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■神戸製鋼所/中国で自動車パネル用アルミ板材の製造・販売会社設立
中国における自動車パネル用アルミ板材の製造・販売会社設立について
2013年9月30日

株式会社神戸製鋼所
 
当社は本日の取締役会で、中国天津市の西青(シーチン)経済技術開発区において、自動車パネル用アルミ板材(以下、パネル材)の製造・販売を行う新会社を設立することを決定しました。新会社は、日系アルミ圧延メーカーでは初めての、中国におけるパネル材の現地生産拠点となります。真岡製造所から冷間圧延後の母材を供給し、現地では熱処理、表面処理などの精整工程を行います。
新会社の概要



社名:
神鋼汽車?材(天津)有限公司
代表者:
未定
設立:
2014年初頭予定
事業内容:
パネル材の製造・販売
所在地:
天津市 西青(シーチン)経済技術開発区
資本金:
4.5億人民元(約75億円)
出資:
神戸製鋼100%(神鋼投資有限公司経由を予定)
総投資額:
11.5億人民元(約190億円)
生産能力:
年間10万トン
稼動時期:
2016年稼動(予定)
従業員数:
140名程度(フル稼働時)
当社は、1980年代に日系自動車メーカー向けに初めてパネル材を納入して以来、日本市場を中心に実績を積み上げてきました。この結果、当社は日本のパネル材市場において50%強のシェアを有しております。当社はパネル材について、独自の材料開発や熱処理などの生産技術に加え、アルミに適した形状設計や加工のノウハウなどを有しており、日系自動車メーカーはもちろん、欧米系自動車メーカーからも高い評価を受けております。
今回進出を決めた中国は、世界最大の自動車市場であり、その生産台数は今後10年間で5割程度増加すると見込まれております。加えて、大気汚染等の環境問題を契機として燃費規制が一層強化されており、自動車軽量化ニーズが高まっております。このため、中国市場におけるパネル材の需要は、今後急速に拡大する見通しです。現在当社は、中国市場へのパネル材の供給を真岡製造所からの輸出で対応しています。しかしながら、日々増大する自動車メーカーからの現地供給要請に応えるためには、現地生産化が必要と判断し、今回の決定に至ったものです。
当社は、本年6月に欧州のアルミ圧延大手HYDRO社とパネル材に関する技術協力契約を締結しました。これに続く、この度の中国拠点設立により、世界的に伸長するパネル材の供給体制を強化していきます。
当社アルミ・銅事業部門は、軽量化ニーズによりアルミの採用が拡大している自動車分野に注力しています。自動車サスペンション用アルミ鍛造部品では、米国「Kobe Aluminum Automotive Products,LLC」(2003年5月設立)、と中国「神鋼汽車?部件(蘇州)有限公司」(2010年9月設立)を含めた日米中3極生産体制を確立しております。また、自動車バンパーなどの押出・加工品については、世界最大手のSAPA社と技術供与契約を締結しており、同社の拠点を通じたグローバル供給体制の構築を進めています。これらに加えて、パネル材についてもグローバル供給体制を整えることで、自動車向けアルミ分野でのリーディングカンパニーを目指してまいります。
 
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