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■商船三井/ウルグアイLNG FSRUプロジェクト 長期定期用船契約を締結
ウルグアイLNG FSRUプロジェクト 長期定期用船契約を締結?〜現地にて契約締結の調印式を開催、早期の操業開始を目指す〜

株式会社商船三井(社長:池田潤一郎、本社:東京都港区、以下「商船三井」)子会社のLakler S.A(以下「Lakler社」)は、ウルグアイ・ガスサヤゴ社(*1)が主導する同国モンテビデオ港内のLNG受入プロジェクトに関し、このたび同社との間でFSRU(*2)1隻の長期定期用船契約の内容に合意し、7月20日(現地時間)に関係者出席の下、モンテビデオにて調印式が執り行われました(*3)。本契約は大統領承認を経て発効する予定です(*4)。
本プロジェクトに投入されるFSRUは世界最大のLNG貯蔵容量(263,000m3)を備え、ウルグアイ、及び近隣国へのガス供給業務に従事する予定です。現在、韓国・大宇造船海洋株式会社にて建造中で、竣工後ウルグアイに回航され、2018年前半から20年間の用船を予定しています。また、本船はガス送出能力に加えてLNG再出荷能力を備えており、近隣地域へのLNG再輸出やLNG燃料供給業務も可能な仕様となっています。当社グループは本プロジェクトを足掛かりに今後LNG需要の成長が見込まれる中南米地域におけるLNG二次輸送事業・LNG燃料供給事業にも積極的に取り組んでまいります。
FSRUは、従来の陸上受入基地に比べ低コスト、かつ短期間に受入体制を整える有力なソリューションとして2005年に実用化されて以降、世界各地で導入計画が進んでいます。商船三井グループは、30年以上に及ぶLNG船事業を通じて培った荷役、運航、保船のノウハウと実績をもとに、今後も拡大が見込まれるFSRU事業への取り組みを継続していきます。

調印式の様子(左から)ウルグアイ国営燃料アルコールセメント公社(ANCAP)社長 Marta Jara氏、Lakler社社長(当社取締役 専務執行役員) 橋本剛、ガスサヤゴ社社長 C?sar Briozzo氏、ウルグアイ国営電力公社(UTE)社長 Gonzalo Casaravilla氏


建造中のFSRU

(*1) ANCAPとUTEの合弁会社。
(*2) Floating Storage and Regasification Unitの略。浮体式LNG貯蔵再ガス化設備。洋上でLNGを再気化し、陸上パイプラインへ高圧ガスを送出する能力を持つ。
(*3) 本プロジェクトの経緯については、以下の当社プレスリリースをご参照ください。2016年5月10日付「ウルグアイLNG FSRUプロジェクト 定期用船契約の締結に向けて正式合意」2015年10月5日付「ウルグアイLNG FSRUプロジェクトについて」
(*4) 契約発効は2016年末を予定。
 
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