ＳＢＳﾎｰﾙﾃﾞｨﾝｸﾞｽ／経常利益は前年比２００･４％増（平成24年12月期第３四半期決算短信〔日本基準〕（連結））｜物流ﾆｭｰｽ

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■ＳＢＳﾎｰﾙﾃﾞｨﾝｸﾞｽ／経常利益は前年比２００･４％増（平成24年12月期第３四半期決算短信〔日本基準〕（連結））

平成24年12月期第３四半期決算短信〔日本基準〕（連結）
単位･百万円
　　　　　　　　　　　　　　　　売上高　　　　　　営業利益　　　経常利益　　　四半期純利益
24年12月期第３四半期　95,213 7.0 　　　2,020 93.9 　　1,997 200.4 　968 214.523年12月期第３四半期　88,974 △0.5 　1,041 △68.0 　665 △81.1 　　308 △83.0
（略）
（１）連結経営成績に関する定性的情報当第３四半期連結累計期間におけるわが国経済は､東日本大震災の復興需要やｴｺｶｰ補助金などによる需要の前倒し効果がみられたものの､欧州債務問題に起因する世界経済の減速や長引く円高および日中関係の悪化など懸念すべき問題も多く､依然として先行き不透明な状況で推移いたしました｡物流業界では､大震災による物流や輸送への影響は解消されましたが､景気減速による荷動きの停滞感が強まっております｡一方､燃料調達単価は小幅ながら値下がり傾向が見られますが､お客様の物流費抑制や同業者間の競争激化が続いており､採算性の維持には厳しい状況が続いております｡このような環境のもと､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟは､全方位の物流機能を有する３ＰＬ企業集団をめざして掲げた事業､投資､海外戦略の推進などに取り組みました｡事業戦略では､３ＰＬ事業の営業強化や新規業務拡大に取り組む一方､収益性の低い事業の見直しや改善を図りました｡投資戦略では､３ＰＬ事業の新たな拠点として千葉県野田市に建設を進めていた野田吉春物流ｾﾝﾀｰ（延床面積約１万坪）が９月末に竣工いたしました｡海外戦略は､５月にｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙに地域統括会社を設立し､ｲﾝﾄﾞの子会社Atlas Logistics Pvt. Ltd.の持つ現地法人を活用しながらＡＳＥＡＮ地域の海外拠点再編に着手し､ｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙ､ﾀｲ､ﾏﾚｰｼｱ､ﾍﾞﾄﾅﾑの拠点整備を完了いたしました｡ﾀｲでは日系ﾒｰｶｰ向けの国際一貫物流を受託し業務を開始しております｡これらの結果､当第３四半期連結累計期間における売上高は､食品など消費財関連の物流が上半期に堅調に推移したほか､前連結会計年度に実施したＭ＆Ａによるｸﾞﾙｰﾌﾟ企業の増加や３ＰＬ業務の拡大などが牽引し952億13百万円（前年同四半期比7.0％増）と増収になりました｡一方､営業利益は､売上高の拡大や低採算性業務の収益改善､赤字事業の縮小や黒字化などにより20億20百万円（前年同四半期比93.9％増）となりました｡経常利益は､第１四半期に持分法適用関連会社とした株式会社ｾﾞﾛにかかる持分法投資利益４億８百万円を営業外収益に計上したことから19億97百万円（同200.4％増）となりました｡四半期純利益は､翌連結会計年度に計画しているｸﾞﾙｰﾌﾟ会社の倉庫移転にかかる設備､資産の減損３億69百万円を特別損失に計上したことや繰越欠損金の使用による法人税等調整額の増加により９億68百万円（前年同四半期比214.5％増）となりました｡
ｾｸﾞﾒﾝﾄ別の経営成績は以下のとおりであります｡（物流事業ｾｸﾞﾒﾝﾄ）物流事業の売上高は､前連結会計年度にｸﾞﾙｰﾌﾟ入りした日本ﾚｺｰﾄﾞｾﾝﾀｰ株式会社およびAtlas　Logistics Pvt. Ltd.の２社の業績が加わったほか､毎年季節要因により落ち込む食品関係の荷動きが年初から春先まで活発であったことや３ＰＬ事業の拡大などにより､887億57百万円（前年同四半期比7.2％増）と増収となりました｡営業利益は､10億22百万円（同153.3％増）となりました｡これは､売上高の増加に加え､不採算業務の改善が進んだこと､前年同四半期にあった震災影響やｾﾝﾀｰ立ち上げなどによるｺｽﾄ負担がなくなったことなどによるものです｡
（不動産事業ｾｸﾞﾒﾝﾄ）不動産事業の売上高は､施設の新たな稼働や販売などがなかったことから､微増の18億26百万円（前年同四半期比2.1％増）､営業利益は､９億20百万円（同9.9％増）となりました｡
（その他事業ｾｸﾞﾒﾝﾄ）その他事業の売上高は､人材事業､環境事業が回復基調に転じ､46億29百万円（前年同四半期比6.4％増）と増加､営業利益も19百万円（前年同四半期は営業損失２億29百万円）となり黒字に転換しております｡
（略）