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■ボーイング/今後20年間の新造民間航空機の市場規模は4.5兆ドル、2012年度最新市場予測を発表
ボーイング、2012年度最新市場予測を発表


今後20年間の新造民間航空機の市場規模は4.5兆ドル、機数ベースで34,000機と予測
今後20年で機数は倍増
新型高効率機の需要
新興国が成長を牽引
2012年7月3日ロンドン発ボーイングは本日、「2012年度最新市場予測(2012 Current Market Outlook)」を発表しました。民間航空機市場の好調さを反映し、同予測では今後20年間での新造機の市場規模は金額ベースで4兆5千億ドル、機数ベースでは34,000機で、現在の市場規模の倍になると試算しています。
ボーイング民間航空機部門のマーケティング担当バイス・プレジデントであるランディティンゼスは、「世界の航空機市場は、これまでにないほど広く、深く広がり、多様性も増加しており、機体の製造率を全体的に引き上げる要因となっています」と語りました。
当予測では、旅客数は年率5%で増加、貨物量は年率5.2%で増加すると予測しています。次世代737型機や737MAXに代表される単通路型機は引き続き好調さを持続し、747、777、787型機などのワイドボディ機の需要は約40%がアジア系航空会社によるもので、約2兆5千億ドル相当の新造機をデリバリーすると試算しています。
新造機のデリバリー機数:2012年〜2031年
機数 金額(10億ドル)
単通路機 23,240 2,030
双通路機 7,950 2,080
大型機 790 280
リージョナル機 2,020 80

中国、インドをはじめとした新興国の成長が今後20年間でのデリバリー機数を押し上げる要因となり、低料金で旅客増を狙うロー・コスト・キャリア(LCC)も急速に成長します。また、効率性の低い旧型機からの代替需要も高く、全デリバリー機数の約41%が代替機であると試算しています。
今後20年間での新型機市場は、より地域的にバランスがとれ、航空機のデリバリー先としては、これまでと同様、中国をはじめとしたアジア太平洋地域が主になると予測しています。
新造機のデリバリー機数:2012年〜2031年
アジア太平洋地域 12,030機
ヨーロッパ 7,760機
北米 7,290機
南米 2,510機
中近東 2,370機
C.I.S 1,140機
アフリカ 900機
計 34,000機

世界貨物機市場予測を更新
航空貨物市場の動きが鈍化しており、ボーイングでは、今後20年間の全世界の貨物機数予測を下方修正しました。が、それでも今後20年間で今日の1,740機から3,200機に約倍増すると予測しており、940機が新造機(現在のリストプライスで2,500億ドル)、1,820機が旅客機からの改造を見込んでいます。なお、新造機の内訳は、貨物搭載量が80トンを超える大型貨物機が680機、同40〜80トンの中型貨物機が260機で、同45トン以下の貨物機は全てが旅客機からの改造型で1,120機となると予測しています。
ボーイングの市場予測は1960年代初期に初めて市場に公表して以来、民間航空機市場のなかで最も包括的かつ権威ある分析として評価されています。この市場予測の詳細は、ボーイングのホームページ(www.boeing.com/cmo)でご覧いただけます。
 
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