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■日立製作所/「日立グローバルソリューション for SAP」を提供開始
SAP? Best Practicesを強化したグローバルテンプレートグローバルAMOサービス、および導入ノウハウのナレッジを含む、「日立グローバルソリューション for SAP」の提供を開始
  株式会社日立製作所(執行役社長:中西 宏明/以下、日立)は、このたび、SAP? ERP*1の導入から運用までのグローバル対応力を強化し、グローバルテンプレート、グローバルAMO*2サービス、およびシステム導入のノウハウを体系的に整備したナレッジデータベースを組み合わせて、トータルで支援可能なソリューションとして「日立グローバルソリューション for SAP」を整備しました。  本ソリューションは、基幹システムとしてSAP ERPの利用を検討している企業および、既に一部の拠点で導入済みの企業に向けたソリューションとして、4月2日から提供を開始します。

*1
SAP? ERP :SAP社の提供する基幹システム(パッケージソフトウェア)
*2
AMO(Application Management Outsourcing):業務システムの運用を専門の業者に外部委託すること。
  昨今、日系グローバル企業においてはビジネスのグローバル化が急速に進んでおり、市場競争力を持つためには、これまで以上に限られた投資予算でグローバル経営管理を実現することが求められています。  こうした背景のもと、日立は企業の基幹システムとして広く利用されているSAP ERPの導入において、海外を中心にスタンダードとなっているSAP? Best Practices*3 (ベストプラクティス)に、より実務に則した業務プロセスに対応する機能などを追加し、「日立グローバルテンプレート for SAP HITRY/Global」(ハイトライ/グローバル/以下、HITRY/Global)として整備しました。SAP社の発表によると、SAP Best Practicesを活用することでSAP ERP導入プロジェクトにおける総工数を平均32%削減*4できると言われています。日立は、さらなる総工数削減をめざして「HITRY/Global」を整備しました。  また、SAP ERP導入後の運用面においても、マルチベンダー化をはじめとするグローバルならではの課題を解決するために、日立は、海外拠点を含めたワンストップでの運用が実現可能な「日立グローバルAMOサービス for SAP」を整備しました。  「HITRY/Global」ならびに「日立グローバルAMOサービス for SAP」と、日立グループ自身の基幹システムグローバル導入活動で培ったノウハウを体系的に整備した「日立グローバルナレッジデータベース」(以下、ナレッジ)を組み合わせ、今回、日立は「日立グローバルソリューション for SAP」として提供を開始します。

*3
SAP? Best Practices :SAP社が提供しているユーザー導入を合理化するために事前設定済みのビジネスプロセスおよびプロジェクトアクセラレータ。
*4
32%削減 :SAP社が海外の導入プロジェクト結果を集計し、これまでの導入方法とBest Practicesを使用したプロジェクトの所要工数を比較した結果を公表しているもの。必ずしも全ての企業における削減を保証するものではない。
「日立グローバルソリューション for SAP」の特長
1. SAP Best Practicesをベースに大幅な機能拡張を図ったグローバルテンプレート「HITRY/Global」
  新しい導入環境である、SAP Best Practicesベースの導入に対応しました。また、グローバル導入の際に課題となる国や地域の法制度や商習慣への対応についても、SAP Best Practicesで標準として用意されているコンテンツに、業務プロセスを補完するソリューション(Point 5 Solutions)や業種別ソリューション(Industry Solutions)、各国要件(Country Requirement)を追加し、対応可能な業務が大幅に増加しています。工数削減が期待できるSAP Best Practicesに、さらに機能を加えることにより、さらなる工数削減が期待できます。

2. グローバルノウハウを体系的に整備した「ナレッジ」
  日立グループ自身における基幹システムのグローバル導入活動で培ってきた、さまざまなナレッジをデータベースとして体系的に整備しました。導入プロジェクトにおいて本ナレッジを活用することにより、導入先の国や地域で法制度として求められている要件やその実装方法などをドキュメントで提示できるようになります。
3. 国内/海外向けの両テンプレートを組み合わせて利用することにより、適合パターンが大幅に増加
  SAP ERPを導入するにあたっては、企業の状況や要望により、さまざまな導入パターンが想定されます。国内の導入に適したテンプレート「HITRY/Value」(ハイトライ/バリュー)に加え、海外での導入に適した「HITRY/Global」を整備したことにより、適合するプロジェクトのパターンが大幅に広がりました。両テンプレートを適材適所で組み合わせて活用することで、これまで以上に企業固有の状況や要望に対する柔軟な対応が可能となります。
4. グローバルでワンストップ運用を実現する「日立グローバルAMOサービス for SAP」
  国内トップレベルのSAP ERPの運用実績を活用し、日立が構築したシステムはもちろん、他社が構築した場合であっても日立がSAP ERPを一括運用することが可能です。本サービスにより、特に海外拠点で多く見られるマルチベンダー運用保守による課題(各システム間のトラブル、委託元のマルチベンダー調整作業負荷など)を大幅に低減することが可能となります。
「日立グローバルソリューション for SAP」の価格と提供時期



ツール
名称
内容
価格
提供時期

テンプレート(海外)
日立グローバルテンプレートfor SAPHITRY/Global
SAP Best Practicesに機能を追加した中堅・大企業向けのグローバルテンプレート。(SAP ERP導入で利用する)

SAP Best Practicesが提供する業務を補完し、より実業務に則した業務プロセスを実現するソリューション
SAP社推奨のビジネスマップであるSAP? Solution Composerに完全準拠した業種別ソリューション
各国要件を実現する機能
個別見積
2012年4月2日

ナレッジ(海外)
日立グローバルナレッジデータベース
日立グループにおける基幹システムのグローバル導入活動から収集したナレッジ(導入先の地域・国における法制度・商習慣などのノウハウを整備したドキュメント類)

AMO(国内・海外)
日立グローバルAMOサービスfor SAP
他社構築のSAP ERPも含め、国内・海外拠点のSAP ERPを、グローバルでワンストップ運用を実現するアウトソーシングサービス

テンプレート(国内)
HITRY/Value
従来の導入アプローチで活用する、日本の法制度・商習慣に対応する多くの機能と、プロジェクト遂行に必要な各種ドキュメント群を取り入れたテンプレート
提供中
販売目標

海外導入分として2015年度末までに累計300億円(ハードウェア、ライセンス料を含む)
  なお、今回の発表にあたり、以下のコメントをいただいています。
SAPジャパン株式会社 バイスプレジデント パートナー本部 本部長 佐藤 知成 氏
  SAP Best PracticesはSAPソフトウェアの導入効率を大幅に向上させるソリューションで、世界中で多くの企業に採用されています。昨今の日本企業のグローバル化により、日本でもSAP Best Practiceの評価が高まっており、SAPジャパンもその取り組みを強化しています。このような状況下で日立製作所が提供されるSAP Best Practicesベースに開発したテンプレートおよび導入サービスは、お客様のグローバル化を強力に支援するソリューションになると確信しています。
関連情報

「日立SAPグローバルソリューション for SAP」に関するホームページ
他社所有商標に関する表示

SAP、記載されているすべてのSAP製品およびサービス名はSAP AGのドイツおよびその他世界各国における登録商標または商標です。
記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標または登録商標です。
 
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