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■商船三井/FSRUにおける環境技術の共同技術開発契約に署名




FSRUにおける環境技術の共同技術開発契約に署名


2020年02月21日
株式会社商船三井(社長:池田潤一郎、本社:東京都港区、以下「商船三井」)は、2020年2月20日にDaewoo Shipbuilding & Marine Engineering Co., Ltd.(President and CEO:Sung Geun Lee、本社:韓国・コジェ)とFSRU (註1) 向けの環境負荷を低減する新技術の開発を共同で行う事を合意しました。
「Cryo-Powered Regas(再ガス冷熱発電)」と名付けたこの新技術は、FSRUの再ガス化プロセスに有機ランキンサイクル(註2)を採用することで、これまで海水に排出していたLNG冷熱を発電エネルギーとして利用することが可能となります。これによりFSRUがLNGを再気化する際の燃料消費量及びCO2排出量を大幅に削減する効果が期待できます。2020年内に小型設備での実証試験を行い、環境にやさしい新技術をお客様にご提供します。今回の合意は、商船三井が推進する環境・エミッションフリービジネスを実現やSDG(持続可能な開発目標)の達成をするための積極的な取り組みの一つとなります。

商船三井は、経営計画「ローリングプラン2019」において、海洋事業を中心に強みを発揮できる分野への経営資源の重点投入を経営方針の一つとして掲げています。商船三井は2009年に2隻のFSRU(Neptune及びCape Ann)の保有・貸船事業を開始して以来、2017年からトルコに於ける世界最大のFSRU「MOL FSRU Challenger」の操業実績を積み、今後はインドネシアでのIPP事業向けFSRU事業や、インド、香港及びドイツにおける洋上LNG受入基地の事業化にも関与をする予定(註3)です。
世界最大のLNG船事業者及び本邦企業として唯一のFSRUの保有・運営会社として、LNGの多様な調達を指向するお客様のニーズに沿ったFSRU事業を推進していきます。
(註1)Floating Storage and Regasification Unitの略。浮体式LNG貯蔵再ガス化設備。洋上でLNGを再気化し、陸上パイプラインへ高圧ガスを送出する能力を持つ。
(註2)有機化合物からなる熱媒体を介して温度差を発電エネルギーに変換する熱機関の理論サイクル。
(註3)詳細は以下プレスリリースをご参照ください。

2017年9月1日付プレスリリース「インドにおける浮体式LNG受入ターミナルプロジェクトに参画 〜FSRUの保守操業、FSUの提供・保守操業、及び運営ターミナルへ出資 〜」
2017年9月29日付プレスリリース「世界最大のFSRU "MOL FSRU CHALLENGER"と命名 〜本邦船社として初めて、単独での建造・保有・操業を担う〜」
2018年12月7日付プレスリリース「インドネシア・ジャワ1ガス焚き複合火力発電プロジェクトにおけるFSRU建造・保有・操業に参画 〜ノウハウを駆使し、FSRUを用いたGas-to-Powerプロジェクトとしてはアジア初の案件受注〜」
2018年12月18日付プレスリリース「ユニパー社とドイツにおける洋上LNG受入基地に関する覚書、及びLNG輸送契約を締結 〜ドイツ初のLNG洋上受入基地の共同検討を開始〜」
2019年6月24日付プレスリリース「香港洋上LNG受入基地向けに「MOL FSRU Challenger」の長期傭船契約を締結」




 
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