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■矢野経済研究所/成長途上、医薬品・医療器材物流アウトソーシングビジネス、今後成長加速の可能性
成長途上、医薬品・医療器材物流アウトソーシングビジネス、今後成長加速の可能性
2013年07月19日
医薬品、医療材料等の流通・物流面の見直しは異業種の物流専門会社などから提案が進んでいる。医薬品・医療機器メーカーなどは自前で倉庫運営を行うのではなく、専門的企業に物流管理を委託。管理人員のシェア、共同配送網構築などにより業務効率化に結びつけている。これは、メーカー物流のアウトソーシングビジネスと言われる領域だ。他の業界よりも物流経費比率が低いことから本格的な検討が遅れていたが、外部委託の合理性が伝わるに従い、広く浸透。最近では販売物流のみならず、生産物流、調達物流、開発品(治験薬)物流等までを、アウトソーシングすることなどが広く検討されている。医療機器関係では、必要部材を回収して洗浄後に再利用する場面などもあり(インプラント関係の工具、内視鏡スコープ等)、回収物流の領域等で物流会社などが新たなビジネスを開拓している。病院からの回収、配送までの一連の流れを総合的に請負うことで、メーカーやディーラーが個別に対応するよりも業務効率を上げられるという。メーカー物流アウトソーシングビジネスの参入プレーヤーでは、日本通運、三菱倉庫、伊藤忠商事G、日立物流、ヤマトロジスティクスといった どちらかといえば医療異業種の企業が台頭している。そのような状況を鑑み、医薬品卸大手のスズケンは、本メーカー物流の部分を真剣に検討。コラボクリエイトというメーカー物流等企画会社で事業を展開するほか、スズケン本体でもSCM 本部を立ち上げ、メーカー物流から卸物流までの総合的なあり方などを掘り下げる構えを示す。医療の世界はメーカー数、ディーラー数が多く、品目別に専門企業がそれぞれ対応するなど、はたから見たら非効率と言えるような動きが無いわけではない。専門企業が担当すべき内容を再検討しながら、部分的に一般的な物流会社に委託するなど、業務を見直していくような流れは加速するのではないかと考えられる。
 
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