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| ■セキュアデザイン/「e−パスポート」対応の入出国管理システムを共同開発・販売開始 |
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セキュアデザイン PCS Security Pte Ltd.と業務提携 「e−パスポート」対応の入出国管理システムを共同開発・販売開始 指紋認証技術でグローバル展開を目指す、セキュアデザイン株式会社(SDKK 本社:東京都中央区日本橋、CEO:清本 尚一)は、このほどPCS Security Pte Ltd.(PCS 本社:シンガポール、CEO:ウン・フー・ミン)と指紋認証を用いた入出国審査システム分野において業務提携した。 SDKKは、米国立標準技術研究所(NIST)の指紋認証アルゴリズムの標準化のための精度評価作業や、指紋認証技術ベンダー企業間の認証技術の互換性を検討するプロジェクトへの我が国唯一の参加企業。またISOのバイオメトリクスに関する国際標準化委員会にも正式委員として参加しており、高精度、高機能を要求されるパスポートなどの公的機関における指紋照合技術分野において、先導的役割を担っている。 一方PCSは、パスポート・コントロールシステムをはじめ、車両の安全審査システムなどの製品開発・提供を行っているシンガポールのセキュリティー・ソリューション・ベンダーである。シンガポールの表玄関であるチャンギ国際空港の入出国審査業務カウンターを始め、隣接するマレーシアとの国境にはPCS製の1千台のパスポート・コントロール装置が導入されており、円滑な入出国管理が行われている。 現在、世界各国の入出国管理業務において最も急がれているのが、生体認証機能付きパスポート「e−パスポート」への対応である。その理由のひとつとして、米国が2001年の9.11同時多発テロを受けて「Homeland Security」プロジェクトを立ち上げ、米国に入国する際に携帯するパスポートを「e−パスポート(※注記1)」とすることを各国に対し義務づけた(※注記2,3,4)ことが挙げられる。 今回の業務提携によって両社は、 1.指紋認証技術を付加した入出国審査用e−パスポート・スキャナー・プラットフォーム「SENTINEL−BIO」 2.ワンストップ無人入出国審査ゲート「e−PASS KIOSK」 3.国境警備用携帯型e−パスポート・コントロールシステム「WAT(Wireless Authentication Terminal)」 の三つの「e−パスポート」対応製品を共同開発し、両社の全面協力体制の下に全世界的規模での販売を開始する。 「SENTINEL−BIO」は、大規模導入実績のあるPCSのパスポート・コントロール端末装置「SENTINEL」にSDKKの指紋認証エンジンをはじめとする認証技術を搭載することで、既存の入出国審査業務の流れを変更することなく、容易にe−パスポートの取扱いを可能にした。米国の規制に対する対応と自国のテロ対策とに迫られる多くの発展途上国にとって、最も経済的で合理的な拡張性を有する柔軟なソリューションを提案することが可能となる。 「e−PASS KIOSK」は、入出国審査における待ち行列緩和のための決定的対策としてはもとより、入出国審査の際の不快、不安から解放するための顧客サービスを指向するワンストップ入出国審査ゲートシステムである。具体的には、顧客は、無人の入出国審査ゲートに配置された「e−PASS KIOSK」のスキャナー窓口に自身のパスポートを挿入するだけで、パスポートの真正性が自動的に確認され、一つ目のゲートが開き、次に指紋のスキャナーに指を乗せて本人確認がなされた後、開かれる二つ目のゲートを通って審査終了となる。安全性を追求するe−パスポートの導入を、顧客の利便性と入出国審査業務の簡素化要求に結びつける「e−PASS KIOSK」は、全世界の空港のニーズに合致したものと言える。しかも、「e−PASS KIOSK」は、既設の「SENTINEL−BIO」をベースに拡張、実現できるように設計されている。 「WAT」は、PDAの無線LANによりインターネットを経由して、SDKKの最も得意とする「1 to Many(1対N)」のAFIS技術を搭載した認証サーバーに問合せ、入国拒否、強制退去者などの履歴リストを検索する機能を備えており、港湾エリアや陸路など入出国管理審査ゲートの設置が困難な場所でのe−パスポート・コントロール業務を担う。