名鉄運輸／営業利益は前年比３･２％増（平成23年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)）｜物流ﾆｭｰｽ

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■名鉄運輸／営業利益は前年比３･２％増（平成23年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)）

平成23年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
単位･百万円
　　　　　　　　　　　　　　　売上高　　　　　営業利益　経常利益　　　四半期純利益23年3月期第2四半期　42,492 7.4 　　　1,536 3.2 　1,520 14.4 　388 △66.022年3月期第2四半期　39,569 △14.2 　1,489 ― 　1,328 ― 　　1,141 ―
（略）
(1) 連結経営成績に関する定性的情報
当第２四半期連結累計期間におけるわが国経済は､昨年度下半期より輸出増加や政府による緊急経済対策による効果などにより､企業収益の改善傾向が続いたことから､緩やかな回復基調が継続しました｡しかし､猛暑による一部業界における特需はあったものの､夏場以降に急速に進んだ円高の影響により景気は踊り場入りの警戒感が高まりつつあります｡また､失業率も依然として高水準で推移しており､雇用･所得環境は厳しい状態が続いていることから､回復に向けての経済基盤は脆弱な状況にあります｡物流業界におきましては､ｴｺﾎﾟｲﾝﾄ制度やｴｺｶｰ減税といった消費喚起策による国内個人消費の進展により､営業用自動車分野の国内貨物総輸送量は拡大基調が続いたものの､夏場以降は荷動きに停滞感が感じられるようになるとともに運賃の下落傾向も顕著になってくるなど､収益面では厳しさを増してきました｡このような状況の中､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟではｸﾞﾙｰﾌﾟ各社の連携を一層強化することで営業力を向上させるとともに､ｸﾞﾙｰﾌﾟ品質の均一化にも積極的に取り組みました｡また､幹線輸送の効率化や諸経費の圧縮などｺｽﾄ削減にも努めました｡その結果､当第２四半期連結累計期間の連結売上高は､前期比7.4％増の42,492百万円となりました｡また､業務効率化など費用の削減にも努めた結果､営業利益は前期比3.2％増の1,536百万円､有利子負債の減少に伴う支払利息の減少などにより経常利益は前期比14.4％増の1,520百万円を確保することができました｡しかし､資産除去債務に関する会計基準等を適用した影響や法人税等の増加もあり､第２四半期連結累計期間における当四半期純利益は前期比66.0%減の388百万円となりました｡
当第２四半期連結累計期間におけるｾｸﾞﾒﾝﾄの業績は次のとおりであります｡（貨物自動車運送事業）｢路線･区域事業｣における路線事業では､混載事業の高度化･効率化･最適化を目標に収入の確保に努めました｡また､既存顧客の囲い込みと販路拡大を重点施策として､販売ﾏﾝの質的向上を図るとともに､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟ相互の営業情報の共有化や集配車の稼働状況に即した効率的な営業活動を展開しました｡｢区域事業｣では､東京･名古屋･大阪などの大都市圏以外での販売活動を強化するとともに､大口顧客の維持･拡大に繋げるための低ｺｽﾄ化についても積極的に取り組みました｡｢引越事業｣では､法人営業推進に向けた営業活動の強化を重点施策として営業活動に努めましたが､大手企業の人事異動の抑制や事務所移転の減少､更には同業他社との競争激化による単価の下落により前年実績を確保するまでには至りませんでした｡その結果､連結売上高は35,656百万円となりました｡
（航空利用運送事業）航空利用運送事業では､輸出関連企業を中心とした回復の遅れやｵｰﾃﾞｨｵ･ﾋﾞｼﾞｭｱﾙ､ｹﾞｰﾑ機関連のﾊｰﾄﾞ･ｿﾌﾄの荷動きも停滞が続きました｡その結果､連結売上高は4,112百万円となりました｡
（流通事業）流通事業では､猛暑により飲料等が生産工場から販売店に直送されるなど倉庫保管が激減したことなどにより保管荷役部門は厳しい状況が続きましたが､営業力強化に向けてｸﾞﾙｰﾌﾟ各社との営業情報の共有化に積極的に取り組むなど販路拡大に努めました結果､梱包加工部門では新規顧客の獲得などにより好調に推移しました｡その結果､連結売上高は2,683百万円となりました｡（その他の事業）その他の事業では､遊休資産の有効活用に努めた結果､連結売上高は39百万円となりました｡(注) 第１四半期連結会計期間よりｾｸﾞﾒﾝﾄ情報の区分を変更したため､前期との比較は行っておりません｡
（略）