出光興産／共立製薬と業務提携｜物流ﾆｭｰｽ｜物流ﾆｭｰｽ＆用語辞典 powerd by e-LogiT

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■出光興産／共立製薬と業務提携

2010年度
出光興産と共立製薬の業務提携について

2011年1月24日
出光興産株式会社（本社：東京都千代田区､社長：中野　和久）と共立製薬株式会社（本社：東京都千代田区､社長：岡本　雄平）は､国内における畜産商品の販売､調達に係る業務提携契約を締結し､両社は3月1日から新業務を開始します｡
わが国の畜産業界を取り巻く環境は､飼料の高騰や輸入畜産物の増加による競争激化などにより､その厳しさが増している一方､安全･安心を志向する消費者の意識は年々高まっています｡このような環境のもと､生産現場からは､抗生物質に頼らない飼育や低ｺｽﾄでの飼育に役立つ飼料添加物､機能性素材が求められています｡
出光興産と共立製薬は､飼料添加物と機能性素材分野における事業規模の拡大を目的に､業務提携の締結に至りました｡出光興産は､素材開発力､微生物培養技術とその製品化技術を保有し､動物薬のﾄｯﾌﾟﾒｰｶｰである共立製薬は､全国に販売ﾈｯﾄﾜｰｸを展開しております｡両社は､お互いの強みを活かしてｼﾅｼﾞｰ効果を発揮し､現場のﾆｰｽﾞに応えていきます｡
業務提携により､出光興産は､ｱｸﾞﾘﾊﾞｲｵ事業のうち畜産分野の営業業務を共立製薬に移管し､共立製薬は飼料添加物･機能性素材分野の製造､調達の業務を出光興産に移管します｡これにより､出光興産は自社開発品に加え､国内外から調達した商品を共立製薬に供給します｡また､共立製薬はこれらの製品を全国の販売網を活かし､販売代理店や畜産生産者に販売します｡両社はｼﾅｼﾞｰの効果を高めるために出向なども含め人事交流をしていく予定です｡
今後､出光興産は､共立製薬からあがってきた生産現場のﾆｰｽﾞを踏まえた商品開発と海外からの機能性素材や低ｺｽﾄ製造品の調達力を強化し､共立製薬は出光興産から調達した商品を加えた幅広い商品ﾗｲﾝｱｯﾌﾟで販売を強化します｡今回の業務提携によって､2015年には売上規模30億円をめざします｡出光興産および共立製薬は､それぞれ2010年度対比で約3倍の売り上げ規模となる見込みです｡