明治海運／４億６４００万円の赤字損失を計上（平成23年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕（連結））｜物流ﾆｭｰｽ

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■明治海運／４億６４００万円の赤字損失を計上（平成23年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕（連結））

平成23年3月期第2四半期決算短信〔日本基準〕（連結）
単位･百万円
　　　　　　　　　　　　　　　売上高　　　営業利益　　　経常利益　四半期純利益23年3月期第2四半期　10,570 1.6 　497 △39.3 　△464 ― 　△46 ―22年3月期第2四半期　10,401 4.9　 819 △25.4　 △555 ― 　283 652.7
（略）
(1) 連結経営成績に関する定性的情報
当第２四半期連結累計期間における世界経済は､全体として緩やかに回復しました｡ｱｼﾞｱ地域では､特に中国とｲﾝﾄﾞが先導し､内需を中心に景気は拡大しましたが､欧米では､米国の雇用や個人消費の回復力が鈍く､また欧州においても､財政危機問題による金融市場の混乱は山場を越えましたが､景気回復の基盤は脆弱な状況となっています｡一方わが国経済も､徐々に回復傾向ではあるものの､円高､株安､ﾃﾞﾌﾚに見舞われ､また政治の不安定さから先行き不透明感は拭えない状況です｡このような経済情勢のもと､上半期の外航海運市況は､全般的に低調に推移しました｡大型原油船市況は､船腹需給の回復により､一時はWS100の大台を突破するなど６月までは堅調に推移しましたが､７月以降､欧米向け荷動きの鈍化､西ｱﾌﾘｶ･南米積みなどの輸送需要の減退などから市況は一気に急落､WS40台に割り込む状態となりました｡自動車船市況は､海運各社における停船､返船､解撤などによる船隊縮小化努力の結果､船腹余剰感が改善し､低迷状態からは脱却しつつありますが､荷動きのﾋﾟｰｸであった2008年のﾚﾍﾞﾙまでには届かぬ状況が続いています｡ﾄﾞﾗｲﾊﾞﾙｸ船市況は､中国による鉄鉱石の買い控えなどの影響から､特にｹｰﾌﾟｻｲｽﾞ市況については主要４航路平均で１万ﾄﾞﾙ台に落ち込むなど､ﾊﾟﾅﾏｯｸｽ以下の中小型船市況を下回る異常な状態が続きましたが､８月に入り大型船市況は復調し､ﾄﾞﾗｲﾊﾞﾙｸ船市況全般に落ち着きを取り戻しています｡木材ﾁｯﾌﾟ船市況は､製紙会社が依然減産体制を敷いているため､低迷が続いています｡そのため､ﾁｯﾌﾟ船を運航する邦船社は､海外向け輸送案件の獲得に力を入れています｡このような状況下にあって､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟ外航海運業部門は､従前からの中長期用船契約を主体に運営してきたことから､市況の影響は直接受けず概ね順調に稼働しました｡前連結会計年度に投入した大型LPG船など計２隻が本格稼働しましたが､円高の進行により売上高は8,177百万円に留まり､前連結会計年度に投入した新造船の減価償却費および修繕費等のｺｽﾄ増の影響もあり､海運業利益は308百万円となりました｡なお､船隊近代化の一環として､連結子会社において自動車船１隻を売船した売却益245百万円を特別利益に計上しています｡また､従来､潤滑油については､購入時に費用処理していましたが､所有船舶等の増加により金額的重要性が増してきたことから､第１四半期連結会計期間より､毎四半期末において各船舶での棚卸しを実施し､各期間の消費量を費用処理することとしました｡これにより､期首棚卸相当額300百万円を特別利益に計上しています｡ﾎﾃﾙ業部門には､本年２月より?稚内観光開発が運営する｢稚内全日空ﾎﾃﾙ｣が新たに加わり､３ﾎﾃﾙ体制が整いました｡沖縄/ﾗｸﾞﾅｶﾞｰﾃﾞﾝﾎﾃﾙでは､売上の維持･向上と競合ﾎﾃﾙに対する優位性を発揮するため､客室を主とした改修工事を本年３月から７月までの期間で行いました｡この工事による不稼働と経済環境悪化による客単価の下落により上半期は大きく減収となりました｡しかしながら工事完工後の夏休みから一転し､家族旅行､若年層を中心に客室稼働率及び宿泊人数に持ち直しの動きが見受けられます｡北海道/ﾆｾｺﾉｰｻﾞﾝﾘｿﾞｰﾄｱﾝﾇﾌﾟﾘも､冬期のﾄｯﾌﾟｼｰｽﾞﾝにおける近隣ﾎﾃﾙとの価格競争による落込みがありましたが､４月以降は春ｽｷｰの好調やｲﾝﾀｰﾈｯﾄ商品の販促施策が奏功し､回復傾向にあります｡また､新たに加わった北海道/稚内全日空ﾎﾃﾙも同様の動きを示しており､営業開始直後の下落傾向は収まりつつあります｡なお､本年７月､需要の大きい首都圏に各ﾎﾃﾙの営業部門を集約し､営業力の増強と効率化を図っています｡これらの結果､ﾎﾃﾙ業部門の売上高は2,126百万円､ﾎﾃﾙ業利益は49百万円となりました｡
（略）