明治海運／１億３２００万円の純損失を計上（平成23年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕（連結））｜物流ﾆｭｰｽ

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■明治海運／１億３２００万円の純損失を計上（平成23年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕（連結））

平成23年3月期第3四半期決算短信〔日本基準〕（連結）
単位･百万円
　　　　　　　　　　　　　　　売上高　　　営業利益　　　　経常利益　　　四半期純利益23年3月期第3四半期　16,223 2.6 　1,020 △32.4 　△1,062 ― 　　△132 ―22年3月期第3四半期　15,807 6.0 　1,510 10.1 　　　171 △92.9 　484 △50.4
（略）
(1) 連結経営成績に関する定性的情報
当第３四半期連結累計期間における世界経済は､中国･ｲﾝﾄﾞなどの好況を維持する新興国と､政策の下支えが無くなり失速感が強まった先進国とに２極化しました｡欧州での金融不安をはじめとした不確定な要素が依然として存在し､世界経済の本格的な回復はいまだ楽観視することはできない状況となっています｡一方わが国経済も､ﾘｰﾏﾝ･ｼｮｯｸ前の水準まで達しておらず､不況感は払拭できず､さらに円高の加速により､景気後退が強まる懸念も残っています｡外航海運市況は､大型原油船では歴史的な低水準で推移した2009年から上昇しましたが､欧米向けの荷動きの鈍化などから､本格回復と呼ぶにはまだ力強さを欠きました｡また､ﾄﾞﾗｲﾊﾞﾙｸでは､新造船の大量竣工による需給緩和が懸念されていましたが､中小型船を中心に総じて健全な水準で推移しました｡このような状況下､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟ外航海運業部門は､従前からの中長期用船契約を主体に運営してきたことから､市況の影響は直接受けず概ね順調に稼働し､また前連結会計年度に投入した大型LPG船など計２隻が本格稼働しました｡しかしながら円高に推移した為替ﾚｰﾄの影響を受け､外航海運業部門の売上高は､12,172百万円に留まり､前連結会計年度に投入した新造船の減価償却費および船費のｺｽﾄ増の影響もあり､外航海運業利益は513百万円となりました｡なお､船隊近代化の一環として､連結子会社において自動車船１隻を売船した売却益217百万円を特別利益に計上しました｡これによる四半期純利益への影響額は58百万円です｡また､潤滑油の棚卸資産化により期首棚卸相当額299百万円を特別利益に計上しています｡ﾎﾃﾙ業部門では､沖縄のﾗｸﾞﾅｶﾞｰﾃﾞﾝﾎﾃﾙと北海道のﾆｾｺﾉｰｻﾞﾝﾘｿﾞｰﾄｱﾝﾇﾌﾟﾘに､昨年２月より㈱稚内観光開発が運営する｢稚内全日空ﾎﾃﾙ｣が新たに加わり､３ﾎﾃﾙ体制となりました｡ﾗｸﾞﾅｶﾞｰﾃﾞﾝﾎﾃﾙでは､客室を中心とした改修工事を昨年３月から７月までの期間で行ったことにより､上半期は減収となりましたが､工事完了後の夏休みより一転し前年の水準まで戻りつつあります｡ﾆｾｺﾉｰｻﾞﾝﾘｿﾞｰﾄｱﾝﾇﾌﾟﾘおよび稚内全日空ﾎﾃﾙにおいては､近隣ﾎﾃﾙとの価格競争や､低価格志向等の影響を受けましたが､誘客のための様々な施策､全般的な経費節減等の収益向上に努めました｡これらの結果､ﾎﾃﾙ業部門の売上高は3,655百万円､ﾎﾃﾙ業利益は295百万円となりました｡なお､ﾎﾃﾙ業部門では､昨年７月､需要の大きい首都圏に各ﾎﾃﾙの営業部門を集約し､営業力の増強と効率化を図っています｡不動産賃貸業部門は､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟ所有の各ﾋﾞﾙで若干の空室率上昇はありましたが､比較的安定した入居率を確保し､収益に寄与しました｡不動産賃貸業部門の売上高は395百万円､不動産賃貸業利益は210百万円を計上しました｡以上の結果､当第３四半期累計期間の売上高は16,223百万円（前年同四半期比2.6％増）､営業利益1,020百万円(前年同四半期比32.4％減)となりました｡営業利益の減少に加え､為替ﾚｰﾄの円高の進行により､外貨建債権債務の四半期末評価損419百万円を､営業外費用に計上した結果､経常損失は1,062百万円となり､特別利益517百万円の計上はあるものの､四半期純損失は132百万円になりました｡
（略）