海に囲まれた我が国の場合、入出国審査は、主要な港湾128港、地方港湾942港を合わせ1070港もの施設で実施されている。こうしたことからも、港湾エリアや陸路などからの入出国審査ゲートの需要規模は、空路での需要を遥かに超えている。 また、経済力の格差から近年激増する外国人労働者の管理当局は、都市街頭でのパスポート(海外では外国人労働者証)の迅速で正確な確認作業の必要性に迫られている。その他「WAT」に対する利用・応用分野は、公共、民間を問わず計り知れない。 製品の共同開発で指紋認証技術を担当するSDKKは、カシオ計算機株式会社の新型指紋センサーを搭載した世界初の生体検知機能を備えた指紋読取装置を開発し、入出国審査官の立会いの無い無人装置での偽造指紋の摘発にも技術的な裏づけを有している。カシオ計算機の半導体指紋センサーは、開発当初よりSDKKと協力し、指紋認証製品の製造、販売において多くの実績と高い評価を得ている。特に、e−パスポートの指紋認証への対応を考慮して指紋の読取面積を大幅に拡大した新型指紋センサーを「WAT」をはじめとする各製品に搭載し、小型化、低価格化を実現した。湿った指、乾燥した指などの指の状態に関わらず多数の指紋を対象とし、しかもセンサー表面が濡れた場合でも正確に指紋を読取り、認証可能であることを最低条件として要求される分野において、品質管理と安定供給の体制を誇るカシオ計算機との協力は、製品に大きな優位性をもたらせている。 今回のPCS、SDKKの業務提携によって両社は、2007Biometrics Technology Expo(米国ボルチモア:9月11日〜13日)並びにBiometrics2007(英国ロンドン:10月18日〜19日)において共同で製品発表を行い、全世界に向けて販売開始する。また、SDKKは、米国、英国、東南アジアに販売拠点となる現地法人を設立し、e−パスポートに組込まれるIC−チップの供給やe−パスポート導入に向けて多角的なアドバイザー業務もパッケージ化し、東南アジアでの年内の受注を目指す。 注記) 1.旅券にIC(集積回路)チップを搭載し、国籍、氏名、生年月日などの印刷された身分事項の他、所持人の顔画像、指紋情報などの生体情報(バイオメトリックス情報)をICチップに記録した旅券を「e−パスポート」又はIC旅券と呼ぶ。 2.ICAO(the International Civil Aviation Organization)は、参加184カ国に対し、2010年4月1日までに、e−パスポートへの切り替えを完了し、それ以降はe−パスポートのみを発給するよう要求している。(ICAO document DOC9303) 3.日本を含む米国のビザ免除プログラムの対象国に対し、2006年10月26日以降に発給されるパスポートが、ICAOの定めるe−パスポートでなければ、アメリカ入国時にはビザ(査証)免除の適用を受けられず、取得が義務付けられる予定となっている。 4.オーストラリアでは2005年12月より、 日本では2006年3月より、 フランスでは2006年4月より、 米国、シンガポール、ハンガリーは、2006年8月より、 ポルトガルは、2006年9月より それぞれe−パスポートの発給を開始した。 ◇セキュアデザイン株式会社 URL: http://www.securedesign.jp/ 設立 : 2005年11月 資本金 : 587,369,050円(2007年1月現在) 発行済株式総数 : 31,536,700株 上場市場 : ロンドン証券取引所AIM(Alternative Investment Market) 銘柄コード : SDKK.L 主幹事証券会社はチャールズ・スタンレー証券 決算期 : 12月 所在地 : 【本社】 東京都中央区日本橋2−2−6 日本橋通り二丁目ビル11F 〒103−0027 Tel: 03−3516−9303 Fax: 03−3516−8810 代表者 : CEO 清本 尚一 事業内容 : 指紋認証を始めとする生体認証技術・製品開発及び販売・ライセンスセキュリティ・ソリューションの開発・販売 ◇PCS Security Pte Ltd. URL: http://www.pcs-security.com 資本金 : SGD1,500,000(シンガポール・ドル) 役員 : CEO :Ng Hoo Ming(ウン・フー・ミン) 本社 : シンガポール |
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