物流ニュース&用語辞典 powerd by e-LogiT
物流ニュース
ニュース 用語 セミナー
■国土交通省/外国船検査が転覆・沈没事故を未然に防止
外国船検査が転覆・沈没事故を未然に防止18か国、7 千5 百隻の検査を国土交通省が分析
日本、韓国、オーストラリア等アジア太平洋地域18 か国は、昨年9月から11月までの3ヶ月間共同で、入港する外国船の構造安全に焦点を当てた集中検査(ポート・ステート・コントロール)を7,534 隻に実施しました。この集中検査で発見された欠陥の36.6%、1,072 件で、貨物船の転覆・沈没の原因となる貨物倉ハッチカバーの構造欠陥など開口部保護の不備が是正されました。今回のポート・ステート・コントロールによる集中検査は、船舶の転覆・沈没事故の未然防止に貢献するものとなりました。貨物が石炭や鉄鉱石の場合、荒天時にハッチカバーの構造欠陥から海水が浸入すると、船舶の動揺により海水を含んだ貨物が液状化し、動揺と同調して転覆・沈没の危険にさらされることになります。経済成長により、オーストラリア、ブラジルから中国への鉄鉱石の海上輸送量が年5割増になるなど天然資源の海上荷動きが増加しているアジア太平地域においては、2010 年後半からの約1年間で4隻の鉱石運搬船が貨物の液状化により沈没し66 名の人命が失われており、鉱石運搬船の転覆・沈没事故を減少させることが課題となっています。集中検査で発見された欠陥例のひとつが下の写真のケースです。ハッチカバーの欠陥から荒天時に海水が浸入し、石炭貨物が液状化し船体が大傾斜したものです。幸い転覆には至りませんでしたが、非常に危険な状態でした。この船舶は、ハッチカバーの覆いを増設することにより、関係条約の基準に適合した後に出航しましたが、このようなハッチカバーの欠陥など開口部の構造の不備を検査で早期に発見し是正することにより、船舶の転覆・沈没事故を未然に防止することができます。検査は、入港する外国船に対し、船舶の構造設備などが国際条約に定める基準を満足していることを確認するもので、ポート・ステート・コントロールと呼ばれています。今回集中検査を行った船舶を旗国別に見るとパナマ1,900 隻(32.2%)、次いで香港468 隻(7.9%)、リベリア366 隻(6.2%)、シンガポール347 隻(5.9%)などとなっています。また、7,534 隻の内、1,558 隻は日本がポート・ステート・コントロールを実施しました。上記の国土交通省による分析結果の報告書は、アジア太平洋地域18 か国のポート・ステート・コントロール地域協力の委員会(4月にチリで開催予定)に提出されます。委員会では、ポート・ステート・コントロール実施の重点化対策などを議論する予定です。
 
前の記事へ次の記事へ
【このURLを友達に教える
携帯版メールニュースの配信登録
最新の物流ニュースと1日1語(2語)の物流用語を平日朝7時ごろにお送りします。朝のコーヒー、通勤(通学)時に学んでください。
ご希望の方は、空メールを送信すると登録できます。
イー・ロジットの個人情報保護方針はこちら
サイト内検索
ホーム ページ下部
物流ニュース&用語集
 物流ニュース / 物流用語辞典 / セミナー情報
 ニュース登録(空メール)
事業内容
 社員教育 / 通販物流代行 / 物流改善・コスト削減
会社案内
 会社概要 / アクセス(地図)
 プライバシーポリシー
 訪問販売法に基づく表記
採用情報
 採用情報
 通販物流スタッフ(パート/アルバイト)
友達にURLを教える
お問い合わせ
Copyright(c)e-LogiT.com All Rights Reserved.