ｻﾝﾘﾂ／経常利益が前年比１５２･４％増も１億１９００万円の純損失計上（平成23年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕（連結））｜物流ﾆｭｰｽ

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■ｻﾝﾘﾂ／経常利益が前年比１５２･４％増も１億１９００万円の純損失計上（平成23年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕（連結））

平成23年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕（連結）
単位･百万円
　　　　　　　　　　　　　　　売上高　　　　　営業利益　　　経常利益　　　四半期純利益23年3月期第3四半期　12,030 20.0 　　448 113.8 　　417 152.4 　　△1,190 ―22年3月期第3四半期　10,024 △25.8 　209 △60.5 　165 △68.1 　0 ―
（略）
(１) 連結経営成績に関する定性的情報
当第３四半期連結累計期間(平成22年４月１日から平成22年12月31日まで)におけるわが国経済は､輸出の回復により生産は上向き､企業収益や個人消費の一部に持ち直しの兆しが見られたものの､為替･株価の変動に対する警戒感や失業率の高水準等､先行き不透明なまま推移いたしました｡物流業界におきましても､国内貨物の取扱量は引き続き低迷しているものの､国際貨物の取扱量は､新興国の内需拡大を背景に回復基調にあり､一部､持ち直しの動きとなりました｡このような経営環境の中､当ｸﾞﾙｰﾌﾟにおきましては､ｸﾞﾛｰﾊﾞﾙな物流会社としてOnly Oneを目指し､連結子会社新英産業㈱の合併により経営資源の効率的運用を図り､米国子会社の営業開始により国際物流の更なる事業拡大に取組むとともに､積極的な営業活動を展開してまいりました｡また､３PL分野(物流一括受託業務)の拡大や付加価値向上のため､｢現場力｣を基本とした高品質なｻｰﾋﾞｽの提供や生産性向上に努めてまいりました｡さらに､梱包技術向上の推進及び運営ｺｽﾄの低減を図ったほか､環境経営や品質の強化にも力を入れ､健全経営の維持に努めてまいりました｡以上の結果､当第３四半期連結累計期間の業績は､売上高120億30百万円（前年同期比20.0％増）､営業利益４億48百万円（前年同期比113.8％増）､経常利益４億17百万円（前年同期比152.4％増)となりました｡なお､固定資産の減損に係る会計基準に基づき､土地価額が大幅に下落した事業所等について保守的に検証した結果､及び稼動率や収益性の低下した事業所等について最近の業績動向及び今後の見通しを踏まえた結果､固定資産を回収可能価額まで減額し､当第３四半期連結累計期間において当該減少額14億43百万円を減損損失として､特別損失に計上いたしました｡また､投資有価証券評価損及び資産除去債務会計基準の適用に伴う影響額等による特別損失１億31百万円を計上したことにより､四半期純損失11億90百万円（前年同期は四半期純利益０百万円）となりました｡ｾｸﾞﾒﾝﾄの業績は次のとおりであります｡
① 梱包事業部門国際物流分野における海上貨物及び航空貨物の取扱額が大幅に増加したほか､医療機器関連の３PL分野も増加､無線通信機器の取扱額は堅調に推移いたしました｡しかしながら､移動体通信機器の取扱額は減少いたしました｡この結果､当該部門の業績は､売上高87億60百万円､ｾｸﾞﾒﾝﾄ利益７億65百万円となりました｡
② 運輸事業部門梱包事業部門における貨物取扱額の拡大に伴い､国際物流分野における海上貨物及び医療機器関連の３PL分野の取扱額が増加いたしました｡また､移動体通信機器の取扱額が堅調に推移したほか､無線通信機器の取扱額も増加いたしました｡この結果､当該部門の業績は､売上高19億４百万円､ｾｸﾞﾒﾝﾄ利益60百万円となりました｡③ 倉庫事業部門海上貨物を中心とした国際物流分野においては､平成22年前半からの輸出の回復に伴い荷動きが活発化したことにより､倉庫稼働率が減少いたしました｡また､医療機器関連の３PL分野における倉庫稼働率は堅調に推移いたしましたが､その他一部の倉庫において倉庫稼働率が減少いたしました｡この結果､当該部門の業績は､売上高10億52百万円､ｾｸﾞﾒﾝﾄ利益86百万円となりました｡
④ 賃貸ﾋﾞﾙ事業部門売上高は概ね前年同期と同水準で推移いたしましたが､賃貸ﾋﾞﾙの修繕を実施し､その費用を計上いたしました｡この結果､当該部門の業績は､売上高３億13百万円､ｾｸﾞﾒﾝﾄ利益１億13百万円となりました｡
（略）