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■双日/カンボジアで配合飼料の生産・販売事業に参入
双日、カンボジアで配合飼料の生産・販売事業に参入〜東南アジアで急拡大する配合飼料の需要に対応〜
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2011年12月7日
双日株式会社は、中国最大の畜産・飼料会社である新希望集団有限公司(本社:中華人民共和国四川省成都市、董事長:劉 永好(りゅう えいこう)、以下「新希望」)がカンボジアに所有する飼料製造会社の四川新希望農業(柬埔寨)有限公司(以下、新希望カンボジア社)の10%の株式を取得、カンボジアでの飼料事業に参入しました。
新希望カンボジア社はプノンペン市内のプノンペン経済特区に位置し、資本金は6百万米ドル、年間20万トンの配合飼料の生産能力を備え、2011年5月に生産を開始しています。双日の出資額は60万ドル(日本円 約4600万円)です。日系企業が、カンボジアで畜産用配合飼料の生産・販売事業に参入するのは今回が初めてです。
【新希望カンボジア社周辺図】
 
カンボジアにおける飼料の需要は、食肉需要の増大に伴い年々増加しており、2008年の約120万トンから2014年には250万トンと倍増が見込まれています。新希望カンボジア社は、将来的に生産能力を増強する為の工場の拡張も想定しており、カンボジアでの配合飼料のトップメーカー入りを目指しています。
双日は、既にベトナムにおいて、協同飼料株式会社と共同で、双日協同飼料会社(Kyodo Sojitz Feed Co., Ltd./双日51%出資)を設立し、2013年の生産開始を目指し工場を建設中です。双日は、ベトナム、カンボジアにおけるこれらの配合飼料会社を含め、経済成長に伴う飼料原料の需要増大に対応し、出資先であるインターフラワー・ベトナム社(IFV社、双日20%出資)が所有するASEAN最大の穀物専用港カイメップアグリ港を活用し、カンボジア・ベトナムを中心としたメコン地域周辺へ競争力のある飼料原料を供給していきます。また今後は、インドシナ地域(ベトナム、カンボジア、タイなど)の陸上国際物流サービスの活用により、ASEAN域内における木目細かい物流の要望に答えることが可能です。
以上
新会社概要



会社名称:
四川新希望農業(柬埔寨)有限公司SICHUAN NEW HOPE AGRIBUSINESS(CAMBODIA) Co., Ltd.

設立:
2010年4月

資本金:
600万米ドル

出資構成:
新希望90%、双日10%

代表者(総経理):
姚 永建(よう えいけん)

本店所在地:
カンボジア王国カンダル州

事業内容:
配合飼料の生産・販売

製造設備:
最大生産能力20万トン/年

操業スケジュール:
2011年5月生産開始
カイメップアグリ港の概要
ベトナム製粉大手のIFV社が所有する、ASEAN域内で最大規模の穀物専用港湾設備(カイメップアグリ港)。パナマックス級(約7万トン)の大型船が接岸できることから、大量輸送により価格競争力のある飼料原料の供給が可能となります。
インドシナ地域(ベトナム、カンボジア、タイなど)の陸上国際物流サービス
双日の子会社の双日ロジスティクス社が行うベトナム、カンボジア、タイを結ぶ陸路輸送サービス。確実で効率的な国際複合一貫輸送が可能となり、カイメップアグリ港を起点とした穀物バリューチェーンの構築を可能にします。
 
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