不二製油／Harald社の株式を取得（子会社化）｜物流ﾆｭｰｽ

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■不二製油／Harald社の株式を取得（子会社化）

Harald社の株式取得（子会社化）に関するお知らせ　当社は､本日の取締役会において､以下のとおり､ﾌﾞﾗｼﾞﾙ最大手の業務用ﾁｮｺﾚｰﾄ製造企業であるHARALD　INDUSTRIA　E　COMERCIO　DE ALIMENTOS　LTDA．（以下､Harald社）の株式を取得することについて決議いたしましたので､お知らせいたします｡１．株式取得の目的　当社は､中期経営計画｢ﾙﾈｻﾝｽ不二２０１６｣を策定し､｢ｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ経営の推進･加速｣｢技術経営の推進･加速｣｢ｻｽﾃﾅﾌﾞﾙ経営の推進･加速｣を基本方針として､顧客ﾆｰｽﾞに即した製品開発､高機能素材の供給､生産ｺｽﾄの削減に取り組んでおります｡海外市場においては成長国･成長市場での事業展開の加速及びM＆A､ｱﾗｲｱﾝｽの実施によりｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ経営体制の確立を目指しております｡　当社は､植物性油脂に関する長年の研究開発で培った油脂技術をﾍﾞｰｽとし､ﾁｮｺﾚｰﾄの機能を向上させるﾁｮｺﾚｰﾄ用油脂や､製菓･製ﾊﾟﾝ素材として業務用のﾁｮｺﾚｰﾄ製品やｸﾘｰﾑ製品等を国内外で展開しております｡　ﾌﾞﾗｼﾞﾙは､南米最大の２億人を超える人口を抱え今後も著しい経済成長が見込まれております｡ﾁｮｺﾚｰﾄ市場としましても､手作りﾁｮｺﾚｰﾄを個人販売する文化が古くから慣習として根付いている等､ﾁｮｺﾚｰﾄはﾌﾞﾗｼﾞﾙ国民の文化的な嗜好品であることから､ｱﾒﾘｶ､ﾄﾞｲﾂに次ぐ世界第三位の市場規模を有し､今後も人口及び経済の成長とともにﾁｮｺﾚｰﾄ市場でも著しい成長が期待できます｡当社は､ｸﾞﾛｰﾊﾞﾙ経営推進の具体的な施策のひとつとして､２０１０年にﾌﾞﾗｼﾞﾙにFuji　Oil　South　America社を設立し油脂製品の販売等を通じﾌﾞﾗｼﾞﾙでの事業拡大に努めてまいりました｡　Harald社は､多種多様な業務用ﾁｮｺﾚｰﾄ製品の製造･販売を行うﾌﾞﾗｼﾞﾙ最大手の業務用ﾁｮｺﾚｰﾄ製造企業であり､業務用ﾁｮｺﾚｰﾄ事業に精通した経営陣の下､ﾌﾞﾗｼﾞﾙ国内のﾍﾞｰｶﾘｰｼｮｯﾌﾟ約７万店を顧客に持つほか､大手製菓･製ﾊﾟﾝﾒｰｶｰ､ﾁｮｺﾚｰﾄ製品専門店､ｷｬｯｼｭｱﾝﾄﾞｷｬﾘｰ等の大手小売店､ﾎﾃﾙ･ﾚｽﾄﾗﾝ等の幅広い販売ﾈｯﾄﾜｰｸに支えられた強固な営業基盤を有しております｡また､同社製品ﾌﾞﾗﾝﾄﾞは長年ﾌﾞﾗｼﾞﾙの人々に信頼とともに幅広く認知されており､ﾌﾞﾗｼﾞﾙ国内においては他社を圧倒するｼｪｱを有しております｡　今回のHarald社の株式取得により､今後著しい経済成長が見込まれる中南米域内で最大の人口を擁するﾌﾞﾗｼﾞﾙの業務用ﾁｮｺﾚｰﾄ市場を拠点とした中南米戦略を構築してまいります｡また､当社が得意とするﾁｮｺﾚｰﾄの機能を向上させるための油脂技術をHarald社に導入し更に高品質かつ高機能なﾁｮｺﾚｰﾄ製品を市場へと展開することで､新たなﾁｮｺﾚｰﾄ市場を創出しﾄｯﾌﾟｼｪｱを維持するだけでなく更なる成長を見込むことが可能となります｡さらに､当社の有するﾁｮｺﾚｰﾄ以外のｸﾘｰﾑやﾁｰｽﾞ類等の製菓･製ﾊﾟﾝ向け製品や大豆由来の製品等､幅広い製品をHarald社が有する販売網､強固なﾌﾞﾗﾝﾄﾞ力を利用してﾜﾝｽﾄｯﾌﾟで同国顧客に提供することで､更に顧客満足度を高め､Harald社製品のﾌﾞﾗﾝﾄﾞ力強化及び競合他社との差別化を図ってまいります｡　本年４月中に当社ｸﾞﾙｰﾌﾟがHarald社の発行済み普通株式の８３．３％を取得し､残りの持分は現株主でありHarald社CEOが継続保有する予定です｡当社は株式取得後もHarald社を熟知する現経営陣による経営体制を維持し､両社のｼﾅｼﾞｰを最大化することに努めます｡
（略）
以下､詳細は下記ｱﾄﾞﾚｽを参照ください｡
http://www.fujioil.co.jp/fujioil/news/pdf/150313.pdf