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■ブリヂストン/「CAIS」コンセプトに基づいた路面状態判別技術が世界初の実用化

「CAIS」コンセプトに基づいた路面状態判別技術が世界初の実用化
― 「タイヤセンシング技術」でモビリティ社会を支える ―

2015年11月25日No.110
 株式会社ブリヂストンは、「CAIS※1」コンセプトに基づく路面状態判別技術の実用化に成功しました。「CAIS」とは、路面と唯一接しているタイヤから接地面の情報を収集、解析し、路面情報やタイヤの状態を把握することで、お客様に新たな価値を提供する当社センシング技術の総称です。また、このようなタイヤセンシング技術の実用化は世界初※2となります。
 当社のタイヤによる路面状態判別技術は、降雪などによる路面状態の急激な変化をリアルタイムに感知することが可能で、刻々と変わる路面状態を車載解析装置によって、7つの区分※3に判別します。路面状態の判別結果は車内ディスプレイを介して、ドライバーへタイムリーに伝達することで安全運転を支援します。
 当社は、2011年11月から株式会社ネクスコ・エンジニアリング北海道と共同で本技術の試験を進めており、今回該社とライセンス契約を締結しました。「CAIS」を使用することで、夜間など視界の悪い状況でも、走行しながら路面状態を的確に把握することが可能となります。また、これらの路面情報を道路管理事務所がリアルタイムに共有することにより、更に効率的、かつ効果的な雪氷対策作業が可能となります。当社は本技術により、今まで以上に正確な冬の道路管理、また管理業務の効率化に貢献していきます。
 当社は、今後も継続して本技術の開発を進め、乗用車などの一般車両への適用を目指していきます。これにより、将来的には危険な路面状態を事前に察知しドライバーへ注意喚起を行うことや、より高度な車両制御技術への適用により、お客様の安心・安全に貢献できるものと考えています。また更には、将来普及が考えられる複数車両間通信による路面情報の共有化※4についても検討し、車社会の安全を側面から支援していきたいと考えています。
※1 Contact Area Information Sensingに由来。「CAIS」は当社の登録商標です。また「CAIS」は英UKIP Media & Events社発行の業界誌「Tire Technology International」が主催し、国際的なタイヤの専門家やエンジニア、研究者などが選考委員を務める「Tire Technology International Awards for Innovation and Excellence 2012」において、優れた先端技術開発に対して贈られる「Tire Technology of the year」を受賞しています。
※2 タイヤによる路面状態判別技術の領域において。(2015年11月当社調べ)
※3 乾燥、半湿、湿潤、シャーベット、積雪、圧雪、凍結
※4 別の路面上を走行する複数の車両が、路面状態の判別結果をお互いに共有すること。
1. CAISの概要(ブリヂストンのタイヤセンシング技術)


2. 路面状態判別技術のシステム概要

(1)タイヤのトレッド(路面との接地面)内側に装着した加速度センサによりタイヤのトレッドの振動を検出し、その情報を無線で車載解析装置へ送信します。また、このシステムは同じくタイヤ内に装着された独自の発電装置を用いて駆動しています。
(2)車載解析装置に送信された振動をリアルタイムに解析し、7つの路面状態(乾燥、半湿、湿潤、シャーベット、積雪、圧雪、凍結)に判別します。
(3)路面状態の判別結果を車内ディスプレイに表示します。
(4)路面状態の判別結果は通信ネットワークを介して共有されます。


 
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