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■ヤマハ発動機/「流す」から「動かす」へ ヤマハ リニアコンベアモジュール新発売
 
「流す」から「動かす」へ ヤマハ リニアコンベアモジュール 「LCM100」新発売


2013年7月17日発表

 ヤマハ発動機株式会社は、最先端のロボット技術を活かし、従来のコンベア機器に代わる次世代搬送機器、リニアコンベアモジュール「LCM100」を開発し、2013年8月1日より発売します。 「LCM100」は、リニアモータとスライダ、コントローラのセットで1モジュールとなり、スライダの上にワーク(搬送物)を載せて搬送・位置決めをします。従来のコンベアが一定速度・同一方向にワークを"流す"のに対し、それぞれのスライダの動作方向や停止位置などの動きを制御し、高速・高精度に"動かし、位置決め"することができます。そのため、従来のコンベアでは不可能だった高度な搬送工程を実現します。 製品ライフサイクルの短期化、少量多品種生産が進み、搬送工程により一層の効率化が求められるなか、本製品により、お客さまの選択肢の拡大や、工程の幅が広がるなど生産設備の柔軟な運用、高度化や効率化が可能です。
ヤマハ リニアコンベアモジュール「LCM100」



名  称
ヤマハ リニアコンベアモジュール「LCM100」

発売予定日
2013年8月1日

価  格
オープン価格

初年度販売計画
400台
>> リニアコンベアモジュール「LCM100」製品ページ
<市場背景と製品の概要>
 これまで、モノを運ぶ搬送工程はベルトコンベアやローラーコンベアが主流でしたが、大量生産・大量消費から少量多品種生産へと変わり、製品のライフサイクルが短くなるなか、搬送工程には、これまで以上の柔軟性と、臨機応変な対応力が求められてきています。特に電子機器やデジタル機器などの業界においては顕著で、製品や生産方法が早いタイミングで変わり、その度に生産ラインを再構築するということが繰り返されています。 「LCM100」は、当社のロボット技術をベースに開発した次世代ロボットコンベアです。コントローラでスライダの速度、停止位置などの動きを制御し、高速・高精度に動かすことで、より柔軟な運用と高度化・効率化を実現します。
<製品の特徴>






(1)
モジュール構造による運用の柔軟性


 モジュール構造のため、搬送ラインを長くしたい時はモジュールを追加し、短くしたい時は減らす事が可能。作る製品が頻繁に変わり、搬送ラインの構成を変更しなければならないといった場合も、モジュールの追加/削減により、柔軟に対応することが可能です。


 1モジュールの全長は640o。新規のライン構築、変更に関してもスピーディーな立ち上げが可能となります。また、モジュールが余った場合も、別のラインへの転用や、保守用に保管することもできます。






(2)
ストッパー・センサー不要。プログラムのみの簡単な制御設定


 サーボ制御でストッパーやセンサーの必要がなく、停止位置の設定もプログラムを書き換えるだけで対応可能です。


 これまで搬送ラインを変更する際には、ストッパーの位置調整やセンサーの設定変更など、ハードとソフト両面の変更が必要となり手間がかかっていました。


 「LCM100」はそうした手間もなく、少量多品種や頻繁なライン変更など柔軟に対応することができます。






(3)
リニアモータ駆動の高速運転とタクトタイムの短縮


 リニアモータの原理でスライダ自身をダイレクト駆動するため、最高3m/秒での搬送が可能となり、従来のベルトコンベアやローラーコンベアで必要な位置決め工程が不要となるため、タクトタイムを大幅に短縮、工程全体の効率化を図ることができます。






(4)
スライダのフレキシブルな動きと、それによる自由なライン構築


 必要な場所で正確に止まる、速度を変更する、ひとつのスライダだけを後退させるといったフレキシブルな動きも可能。前進/後退、加速/減速を自由に設定でき、動きの幅が広がることで、これまでのライン設計の枠を超えた、より自由度の高い設計が可能となります。


 また、スライダはいったん搬送ラインから排出された後、再挿入されても続けて制御ができるので、分岐や合流などはもちろん、往復動作や循環動作も組み合わせた自由なライン構築が可能です。(※ 分岐・合流、循環用の設備はお客さまでの製作となります)
<仕様諸元表>






駆動方式
ムービングマグネット式 フラットコア付リニアモータ

最大可搬質量
5 kg

最高速度
3000 mm/sec

繰返し位置決め精度
±50 μm(全スライダ、RFIDによる補正実施後)

定格推力
48 N

本体断面最大外形
W136.5×H155 mm(スライダ込み)

ユニット長
640 mm(1モジュール)

スライダ長
238 mm(突起部除く)

最大ストローク
約10 m(16モジュール連結時)

最大スライダ数
16 台(16モジュール連結時)

スライダ停止位置
各モジュール内の両端65mm及び、各ラインの両端150mmを除く任意位置

最短スライダ間ピッチ
420 mm

コントローラ
LCC140(1モジュールあたり1台)

電源
単相200V
<導入イメージ>
 
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