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■住友金属工業/住友金属小倉の製鋼プロセス革新投資を完成
製鋼プロセス革新投資の完成について

 株式会社住友金属小倉は、製鋼プロセス革新投資を進めてきました。その最後の新設設備である脱りん炉が完成し、本日、竣工式を執り行い、稼働を開始しました。これで住友金属小倉の製鋼プロセス革新投資は全て完成しました。

 この投資は住友金属工業株式会社の和歌山製鉄所で導入され、その効果が実証されたSRP(Simple Refining Process)を住友金属小倉にも適用するものです。住友金属小倉では、SRPの導入に加えて、高清浄鋼(介在物の非常に少ない鋼)と高機能鋼(介在物をコントロールして機能を持たせた鋼)の製造プロセスを完全分離して品質競争力を改善するという成果もあげています。

 SRPは、溶銑に含まれるりんの除去(脱りん)と炭素の除去(脱炭)を、それぞれ別々の炉で行うプロセスです。脱りんと脱炭、おのおの最適な条件で精錬することで、高品質化(りん不純物80ppm以下)、高能率化(吹錬時間9分)、低環境負荷化(スラグ・ CO2 発生量大幅減)の3つを同時に実現します。この技術は、住友金属工業 和歌山製鉄所で実用化され、業界の標準となった革新的製鋼技術で、2006年「大河内記念生産特賞」を受賞しました。

 なお、今回の脱りん炉には、一層のりんの低濃度化と高級鋼の生産量の拡大に対応し、脱りん剤を細かい粉体にして溶鋼表面に吹き付けるという、住友金属工業が新たに開発したプロセス「SRP-Z」も導入しています。(2010年10月20日発表)

 製鋼プロセス革新投資は大きく2つの工事に分けて実施しました。第?期工事は、二次精錬設備(*1)の第2LF精錬設備(*2)、第2RH脱ガス設備(*3)・第4連続鋳造設備を建設し、昨年12月に稼働しました。第?期は脱りん炉新設で、このほど完成稼働したものです。



製鋼プロセス革新投資について




1. 総投資額
: 270億円

2. 建設期間
:(第?期:2LF・2RH・4CC新設)2007年2月?2009年12月

 
:(第?期:脱りん炉新設)2007年2月?2010年10月

3. 特  徴
:(第?期)2LF・2RH・4CC 新設による高機能鋼ライン/高清浄鋼 ラインのプロセス完全分離

 
:(第?期)脱リン炉新設によるSRP 導入
以 上
 
                   






脱りん炉
 
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