ﾔﾏﾄｼｽﾃﾑ開発／ﾒｰｶｰのﾚﾝﾀﾙ事業立ち上げを支援するﾜﾝｽﾄｯﾌﾟｻｰﾋﾞｽ提供開始｜物流ﾆｭｰｽ

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■ﾔﾏﾄｼｽﾃﾑ開発／ﾒｰｶｰのﾚﾝﾀﾙ事業立ち上げを支援するﾜﾝｽﾄｯﾌﾟｻｰﾋﾞｽ提供開始

ﾒｰｶｰのﾚﾝﾀﾙ事業立ち上げを支援する｢『ﾚﾝﾀﾙ事業』＠ﾜﾝｽﾄｯﾌﾟｻｰﾋﾞｽ｣の提供開始

2012年11月12日　　　経営戦略室

ﾔﾏﾄｼｽﾃﾑ開発株式会社平成24年11月12日

ﾒｰｶｰのﾚﾝﾀﾙ事業立ち上げを支援する｢『ﾚﾝﾀﾙ事業』＠ﾜﾝｽﾄｯﾌﾟｻｰﾋﾞｽ｣の提供開始

　ﾔﾏﾄﾎｰﾙﾃﾞｨﾝｸﾞｽ傘下のﾔﾏﾄｼｽﾃﾑ開発株式会社（本社：東京都江東区､代表取締役社長：皆木　健司､以下YSD）は､主に高額品ﾒｰｶｰ向けに､ﾚﾝﾀﾙ事業のﾊﾞｯｸﾔｰﾄﾞ業務を一括で提供する｢『ﾚﾝﾀﾙ事業』＠ﾜﾝｽﾄｯﾌﾟｻｰﾋﾞｽ｣を11月1日より本格提供開始しました｡これにより､ﾒｰｶｰはﾚﾝﾀﾙ品を用意するだけで､ｼｽﾃﾑ開発や設備などの初期投資を抑えながらｽﾋﾟｰﾃﾞｨにﾚﾝﾀﾙ事業を開始することができます｡

１．背景

　医療機器や精密機器等の高額品には｢短期間だけ使用したい｣｢点検期間中だけ代替機を借りたい｣｢資産を持ちたくない｣等の顧客ﾆｰｽﾞが高く､各ﾒｰｶｰは"販売"以外の新たな収入源として"ﾚﾝﾀﾙ事業"に着目しています｡しかし､これまでﾚﾝﾀﾙ事業のﾊﾞｯｸﾔｰﾄﾞ業務を一括でｱｳﾄｿｰｼﾝｸﾞできるｻｰﾋﾞｽがなかったため､ﾉｳﾊｳ･人員体制･ｺｽﾄ面の障壁から､ﾒｰｶｰがﾚﾝﾀﾙ事業に参入するのは難しい状況でした｡また､高額品は販売の際に見込み顧客から｢実機で確認したい｣｢試用してから購入を決めたい｣と希望されることが多く､営業や企画部門等が本業の傍らで貸し出し業務も行っていたため､担当者の大きな負担となっていました｡

２．ｻｰﾋﾞｽ概要

　ﾚﾝﾀﾙ事業のﾊﾞｯｸﾔｰﾄﾞで必要な機能･業務を一括で提供します｡ﾚﾝﾀﾙ事業の新規立ち上げ時はもちろん､見込み顧客向けの購入前ﾄﾗｲｱﾙ（試用）実施の際等でもご活用いただけます｡

（１）受注業務支援

　ﾚﾝﾀﾙ品の受注業務を様々な方法（Ｗｅｂ､電話､ＦＡＸ）で代行します｡

（２）ｼｽﾃﾑ提供

　ﾚﾝﾀﾙ品の予約､貸出､在庫等の状況を一元管理できるｸﾗｳﾄﾞ型ｼｽﾃﾑ｢ﾚﾝﾀﾙ『見える化』＠Ｗｅｂ｣を提供します｡

（３）物流業務支援

　ﾚﾝﾀﾙ品の倉庫保管､配送､ｸﾘｰﾆﾝｸﾞ､回収を行います｡IT機器のｷｯﾃｨﾝｸﾞ作業も対応可能です｡

（４）決済代行

　信用審査を行った上でﾚﾝﾀﾙ料金の回収から保証までを行う決済ｻｰﾋﾞｽのご利用により､ﾒｰｶｰは信用審査や請求書発行等の手間を省け､新規の小規模顧客に対しても､安心して取引を開始できます｡（ﾔﾏﾄｸﾚｼﾞｯﾄﾌｧｲﾅﾝｽ(株)と別途契約が必要）　また､銀行､郵便振込みやｺﾝﾋﾞﾆ支払いに加えて､ｺﾚｸﾄｻｰﾋﾞｽ(代引)を利用した代金回収が可能です｡

（５）その他

　ｱﾌﾟﾛｰﾁ対象抽出やＤＭ発送等の販促活動を支援します｡

３．ご利用料金

ﾚﾝﾀﾙ｢見える化｣@web利用料金　　初期費用:30万円～､月額費用:3万円～（料金は業務内容により別途相談｡物流業務代行､決済代行の料金は別途個別相談）

４．今後の展開

　初年度は30社､2015年度までに70社との契約を目指します｡　機能面では､予約･承認､出荷､ﾚﾝﾀﾙ期限などをﾒｰﾙでお知らせするﾒｰﾙ自動送信機能を追加予定です（2013年1月予定）｡また､ﾚﾝﾀﾙ品の在庫回転率､稼働率などの分析機能を提供する予定です（2013年4月予定）｡

5．導入企業の声　＜医療機器ﾒｰｶｰのT社様＞

　当社では赤外線と可視光により､静脈を瞬時にｽｷｬﾝする医療機器を販売しています｡この機器は販売価格が100万円と高額なため､変動費で手軽に導入できるようにﾚﾝﾀﾙでの提供を開始したところ､医療制度改革などで収入が減っている病院やｸﾘﾆｯｸから｢月々のｺｽﾄを抑えられる｣と好評をいただいています｡ところが､需要が高まるにつれ商品管理や申込み対応に追われ､本来の業務である営業に支障が出てきました｡そこでﾚﾝﾀﾙ事業のﾊﾞｯｸﾔｰﾄﾞ業務をＹＳＤに一括でｱｳﾄｿｰｼﾝｸﾞしたところ､煩雑な業務から開放され､営業に専念できるようになり､販路拡大にもつながりました｡ﾚﾝﾀﾙ品をそのまま購入いただけるｹｰｽも増えてきており､今後もﾚﾝﾀﾙ事業に注力していこうと考えています｡

｢『ﾚﾝﾀﾙ事業』＠ﾜﾝｽﾄｯﾌﾟｻｰﾋﾞｽ｣は､2012年11月14日～16日に東京ﾋﾞｯｸﾞｻｲﾄにて開催される医療関係の展示会｢HOSPEX Japan 2012｣に出展します｡（ﾌﾞｰｽ番号4F‐21）