日本出版販売／日販物流ｻｰﾋﾞｽ川口営業所を開設｜物流ﾆｭｰｽ

ﾆｭｰｽ　

用語　

ｾﾐﾅｰ

■日本出版販売／日販物流ｻｰﾋﾞｽ川口営業所を開設

日販物流ｻｰﾋﾞｽ川口営業所開設のお知らせ―共同ﾃﾞﾎﾟによる配送効率化を目指す―

2021/06/14

　日本出版販売株式会社（代表取締役社長：奥村景二､略称：日販）と､日販物流ｻｰﾋﾞｽ株式会社（代表取締役社長：佐藤文哉､略称：NLS）は､NLSを含む運送会社4社（NLS､出版輸送株式会社､愛知陸運株式会社､他1社を予定）が共同運営するﾃﾞﾎﾟとして､NLS川口営業所（埼玉県川口市）を2021年5月6日に開設しました｡　NLS川口営業所は､以前まで日販の週刊誌送品拠点であった入谷営業所を2020年10月に撤収（※）し､建屋･設備を一部ﾘﾌﾟﾚｲｽして開設したものです｡※入谷営業所で行っていた週刊誌の送品を､ねりま流通ｾﾝﾀｰ（東京都練馬区）とCVS営業所（東京都北区）に移管することで､雑誌の送品拠点を3拠点から2拠点に統合｡
　昨今､出版配送を担う運送会社様は､出版物の配送量減少による運賃収入の減少に加え､ﾄﾞﾗｲﾊﾞｰ不足に伴う車両不足､仕分作業員不足など多くの課題を抱えており､非常に厳しい状況が続いています｡そのような中､今後も配送網を維持･安定させていくためには､それらの課題への対処が必要不可欠です｡　そこでこの度､旧入谷営業所を都内近郊向け配送拠点として活用し､NLSが運送会社様を招致することで､NLSを含む運送会社4社が共同運営を行うﾃﾞﾎﾟ､NLS川口営業所を開設いたしました｡　本営業所は､倉庫･設備の共同利用による拠点維持費用の削減や､集荷･仕分･返品処理の効率ｱｯﾌﾟを目的とした拠点です｡本営業所において､日販が今後､作業共同化に対応した取次出荷などに取り組むことで､参画運送会社様が抱える作業員不足等の課題解決やｺｽﾄ削減が可能となり､その結果として､配送網の維持･安定を実現できると見込んでいます｡
　日販および日販ｸﾞﾙｰﾌﾟは､出版業界の喫緊の課題である輸配送問題に端を発する出版流通崩壊の危機に対して､将来にわたって持続可能な出版流通を実現するため､｢出版流通改革｣に取り組んでいます｡今般の共同ﾃﾞﾎﾟ開設は､その出版流通改革の一環として､出版輸配送ﾈｯﾄﾜｰｸの新たな姿の構築を目指したものです｡　今後も､運送会社様とともに､より効率的な配送体制の構築に取り組んでまいります｡

▼NLS川口営業所における集荷の様子　　
■NLS川口営業所概要住所：〒334-0012　埼玉県川口市八幡木3丁目8番1号業務内容：首都圏書店配送業務､各出版取次納品業務､出版社集品･送品業務､薬品ﾒｰｶｰ物流業務､各種ｽﾎﾟｯﾄ配送業務