物流ニュース&用語辞典 powerd by e-LogiT
物流ニュース
ニュース 用語 セミナー
■明治海運/経常利益は前年比38・4%減(2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結))
2021年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)単位・百万円  
       売上高    営業利益   経常利益   当期純利益
2021年3月期 40,153 △8.5  2,081 △61.8  2,623 △38.4  1,246 △27.5
2020年3月期 43,881 3.0   5,444 10.5   4,255 5.0    1,719 △16.1
(注) 包括利益 2021年3月期 1,433 百万円 ( △35.3%) 2020年3月期 2,215 百万円 ( △31.2%)
(略)
(1)当期の経営成績の概況
<経済環境>
当連結会計年度における世界経済は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大により大きな影響を受け、世界経 済の成長率はマイナス3.3%となりました。 米国・欧州・我が国経済ともに、4〜6月期の実質GDP成長率は統計始まって以来最大の落ち込みとなり、経済が コロナ禍前の活動水準を取り戻す道のりは困難と予測されました。しかし、ワクチンの登場、ニューノーマルへの 適応、未曾有の財政出動や金融緩和の継続により、下半期の成長率は予想を上回りました。 中国経済は、早くから経済活動の再開が本格化し、2020年中にコロナ禍前の水準に戻りました。 当連結会計年度の為替は、108円台で始まり、その後はドル安・円高基調が続き、2020年12月末には103円台とな りました。年明けからは米国長期金利の上昇を背景に2021年3月末には110円台に戻しました。
<外航海運業>
大型タンカー市況は、2020年年明けより堅調に始まったものの、1月中旬には新型コロナウイルス感染拡大による 需要減によって急落する局面が見られました。3月にはOPECプラスの減産協議の決裂に伴うサウジアラビアの原油 増産により傭船活動が活発化し、一時的に市況の高騰が見られましたが、一方で5月にはOPECプラスによる協調減 産が再開されたことにより、輸送需要が減退しその後の下落に繋がりました。7月頃からは損益分岐点とされる日 建傭船料30,000ドルを下回り、9月末には同10,000ドルを割る水準まで低下し、北半球の冬季需要による回復の兆 しも見られず、低位で推移しました。石油製品船は、新型コロナウイルス感染拡大防止のための移動制限によりジ ェット燃料需要が減少、そのため製油所の稼働が大きく低下したことが影響し、4〜7月に一部で原油船の洋上備 蓄需要に連動した市況回復があったものの、年間を通して低位で推移しました。 バラ積船市況は、大型船を筆頭に2019年末からの下落基調に年明けからの新型コロナウイルス感染拡大の影響が 加わり、市況低迷に拍車がかかりました。5月にはケープサイズ主要5航路の平均日建傭船料は一時2,000ドルを割 り、2016年に記録した過去最安値とほぼ並びました。一方で、6月以降は経済活動をいち早く再開した中国向けの 荷動きが回復し、ケープサイズ市況も急回復しました。結果として、下期のケープサイズ主要5航路の平均日建傭 船料は、上期から倍増し18,000ドル台となりました。中小型船については、大型船ほどの市況の乱高下は見られま せんでしたが、同様に上半期は低位で推移し、下半期に回復をする値動きとなり、2021年年明け以降は一段の上昇 を見せ堅調に推移しました。 自動車船市況は、新型コロナウイルス感染拡大の影響による自動車の販売・生産停止を受けて、4月以降の荷動 きはほぼ半減しました。これを受けて日本と欧州のオペレーターは解撤と早期返船による船隊縮小を断行し、欧州 オペレーターにおいては一部係船も実施いたしました。一方で、6月以降は各国の経済活動再開により完成車の荷 動きは回復基調で推移し、年末には北米向けの荷動きは前年並みに回復し、資源国向けの荷動きは出遅れているも のの、全体では新型コロナウイルス感染拡大前の8〜9割程度まで回復しました。 コンテナ船市況は、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受け2020年年明けから荷動きの低迷を見たものの、年 央よりその反動と特に先進国における巣ごもり需要増により急回復を見せ、北米などにおける港湾施設の稼働率低 下による滞船の増加も相まって、大型船において引き続き高水準で推移しています。 このような状況のもと、当連結会計年度の外航海運業部門は、前連結会計年度に竣工・取得した船舶の稼働増に 加えて、タンカー9隻、バルカー5隻、自動車船1隻の新規稼働もあり、売上高は34,506百万円(前年同期比9.7% 増)となり、外航海運業利益は入渠費用の増加もあり3,540百万円(前年同期比8.6%減)となりました。また、特 別損益として、当社の連結子会社が所有する船舶4隻の船舶売却益1,062百万円、船舶3隻の減損損失1,528百万円、 および当社の持分法適用関連会社を連結子会社としたことによる負ののれん発生益582百万円、段階取得に係る差損 455百万円を計上しています。
<ホテル関連事業>
ホテル関連事業部門では、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、国内客の旅行自粛の動きが広がり、また 入国制限によるインバウンド需要の急激な消滅もあり、過去に例を見ないホテルの低稼働を余儀なくされる状況に 陥りました。この結果、ホテル関連事業部門の売上高は5,141百万円(前年同期比56.9%減)となり、ホテル関連事 業損失は1,753百万円(前年同期はホテル関連事業利益1,266百万円)となりました。
<不動産賃貸業>
不動産賃貸業部門では、売上高は505百万円(前年同期比1.1%減)となり、不動産賃貸業利益は294百万円(前年 同期比3.8%減)となりました。 以上の結果、当連結会計年度において売上高は40,153百万円(前年同期比8.5%減)、営業利益は2,081百万円 (前年同期比61.8%減)、経常利益は、営業外収益としてホテル関連事業部門における雇用調整助成金、および傭 船解約金を計上し、2,623百万円(前年同期比38.4%減)となり、親会社株主に帰属する当期純利益は1,246百万円 (前年同期比27.5%減)になりました。
(略)
 
前の記事へ次の記事へ
【このURLを友達に教える
携帯版メールニュースの配信登録
最新の物流ニュースと1日1語(2語)の物流用語を平日朝7時ごろにお送りします。朝のコーヒー、通勤(通学)時に学んでください。
ご希望の方は、空メールを送信すると登録できます。
イー・ロジットの個人情報保護方針はこちら
サイト内検索
ホーム ページ下部
物流ニュース&用語集
 物流ニュース / 物流用語辞典 / セミナー情報
 ニュース登録(空メール)
事業内容
 社員教育 / 通販物流代行 / 物流改善・コスト削減
会社案内
 会社概要 / アクセス(地図)
 プライバシーポリシー
 訪問販売法に基づく表記
採用情報
 採用情報
 通販物流スタッフ(パート/アルバイト)
友達にURLを教える
お問い合わせ
Copyright(c)e-LogiT.com All Rights Reserved.