ｱﾗﾋﾞｱ石油／会社分割による子会社をJX日鉱日石開発に株式譲渡｜物流ﾆｭｰｽ

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■ｱﾗﾋﾞｱ石油／会社分割による子会社をJX日鉱日石開発に株式譲渡

ｱﾗﾋﾞｱ石油が新たに設立する子会社の株式譲渡に関するお知らせ　当社の連結子会社であるｱﾗﾋﾞｱ石油株式会社（本社：東京都品川区､取締役社長：穂谷野　一敏､資本金：１３０億円｡以下｢ｱﾗﾋﾞｱ石油｣という）は､本日の同社取締役会において､石油上流事業の知見を有する人員等を包括的に譲渡するため､ｱﾗﾋﾞｱ石油が会社分割により今後新たに設立する子会社（以下｢設立会社｣という）をJX日鉱日石開発株式会社に譲渡することを決議し､ｱﾗﾋﾞｱ石油とJX日鉱日石開発株式会社との間で､株式譲渡契約（以下｢本株式譲渡｣という）を締結しましたので下記のとおりお知らせいたします｡１．本株式譲渡の目的･背景　ｱﾗﾋﾞｱ石油は石油開発事業の再構築に向けて努力を傾注してまいりましたが､開発投資規模の大型化等､事業環境が大きく変化する中で､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟの下で事業の拡大･発展を図り､収益面で当社ｸﾞﾙｰﾌﾟに寄与していくことが困難になりつつあります｡　このような状況を踏まえ､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟとしては､ｱﾗﾋﾞｱ石油が半世紀以上にわたり石油上流事業に携わってきた過程で蓄積した技術と豊富な経験を新たな形でわが国石油開発業界において活用するとともに､石油上流事業のﾎﾟｰﾄﾌｫﾘｵを整理し同事業から実質的に撤退することも視野に入れて所要の措置を進めることといたしました｡　具体的には､会社分割の手法により､当該技術･経験を有する人員をｱﾗﾋﾞｱ石油が新設する会社に承継させ､この設立会社の全株式をJX日鉱日石開発株式会社に譲渡することといたします｡　なお､現行の２件のﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄ（後述）およびｸｳｪｲﾄ石油公社との原油売買契約に基づく原油の購入･販売は引き続きｱﾗﾋﾞｱ石油が行います｡２．本株式譲渡の要旨［１］異動する会社の概要　会社分割により設立する会社（設立会社）については､今後､両社協議の上､決定いたします｡設立会社は石油上流事業に携わってきた過程で蓄積した技術と豊富な経験を有する人員及び当社ｸﾞﾙｰﾌﾟが保有する日本ｵｲﾙｴﾝｼﾞﾆｱﾘﾝｸﾞ株式会社の全株式（平成２４年９月末現在簿価約５億円）を承継いたします｡［２］株式譲渡先の概要　※添付の関連資料を参照［３］設立会社の株式に係る譲渡株式数及び譲渡前後の所有株式数の状況　設立会社の発行株式数については､今後､両社協議の上､決定いたします｡ｱﾗﾋﾞｱ石油が保有する設立会社の全株式を譲渡します｡［４］本株式譲渡の日程　･当社取締役会及びｱﾗﾋﾞｱ石油取締役会における本株式譲渡の承認：平成２４年１２月２７日　･ｱﾗﾋﾞｱ石油取締役会における新設分割計画書の承認：平成２５年２月（予定）　･当社取締役会における新設分割計画書の承認：平成２５年２月（予定）　･ｱﾗﾋﾞｱ石油臨時株主総会における新設分割計画書の承認：平成２５年２月（予定）　･設立会社の設立日及び株式譲渡日：平成２５年４月１日（予定）３．今後の見通し（１）現行の開発ﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄ　ｱﾗﾋﾞｱ石油が１００％子会社の　Norske　AEDC　ASを通じてﾉﾙｳｪｰ領北海で進めてきたｲﾒ油田再開発ﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄにつきましては､海上生産設備の不具合等により生産開始が大幅に遅れており､ｵﾍﾟﾚｰﾀｰ（操業主体）であるTalisman　Energy　Norge　ASと新たな開発･生産計画について協議を行っておりますが､未だ生産開始の目途は立っておりません｡生産開始までにはなお相当の時間と費用を要するものと考えられ､本ﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄの採算性の悪化が懸念されます｡　従って､今後はﾊﾟｰﾄﾅｰ等関係先と協議の上､権益の売却を模索することといたします｡　一方､ｴｼﾞﾌﾟﾄ･ｽｴｽﾞ湾ﾉｰｽｳｪｽﾄ･ｵｸﾄｰﾊﾞｰ鉱区にて開発を進めて参りましたﾌﾟﾛｼﾞｪｸﾄにつきましては､ｴｼﾞﾌﾟﾄの政治情勢を注視しつつﾊﾟｰﾄﾅｰであるｴｼﾞﾌﾟﾄ石油公社と協議を続けて参りましたが､同国の情勢はなお安定に至っておりません｡　従って､上記と同様､今後は権益の売却を模索することといたします｡（２）連結業績に与える影響　本株式譲渡が今年度の当社ｸﾞﾙｰﾌﾟ連結業績に与える影響は軽微であります｡　また､来年度以降の業績見通しにつきましては､中期事業計画を策定の上､改めてお知らせいたします｡以　上