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| ■JEFスチール/第二東名高速道路向けに機械式継手付き鋼管杭を大量納入 |
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第二東名高速道路向けに機械式継手付き鋼管杭を大量納入?機械式継手「カシーン?」初の本格採用? 第二東名高速道路の「相模川橋他5橋(下部工)工事」に、当社の機械式継手「カシーン?」付き鋼管杭840トンが採用されました。「カシーン?」の性能が評価され、当社は通常の鋼管杭も含め、本件で使用される鋼管杭の全量(合計4,700トン)を受注し、この度納入を完了しました。 「相模川橋他5橋(下部工)工事」は、一部の橋脚が河川内に設置されるため、渇水期の10月から5月に確実に施工を行う必要がありました。このため、工程の要となる鋼管杭の施工期間を通常よりも大幅に短縮する必要があり、現場溶接の代替として当社の「カシーン?」付き鋼管杭が採用されました。本件には174セットの「カシーン?」が使用され、開発以来初の本格採用となりました。 一般的に、必要な鋼管杭基礎の長さが輸送可能な鋼管長を超える場合には、現場で下杭を設置した後、上杭を下杭に溶接して継ぎます。「カシーン?」は差込タイプの機械式継手であり、鋼管杭の両端に取り付けて使用します。現場での施工は容易で、溶接も一切不要となり、工期の大幅な短縮に寄与します。 「カシーン?」は、じん性・加工性に優れた高降伏点鋼材である「JFE-HITEN780」を使用した機械式継手として2003年に当社が開発したもので、以下の特徴を有しています。 杭径・板厚によらず杭接合に要する作業時間が短く一定である。接合時間を40%?90%低減可能。 溶接の場合に必要な非破壊検査が不要であり、検査のために工事を中断する必要がない。 雨天・強風下での施工が可能である。 鋼管本体と同等の強度を有しており、許容応力度(*)の低減が不要である。 施工に際し、特殊技能が不要であり、施工による品質のばらつきがない。 可燃物近傍でも接合作業が可能である。 「カシーン?」は、2004年に(財)土木研究センターの建設技術審査証明と(財)沿岸技術研究センターの確認審査・評価を取得し、2007年1月に(社)日本道路協会より改訂・発行された杭基礎設計便覧・杭基礎施工便覧でも取り上げられています。 日本におけるインフラ整備は、大量建設の時代から維持管理の時代へと移行しつつあり、今後は既設道路橋基礎の耐震補強工事の増加が見込まれます。供用中の道路橋基礎の耐震補強工事の多くは、施工空間が桁下に限定されることから、短い鋼管杭を継ぐことになります。この場合、施工総時間に占める現場接合作業の比率が高くなり、機械式継手「カシーン?」の利用による工期短縮化が有効となります。 また、長期的には高い技量を有する溶接工の不足が指摘されており、安定した品質の確保のためにも「カシーン?」の需要増が見込まれます。 当社は今後も社会のニーズの変化に対応した様々な建材商品を開発して参ります。 (*)許容応力度: 設計上許容される単位面積あたりの荷重。許容応力度以内であれば、材料の破壊や降伏に対して十分な安全性が担保される。現場溶接部は品質の安定確保が困難であることから、一般に現場溶接部の許容応力度は工場溶接部の90%の値と定められている。 【ご参考】<案件の概要> 工事名称 : 第二東名高速道路 相模川橋他5橋(下部工)工事 発注者 : 中日本高速道路株式会社 元 請 : 西松建設株式会社 杭寸法 : φ1,000×t10×L19,500?20,000 数量:840t、カシーン?174箇所 施工能率 : 「カシーン?」=5本/日、溶接=3本/日 本件の標準的な施工サイクルタイム <「カシーン?」の構造> <溶接工の数の変遷> 金属溶接・溶断作業者の数の変遷(出典:総務省統計局「労働力調査」) <製造可能範囲> 「カシーン?」付き鋼管杭(雌継手側) 「カシーン?」付き鋼管杭(雄継手側) 施工状況(遠景) 「カシーン?」の嵌合(かんごう)状況 以 上 関連情報 (製品情報 > 土木) |
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