三井造船／72,800重量ﾄﾝ型ｵｰﾌﾟﾝﾊｯﾁ型一般貨物運搬船｢ﾍﾟﾄﾚﾙｱﾛｰ｣引き渡し｜物流ﾆｭｰｽ

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■三井造船／72,800重量ﾄﾝ型ｵｰﾌﾟﾝﾊｯﾁ型一般貨物運搬船｢ﾍﾟﾄﾚﾙｱﾛｰ｣引き渡し

72,800重量ﾄﾝ型ｵｰﾌﾟﾝﾊｯﾁ型一般貨物運搬船｢ﾍﾟﾄﾚﾙｱﾛｰ｣引き渡し-大容積貨物艙(86,600m3)を持つｵｰﾌﾟﾝﾊｯﾁｼﾘｰｽﾞ船3隻目竣工-

三井造船株式会社（社長：田中　孝雄）は､千葉事業所にて建造中でありました､ﾊﾞﾐｭｰﾀﾞ諸島､Gearbulk Shipowning Limited社向け72,800重量ﾄﾝ型ｵｰﾌﾟﾝﾊｯﾁ型一般貨物運搬船｢ﾍﾟﾄﾚﾙｱﾛｰ｣（PETREL ARROW､当社第1838番船）をこのほど完成し､本日同事業所にて引き渡しました｡本船は､86,600m3を超える大容積貨物艙を有した72,800重量ﾄﾝ型のｵｰﾌﾟﾝﾊｯﾁ型一般貨物運搬船であり､同型船4隻ｼﾘｰｽﾞの3隻目の竣工となります｡

主要目

全長
210.00m

長さ（垂線間)
202.00m

幅（型）
36.00m

深さ（型）
20.20m

総ﾄﾝ数
46,112

載貨重量ﾄﾝ数
72,924ﾒﾄﾘｯｸﾄﾝ

主機関
三井-MAN B&W ﾃﾞｨｰｾﾞﾙ機関 5S60ME-C8（Mark8）×1基

連続最大出力
9,450kW×89回転/分

航海速力
14.5ﾉｯﾄ（常用出力）

最大搭載人数
30人

船級
DNV

船籍
ﾊﾞﾊﾏ
引渡日：2013年7月25日

特長

本船はﾎﾞｯｸｽ形状の8つのﾎｰﾙﾄﾞ（貨物艙）を持ち､本船自身の荷役設備として4基のｼﾞﾌﾞｸﾚｰﾝを装備した世界最大級のｵｰﾌﾟﾝﾊｯﾁ型の一般貨物運搬船である｡
6つのﾎｰﾙﾄﾞにはﾁｪｰﾝ駆動を持つﾋﾟｷﾞｰﾊﾞｯｸﾀｲﾌﾟﾊｯﾁｶﾊﾞｰ(*)を採用しており､大きなﾊｯﾁ開口面積を確保している｡
ﾊｯﾁｺｰﾅｰ部の構造を工夫することにより､突起物の無い非常に大きなﾊｯﾁ開口と信頼性の高い貨物倉構造を実現している｡
貨物艙内に突起物がなく､また､貨物艙除湿装置を有するため､ﾊﾟﾙﾌﾟ･紙製品の輸送に適している｡
ﾊｯﾁｶﾊﾞｰ上にｺﾝﾃﾅ固縛金物及び材木用ｽﾀﾝｼｮﾝｿｹｯﾄなどを装備し､ｺﾝﾃﾅや材木輸送も可能としている｡
舵に省ｴﾈ装置を装備することにより､高い推進効率を実現している｡
主機関には､ｺﾝﾊﾟｸﾄ･高出力でMARPOL NOx排出規制を満たした電子制御ｴﾝｼﾞﾝ三井－MAN B&W 5S60ME-C8型を搭載している｡
ﾊﾞｳｽﾗｽﾀｰと高揚力舵を装備し､港内での操船性に優れている｡
ﾊﾞﾗｽﾄ水管理条約の発効に先立ち､ﾊﾞﾗｽﾄ水処理装置を搭載しており海洋環境の保護に配慮している｡
(*)：ﾋﾟｷﾞｰﾊﾞｯｸﾀｲﾌﾟﾊｯﾁｶﾊﾞｰ隣接する2枚のﾊｯﾁｶﾊﾞｰを上下に重ねた状態で隣接ﾎｰﾙﾄﾞ間の走行が可能なﾊｯﾁｶﾊﾞｰ装置｡ﾊｯﾁｶﾊﾞｰ格納ｽﾍﾟｰｽが不要なため､ﾌｫｰﾙﾃﾞｨﾝｸﾞﾀｲﾌﾟのﾊｯﾁｶﾊﾞｰに比べてﾊｯﾁ開口を大きくすることが可能となる｡