓ｣の推進～｢物流力ＮＯ．１｣への挑戦～を掲げました｡そして重点施策として､①｢Ｅ･nergy（新規･深耕拡販の推進）｣ｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ･ﾈｯﾄﾜｰｸの拡充や独自ｻｰﾋﾞｽの拡大､②｢Ｅ･conomy（事業体質の強化）｣ｼｽﾃﾑを活用した生産性の向上や絶対品質の提供､③｢Ｅ･cology（ｸﾞﾘｰﾝ･ﾛｼﾞｽﾃｨｸｽの追求）｣ＣＯ２やｴﾈﾙｷﾞｰ消費量の削減および環境保全ｻｰﾋﾞｽの提供､に取組んでまいりました｡当第３四半期連結累計期間の業績は､売上高50,705百万円(前年同期比 12.7％増)､営業利益3,100百万円(同15.5％増)､経常利益は3,026百万円(同 9.3％増)､四半期純利益は1,488百万円(同 6.5％増)となりました｡
＜事業の種類別ｾｸﾞﾒﾝﾄの概況＞①電子部品物流事業当社ｸﾞﾙｰﾌﾟでは､｢新たな成長｣に向けた中期経営計画の初年度として､取扱貨物量の拡大に向け､引き続きｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ･ﾈｯﾄﾜｰｸの拡充を推進してきました｡国内では､４月に筑波営業所（茨城県）､５月に厚木ﾃﾞﾎﾟ（神奈川県）を開設いたしました｡倉庫関連では､事業運営の効率化や保管能力の拡大を目的に､北上（岩手県）での新倉庫建設､小名浜営業所（福島県）の倉庫増築に着工いたしました｡また､１０月１日付で当社は､ＴＤＫﾗﾑﾀﾞ･ﾌｧｼﾘﾃｨｰｽﾞ㈱の全株式を取得しました｡社名をｱﾙﾌﾟｽ物流ﾌｧｼﾘﾃｨｰｽﾞ㈱に変更し､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟの一員として事業の効率化と南茨城ｴﾘｱでの新規･深耕拡販に取り組んでおります｡海外におきましても､中国では輸出加工区と長距離ﾄﾗｯｸ輸送｢ｱﾙﾌﾟｽ特快便｣を組み合わせた当社独自ｻｰﾋﾞｽの拡大を目的に､４月に煙台支店（山東省）を開設いたしました｡また､ﾀｲ･ｱﾕﾀﾔ倉庫や､米国･ﾏｯｶﾚﾝ（ﾃｷｻｽ州）倉庫の増床など､既存拠点の拡充を図るとともに､これまで代理店を活用してﾋﾞｼﾞﾈｽを行ってきた台湾､韓国において､９月に台湾･台北市近郊に台湾ｱﾙﾌﾟｽ物流の設立､本年１月に韓国駐在員事務所の開設など､新たな地域へも拠点展開を進め､ｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ･ﾈｯﾄﾜｰｸを強化してまいりました｡また､２つ目の重点施策である事業体質の強化につきましては､３月に運用を開始した新運送ｼｽﾃﾑを活用して､輸送品質･輸送効率の向上や業務の合理化を進めるなど､生産性の向上や｢絶対品質｣の提供に取り組んでまいりました｡そして､顧客の最適地生産へのｼﾌﾄや物流合理化ﾆｰｽﾞが加速する中､国内外が一体化したｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ営業活動､当社独自のｻｰﾋﾞｽ･ﾒﾆｭｰの提供など､積極的に新規･深耕拡販を推進してまいりました｡これら諸施策の実行と電子部品市況の回復が相まって､増収増益を達成することができました｡当ｾｸﾞﾒﾝﾄの売上高は25,112百万円(前年同期比 18.6％増)､営業利益は2,338百万円(同 29.8％増)となりました｡
②商品販売事業商品販売事業では､電子部品関連の包装資材､成形材料､電子ﾃﾞﾊﾞｲｽの販売を行っております｡前年同期と比べ､電子部品の生産規模が回復基調で推移する中､積極的な拡販活動を行い､特に調達と物流を一元化した電子ﾃﾞﾊﾞｲｽの販売ﾋﾞｼﾞﾈｽが売上を拡大し､増収増益となりました｡当ｾｸﾞﾒﾝﾄの売上高は9,050百万円(前年同期比 31.1％増)､営業利益は251百万円(同 75.2％増)となりました｡
（略）