東海汽船／経常利益は前年比１４７･４％増（平成24年12月期第3四半期決算短信〔日本基準〕（連結））｜物流ﾆｭｰｽ

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■東海汽船／経常利益は前年比１４７･４％増（平成24年12月期第3四半期決算短信〔日本基準〕（連結））

平成24年12月期第3四半期決算短信〔日本基準〕（連結）
単位･百万円
　　　　　　　　　　　　　　　　売上高　　　　営業利益　　　経常利益　　　四半期純利益
24年12月期第3四半期　8,869 6.6 　　　738 149.2 　814 147.4 　　493 310.723年12月期第3四半期　8,320 △1.9 　296 △46.4 　329 △43.4 　120 △59.0
（略）
（１）連結経営成績に関する定性的情報
当第３四半期連結累計期間におけるわが国の経済は､東日本大震災からの復興需要や個人消費の持ち直しが内需を支え､景気は緩やかな回復傾向が見られましたが､長引く円高や､欧州の債務問題を背景とした海外経済の減速が懸念されるなど､景気の先行きは不透明な状況で推移いたしました｡このような状況のもと､旅客部門は最多客期である夏季における営業活動や大島の｢椿まつり｣などのｲﾍﾞﾝﾄや｢東京湾納涼船｣の集客活動､ｼﾞｪｯﾄﾌｫｲﾙのﾁｬｰﾀｰ営業および臨時航路の充実などに取り組みました｡さらに夏場の最多客期は､天候にも恵まれ船舶の就航が安定し､集客が好調に推移いたしました｡貨物部門では各島工事関連品目の輸送動向を注視し､引き続き集荷に遺漏がないように努めました｡また､全事業において震災による落ち込みから回復した結果､当第３四半期連結累計期間の業績は､売上高８８億６千９百万円（前年同期８３億２千万円）､営業利益７億３千８百万円（前年同期営業利益２億９千６百万円）､経常利益８億１千４百万円（前年同期経常利益３億２千９百万円）となりました｡これに税金費用などを計上した後の四半期純利益は４億９千３百万円（前年同期純利益１億２千万円）となりました｡
ｾｸﾞﾒﾝﾄの業績は､次のとおりであります｡≪海運関連事業≫主力の海運関連事業の旅客部門は､大島の｢椿まつり｣をはじめとして各島で開催されたｲﾍﾞﾝﾄの集客に注力するとともに､ｲﾝﾀｰﾈｯﾄ商品のさらなる販売強化を図りました｡また､｢東京湾納涼船｣をはじめ夏季の集客は好調に推移し､天候にも恵まれ､全航路での旅客数は６６万６千人（前年同期６１万６千人）となりました｡一方､貨物部門では､一部の島において公共工事関連の輸送が減少し､貨物取扱量は全島で２４万ﾄﾝ（前年同期２４万４千ﾄﾝ）となりました｡この結果､当事業の売上高は６５億５千２百万円（前年同期６２億５千１百万円）､費用面で船舶関係費用の減少があり､営業利益は１０億５千万円（前年同期営業利益７億９千万円）となりました｡
≪商事料飲事業≫当事業の中心となる商事部門は､燃料油の販売が好調に推移し､また料飲部門では｢東京湾納涼船｣の乗船客数が伸びたことに伴い､売上高は１３億７千３百万円（前年同期１３億３千７百万円）､営業利益は１億８百万円（前年同期営業利益１億３百万円）となりました｡
≪ﾚｽﾄﾗﾝ事業≫東京湾周遊のﾚｽﾄﾗﾝｼｯﾌﾟ事業は､震災による落ち込みから回復し､また東京ｹﾞｰﾄﾌﾞﾘｯｼﾞの開通による新名所効果も奏功し､ﾃﾞｨﾅｰﾀｲﾑｸﾙｰｽﾞの個人利用客が増加しました｡全ｸﾙｰｽﾞでの利用客数は７万７千人（前年同期６万９千人）､売上高は６億８千７百万円（前年同期５億２千６百万円）､営業損失は１千４百万円（前年同期営業損失１億１千２百万円）となりました｡
≪ﾎﾃﾙ事業≫大島温泉ﾎﾃﾙ事業は､新たに地の食材を使用した廉価商品を造成し集客に努めた結果､宿泊客･温泉利用客ともに好調に推移し､売上高は２億１千８百万円（前年同期１億７千４百万円）､営業利益は１千８百万円（前年同期営業利益８百万円）となりました｡≪旅客自動車運送事業≫当事業の中心となる大島島内におけるﾊﾞｽ部門は､震災後の観光客の落ち込みから回復しております｡また､定期路線ﾊﾞｽは大島町からの継続的な支援を受けております｡売上高は１億９千８百万円（前年同期１億７千５百万円）､営業利益は６百万円（前年同期営業損失８百万円）となりました｡
≪その他の事業≫ｼﾞｪｯﾄﾌｫｲﾙ３隻の整備を中心とした船舶修理事業です｡売上高は１億１千９百万円（前年同期１億１千６百万円）､また､整備体制の効率化による費用減もあり､営業利益は８百万円（前年同期営業損失１千３百万円）となりました｡
（略）