大塚化学／東山ﾌｲﾙﾑｸﾞﾙｰﾌﾟを買収｜物流ﾆｭｰｽ

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■大塚化学／東山ﾌｲﾙﾑｸﾞﾙｰﾌﾟを買収

大塚化学　東山ﾌｲﾙﾑｸﾞﾙｰﾌﾟを買収機能性ﾌｨﾙﾑ分野に進出　大塚化学株式会社（本社：大阪市中央区､代表取締役社長：原島丈治､以下｢大塚化学｣）は､東山ﾌｲﾙﾑ株式会社（本社：愛知県名古屋市､代表取締役社長：松原茂､以下｢東山ﾌｲﾙﾑ｣）をはじめとする東山ﾌｲﾙﾑｸﾞﾙｰﾌﾟ（海外現地法人の東山塑料薄膜（上海）有限公司､東山ﾌｲﾙﾑｺﾘｱ株式会社を含む）の買収契約をﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄ･ｴｸｲﾃｨ･ﾌｧﾝﾄﾞ会社であるCITICｷｬﾋﾟﾀﾙ･ﾊﾟｰﾄﾅｰｽﾞがｻｰﾋﾞｽを提供するﾌｧﾝﾄﾞと締結しました｡今回の買収により､大塚化学は東山ﾌｲﾙﾑの株式の９６％を取得することになります｡　大塚化学は今回の買収を通じて､機能性ﾌｨﾙﾑ分野へ新たに進出するとともに､東山ﾌｲﾙﾑのｺｰﾃｨﾝｸﾞ技術に大塚化学のﾘﾋﾞﾝｸﾞﾗｼﾞｶﾙ重合技術による樹脂"TERPLUS"を活かした素材技術を粘着剤等に活かすことで､製品の高品質化･高付加価値化を実現し､現経営陣とともに､経営基盤の更なる強化を目指します｡　東山ﾌｲﾙﾑｸﾞﾙｰﾌﾟは､ｽﾏｰﾄﾌｫﾝ･ﾀﾌﾞﾚｯﾄ端末や車載器等のﾀｯﾁﾊﾟﾈﾙに使用されるﾊｰﾄﾞｺｰﾄﾌｨﾙﾑ､液晶ﾃﾞｨｽﾌﾟﾚｲ等に使用される各種光学ﾌｨﾙﾑ等の機能性ﾌｨﾙﾑの製造･加工･販売･研究開発を行っています｡独自のﾌｨﾙﾑ加工技術（離型､表面保護､接着､抗菌､成型､薄膜化等）のみならず､後工程を含めた高次の摺り合わせ等による複合化技術に強みを有し､ﾌｨﾙﾑ加工における｢ﾜﾝ･ｽﾄｯﾌﾟ･ｿﾘｭｰｼｮﾝ｣を提供することで､国内外の顧客より高い評価を受けております｡　なかでも主力製品であるﾀｯﾁﾊﾟﾈﾙ用ﾊｰﾄﾞｺｰﾄﾌｨﾙﾑは､最終用途であるｽﾏｰﾄﾌｫﾝ･ﾀﾌﾞﾚｯﾄ端末の堅調な需要に支えられ､今後も市場拡大することが予測されています｡また機能性ﾌｨﾙﾑは､代替ｴﾈﾙｷﾞｰ分野（太陽電池､ﾘﾁｳﾑｲｵﾝ電池等）や医療分野等にも用途が拡大することが期待されています｡　尚､本件買収完了以降､大塚化学は､その保有する東山ﾌｲﾙﾑ株式の一部を､東山ﾌｲﾙﾑｸﾞﾙｰﾌﾟの取引先であるｱｲｶ工業株式会社（愛知県清須市）､名工建設株式会社（名古屋市中村区）､三菱化学ｴﾝｼﾞﾆｱﾘﾝｸﾞ株式会社（東京都中央区）他に対して再譲渡する予定です｡