ｲﾇｲ倉庫／売上高は前年比6･9％減､経常利益は前年比29･7％増（平成24年3月期決算短信〔日本基準〕（連結））｜物流ﾆｭｰｽ

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■ｲﾇｲ倉庫／売上高は前年比6･9％減､経常利益は前年比29･7％増（平成24年3月期決算短信〔日本基準〕（連結））

平成24年3月期決算短信〔日本基準〕（連結）
単位･百万円
　　　　　　　　売上高　　　　　営業利益　経常利益　当期純利益24年3月期　8,040 △6.9 　806 15.3 　652 29.7 　395 ―23年3月期　8,636 ― 　　　699 ― 　　　503 ― 　△61 ―
（略）
（1）経営成績に関する分析当連結会計年度における当社ｸﾞﾙｰﾌﾟを取り巻く事業環境は､物流業界においては､貨物取扱量および貨物保管残高は概ね前年度を下回る水準で推移しましたが､賃貸物流施設の空室率は改善し､年度を通じ高稼働で推移いたしました｡また､不動産業界においては､都心部における賃貸ｵﾌｨｽの空室率が高止まりの状況にあり､賃貸ﾏﾝｼｮﾝ市況も軟化傾向が続くなど､依然として厳しい状況で推移いたしました｡このような状況下､当連結会計年度における当社ｸﾞﾙｰﾌﾟの業績は､営業収益につきましては､連結子会社でありました株式会社ｲﾇｲｼｽﾃﾑｽﾞの全株式の譲渡等により､前年度比596百万円減収(△ 6.9%)の8,040百万円となりました｡また､営業利益は前年度比107百万円増益(＋15.3%)の806百万円､経常利益は前年度比149百万円増益(＋29.7%)の652百万円､当期純利益は前年度比456百万円増益の395百万円となりました｡
当社ｸﾞﾙｰﾌﾟのｾｸﾞﾒﾝﾄ別の業績は次の通りであります｡①物流事業物流事業におきましては､貨物取扱量の減少による影響があったものの､神戸みなと倉庫（賃貸物流施設）が満室稼働となり､営業収益は前年度比143百万円増収(＋4.7%)の3,233百万円となりました｡ｾｸﾞﾒﾝﾄ損益は､業務効率化の更なる推進等により前年度比367百万円と大きく増益となったものの､依然として償却負担が大きく､97百万円の損失となりました｡
②不動産事業不動産事業におきましては､前年度下期に竣工したｱﾊﾟｰﾄﾒﾝﾂﾀﾜｰ勝どきの通期稼働が寄与し､営業収益は前年度比55百万円増収(＋1.3%)の4,227百万円となりました｡ｾｸﾞﾒﾝﾄ利益は､既存賃貸物件の稼働率低下等の影響により､前年度比247百万円減益(△ 12.8%)の1,681百万円となりました｡
③その他営業収益は前年度比795百万円減収(△57.9%)の578百万円､ｾｸﾞﾒﾝﾄ利益は前年度比33百万円減益（△ 56.6%）の25百万円となりました｡※なお､ｼｽﾃﾑ開発関連事業につきましては､平成23年7月1日付にて､連結子会社であった株式会社ｲﾇｲｼｽﾃﾑｽﾞの全株式を譲渡し連結対象外となったことに伴い､第１四半期連結累計期間よりその他に含めて表示しております｡
（次期の見通し）物流業界においては､貨物取扱量の伸び悩みや物流合理化の影響等により､また､不動産業界においては､都心部における賃貸ｵﾌｨｽの需給ﾊﾞﾗﾝｽの緩みや賃貸ﾏﾝｼｮﾝ市況の軟化等により､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟを取り巻く事業環境は厳しい状況が続くものと見込まれます｡このような事業環境のなか､当社ｸﾞﾙｰﾌﾟでは､引き続き､業務効率化及び品質向上に努めるとともに､物流事業ｾｸﾞﾒﾝﾄでは､営業機能を強化し､顧客獲得及び顧客の物流ﾆｰｽﾞに応える事業を展開してまいります｡また､不動産事業ｾｸﾞﾒﾝﾄでは､顧客利便性の更なる向上及び既存施設の稼働率向上に努めてまいりますとともに､中央区月島三丁目所有地の再開発を取り進めてまいります（今夏着工予定､来年夏竣工予定）｡次期の業績予想につきましては､営業収益は当年度比483百万円減収の7,557百万円､営業利益は当年度比93百万円減益の713百万円､経常利益は当年度比72百万円減益の580百万円となり､当期純利益は当年度比65百万円減益の330百万円となる見込みです｡
（略）